ぼくのたび

  • ブロンズ新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784893096470

作品紹介・あらすじ

とびらをあけて、ここではないべつのどこかへ。ぼくはまだ、このちいさなまちしかしらない。だけどいつか、ぼくが、おおきなかばんをもって、このまちをでて、このくにをでて・・・。ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞、ニューヨークタイムズ・ニューヨーク公共図書館絵本賞他、世界中で高い評価を受ける実力派作家がリトグラフで描く、美しいたびの絵本。

感想・レビュー・書評

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  •  私にとって、旅というのは、人生に特別な価値をもたらしてくれる、とても大切なものだけれども、その反面、年を重ねる毎に行きづらく感じてくるのは何故だろう?

     何か旅先にいる私自身が、とても好きだなと思う瞬間のひとつに、旅先に来ると何故か心穏やかで優しい気持ちになることがあり、普段の日常生活では、つい渋い表情になるようなことも、旅先では全くそう感じない、おそらく、この日常に於いて中々叶わないであろう、もう一人の私自身に出会える非日常感の新鮮さというか。これがたまらなくて、やはり旅は良いなと思う。

     また、自然環境や寺社仏閣など訪れる場所に於いて、何故そうした気持ちになるのかは分かるような気がして、それは私の場合、そこで得られる言葉や形に出来ないものを体験させて頂くことへの感謝の気持ちなのだと思い、やはり、こうした気持ちを抱かせてくれる旅の魅力であるし、更に旅先で気軽に声をかけて下さる方々や、お食事処の方々の温かいお言葉にも、特別な思いを抱かせる。

     しかし、そんな楽しさとは裏腹に、ふとした時、もの凄く泣きたくなる瞬間が訪れたりすることもあるのが、私には年を重ねる毎に、とても耐え難くなり、おそらくその理由は、これだけ素晴らしい体験をさせてもらった場所から去り難い気持ち以上に、普段、あれだけ見慣れたはずの故郷への恋しさが込み上げてくることなのではないかと思い、旅を通して改めて実感させられたのは、実は普段住み慣れている故郷の素晴らしさを、客観的に見直す機会なのではないかとも、思えてくるのであった。

     とは書きつつも、故郷に帰ってきて数日経つだけで、「ああ、良かった。また行きたいな!」と思うのだから、我ながら都合の良い葛藤ではあるのだが、その旅先で辛く感じるそれというのは、やはり、それぞれが共に素晴らしく、かけがえのないものであるからこそ、それだけ本能的にセンチメンタルな気分になったり、胸がはち切れそうなくらい自己のあるべき場所に苦しむ、私の存在価値の卑小さを、突然意識させられるのであろう。


     そして、私がこれだけ長々と書いてきた旅の素晴らしさを、無駄のない完璧な構成で思い出させてくれたのが、この絵本です。

     「みやこしあきこ」さんの、その精密で美しいリトグラフは本書で極まった感を受け、それは、旅の始まりと終わりに加えて、旅は生きている限り永遠に続くことも表している、見返しの黄昏時の空の絵や、後ろ姿に漂う、なんとも言えない哀愁に思わず胸を鷲づかみにされる、夕暮れと夜のあわいに飛行機に乗り込む裏表紙の絵にも、よく表れています。

     また、本編に於いても、その絵の美しさは筆舌に尽くしがたいほど本能に響くものがあり、それはやはり、楽しさだけではない、私も共感できるようなセンチメンタルにさせる思いを感じさせるものを、その光や影や風の表現によって、まさにかけがえのない、その瞬間瞬間を切り取った、そうした気持ちを呼び起こさせる絵は、写真よりも綺麗だと思わせる圧倒的な美による切なさの極みであることに加えて、主人公の思いの強さを表したようなモノクロとカラーの使い分けも感動的です。

     更には、ここではないどこかへ行きたい気持ちを宿らせた、背表紙の鳥の絵や、主人公が経営する「Solitude Hotel」の「Solitude」に『孤独』の意味があることや、主人公の未来を祝福しているような最後の絵と、全ての絵にはちゃんとした意味があって、それぞれが集約することで、前述した旅の楽しい部分と切ない郷愁的な部分の混ざり合う素晴らしさを感じさせてくれたのは、旅好きである、みやこしさんだからこそ、表現出来たのだろうと思わせる感動があり、これだけ一つのテーマを、一切の無駄のない絵と文章で美しく纏め上げた絵本も、なかなか無いのではと思わせる完璧さです。

    • akikobbさん
      たださんこんにちは。
      このレビューを読んでこの本も読んでみたくなり、やっと読んで感想も書いたのですが、そのあともう一度たださんのレビューを読...
      たださんこんにちは。
      このレビューを読んでこの本も読んでみたくなり、やっと読んで感想も書いたのですが、そのあともう一度たださんのレビューを読み返してみて、このレビューを最初に読んだ時になんだかキュンっと切なくなったことを思い出し、またキュンっとなりました。旅に出てふと悲しくなる瞬間に「耐え難くなる」ような感覚、少しわかる気がします。
      改めて絵の色合いなど眺めて再鑑賞してます。
      素敵なレビュー、ありがとうございます♪
      2023/09/10
    • たださん
      akikobbさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます(^^)

      先程、akikobbさんのレビュー、拝見致しました(*'▽'*)
      ...
      akikobbさん、こんにちは。
      コメントありがとうございます(^^)

      先程、akikobbさんのレビュー、拝見致しました(*'▽'*)
      改めて、何度でも見てしまいたくなる絵ですよね♪
      また、私の感想がきっかけで読んで下さったことと、私個人の感慨にふれて下さったこと、とても嬉しいです。
      ありがとうございます。
      2023/09/10
  • 〈 ボローニャ・ラガッツィ賞特別賞、ニューヨークタイムズ・ニューヨーク公共図書館絵本賞他、世界中で高い評価を受ける実力派作家がリトグラフで描く、美しいたびの絵本〉

    先月NHKハートフォーラムをリモートで視聴した
    ーパソコン壊れる前でよかったー
    『絵本がひらく共生社会のとびら』柳田邦夫さんのお話し、それにみやこしあきこさんが出演しておられて、あんなに輝かしい評価の作家さんなのに、気取らず自然体で、でも、絵本への想いを語っておられた
    この絵本のリトグラフ制作の現場も少し映っていた

    この「旅」!
    なんてすてきなんだろう!
    画面に吸い込まれる
    まず絵が浮かびそこから絵本がうまれるのだそうだ

    他にも大好きな絵本がたくさんあるが、これはとびっきり心に残る絵本になった

    ≪ カバン持ち このまちはなれ 旅に出る ≫

    • はまだかよこさん
      たださんへ
      おはようございます
      パソコンが壊れ凹んでいました(〃艸〃)
      書き溜めた作品が消えたかと!
      なんとか復活してやれやれです
      ...
      たださんへ
      おはようございます
      パソコンが壊れ凹んでいました(〃艸〃)
      書き溜めた作品が消えたかと!
      なんとか復活してやれやれです

      この絵本、ほんと惹かれますよね
      あーわたしも旅に!
      でもでも
      旅も若いうち体力あるうちに
      つくづく思います

      今いろいろ絵本の勉強会に参加しています
      ますます絵本の魅力に
      みやこしあやこさん、ダントツですよね

      わざわざコメントありがとうございました
      2024/04/21
    • たださん
      はまだかよこさん、おはようございます。
      お返事ありがとうございます♪

      パソコンの中の大事な記録、良かったですね(^-^)
      今は持っておりま...
      はまだかよこさん、おはようございます。
      お返事ありがとうございます♪

      パソコンの中の大事な記録、良かったですね(^-^)
      今は持っておりませんが、昔、使っていたので、その突然壊れてしまったときに、どうしようといった途方に暮れるお気持ち、分かるような気が致しました。

      それから、話は変わりますが、「ぼちぼちいこか」読みました(^o^)
      いつもそんな気持ちでいられればいいなと思えるような、今江祥智さんの温かい眼差しが印象的な、緩い優しさが心に染みました。
      2024/04/21
    • はまだかよこさん
      たださんへ
      ご丁寧にコメントありがとうございます
      世間から見ればゴミみたいな作品ですが百作あったので……
      ほっとしました
      バックアッ...
      たださんへ
      ご丁寧にコメントありがとうございます
      世間から見ればゴミみたいな作品ですが百作あったので……
      ほっとしました
      バックアップしなくっちゃ
      まあぼちぼちいこか
      です(笑)
      2024/04/21
  • たださんのレビューに惹かれ図書館で取り寄せました。ありがとうございます!

    ホテル勤めの主人公。おきゃくさんの旅を見送る側だが、いつかはおおきなかばんを持って旅にでることを夢見ている。
    今まで泊まったいろんな街に住む「おきゃくさん」からのお手紙が並ぶページが一番好き。裏表紙の雲海らしきぼんやりとした明け方の様子も素敵。背景と輪郭の色合いがグラデーション効いていて、夢の中で追想しているような雰囲気。「わすれられない しゅんかん」を探しに旅に出たくなる。旅に出る前の不安と期待と、旅先でのふと感じる寂しさも表現しているよう。仕事の後にほっと一息つきたいときに読むと癒されそう。

    著書のみやこしあきこさん、2007年より1年間ベルリン滞在、旅が好きで、インド、ヨーロッパ、モロッコ、小笠原諸島など、世界のいろいろな場所を訪れているとのこと。

    • たださん
      ☆ベルガモット☆さん、こんばんは♪

      私のレビューがきっかけで読んで下さり、ありがとうございます(*'▽'*)
      みやこしあきこさんの絵本につ...
      ☆ベルガモット☆さん、こんばんは♪

      私のレビューがきっかけで読んで下さり、ありがとうございます(*'▽'*)
      みやこしあきこさんの絵本について、特に最近のものは、大人が読んでハッとさせられるものが多いのですが、その中でもいちばん好きで、本書ほど、自分の気持ちと絵本とが一体化したものは無いのではないかと思ったくらい、入り込んでしまい、今思い出しても、胸が締め付けられるような切なさを感じます。

      そして、ベルガモットさんが書かれていたように、旅に憧れる主人公だからこそ慮ることの出来る、宿泊される方へ旅の素敵な思い出を提供してあげたいという気持ちを込めた、その誠意ある接客も印象的でした。

      それから、佳作掲載おめでとうございます!
      たとえ出来なかったのだとしても、それを友達としていたことが大切な思い出として、いつまでも心の中に残るのだろうなと感じたことに、人と人とが共に何かをするというのは凄いことなんだと、改めて実感いたしました。
      2024/03/05
    • ☆ベルガモット☆さん
      たださん、こんばんは!コメントありがとうございます♪
      たださんの愛あるレビューで読みたい絵本だらけなのですが、こちらは特に惹かれました。私...
      たださん、こんばんは!コメントありがとうございます♪
      たださんの愛あるレビューで読みたい絵本だらけなのですが、こちらは特に惹かれました。私では探しきれなかったので出会うことができて本当によかったです♡感謝しています。
      そうそう、ご指摘のように「胸が締め付けられるような切なさ」を見事に表現されていて感動しました!!!誠実な接客の様子も随所にあって印象的でしたよね~

      私の歌への応援メッセージもありがとうございます。まったく忘れていたのですが『縄跳び』というお題で大切な思い出を詠むことができて貴重な体験でした。あのときの一生懸命さを見失っていたのでちゃんとしなくちゃとも思いました。「人と人とが共に何かをするというのは凄いことなんだ」というたださんのお言葉に救われる思いです。ありがとうございます。
      2024/03/05
  • ホテルで働いていろんなお客さんと会っている。
    今度は、自分がどこかへ旅したい。
    世界中のお客さんに会いに行きたいと…。

    絵に哀愁があっていつまでも眺めていたい。
    うさぎさんの文字のない絵もとても素敵。
    いろんな想像がわきおこる。

    どこかへでかけたくなる。

    自分のために何度も読みたくなる絵本。

  •  ホテルを営む「ぼく」。小さいけれど居心地のいい自慢のホテルだ、と自分でも言っているけれど、ただ自分で言っているだけではないことは、かつてのお客さんたちが別の旅先や故郷から送ってくれるというお手紙の多さ、親密さからもわかる。素敵なホテルで、素敵な主人なのだろう。
     旅行者にとっては、宿も旅の一部だ。一生に一度きりの出会いとなるとしても、そのとき良い時間を過ごせたことは大切な思い出になる。再訪したりお手紙を送ったりする場合には、いつもそこにいてくれることがありがたい。お客さんであった旅行者にとって、「ぼく」はそこでそうして暮らしていてくれて良かった、と思える存在だ。
     ホテルの主人である「ぼく」にとっても、お客さんたちは、生業を成り立たせ生活の糧をもたらすだけではなく、いろんなくにの話を聞かせてくれて、「いつかそこへ行ってみたいなあ」と思いを馳せる、夢の糧とでもいうようなものも与えてくれる存在だ。お互いがお互いを、そこにいてくれて、来てくれてありがとうと思うことができる。
     世界ってそういうものだといいなあ、と思った。「ぼく」がこのあと世界一周の旅に出るため思い切ってホテルを休むか畳むかすることになるとしても、あるいは、結局一度も旅にでることなく生涯をとじたとしても、どちらでもみんな大丈夫、何が大丈夫なのかよくわからないけど大丈夫、なんとなくそういう気持ちにさせてくれる絵本だった。

    • akikobbさん
      たださん、コメントありがとうございます。
      ここにないものへ憧れることと、ここにあるもので満たされることと、どちらの心も大事だなと思いました。...
      たださん、コメントありがとうございます。
      ここにないものへ憧れることと、ここにあるもので満たされることと、どちらの心も大事だなと思いました。
      みやこしあきこさん、ちょっと暗めの落ち着いたトーンながら“ダーク”という感じでもない、温かみのある絵が素敵ですね。他の作品も色々手に取ってみたいです。
      2023/09/10
    • たださん
      akikobbさん、お返事ありがとうございます(^^)

      『ちょっと暗めの落ち着いたトーンながら“ダーク”という感じでもない、温かみのある絵...
      akikobbさん、お返事ありがとうございます(^^)

      『ちょっと暗めの落ち着いたトーンながら“ダーク”という感じでもない、温かみのある絵』に、私も同感の思いで、この前読んだ、「よるのかえりみち」もテーマこそ違いますが、とても印象深かったです。
      また、みやこしさんの絵本は、目の付け所の良さも素敵だと感じまして、「ちいさなトガリネズミ」のように、素朴ながらも、日々の生活の楽しさに気付かせてくれたりと、様々な魅力がありますよね。
      私も図書館にある限り、みやこしさんの絵本を読み続けたいと思いますし、akikobbさんの他の作品のレビューも楽しみにしております(^o^)
      2023/09/10
    • akikobbさん
      たださん、コメントありがとうございます。

      「目のつけどころも魅力」、そうですよね!
      とがりねずみの本もそうでしたが、テーマというか物事の見...
      たださん、コメントありがとうございます。

      「目のつけどころも魅力」、そうですよね!
      とがりねずみの本もそうでしたが、テーマというか物事の見方が、私この感じ好きだなあとホクホクしているところです♪
      2023/09/11
  • 〝真夜中、ホテルの仕事を終えてベッドに入る。 静かに目を閉じるとき、遠くへ行きたい気持ちが込みあげてくる。 ぼくは、出かける、夢の中で。 飛行機に乗って知らない町から知らない町へ。 自由に行きたい方にすすむ・・・。絵本作家<みやこし あきこ>サンが、擬人化した兎と動物たちの夢の世界を、リトグラフで描いた美しい旅の絵本。

  • 世界中からお客さんがやってくる、ぼくのホテル。
    お客さんから知らない国の話しを聞いて、ぼくがこの街の話をする。
    夜、ぼくは自分が旅に出る夢を見る。

    モノクロのほんわかとした日常と、うっすらと色づく夢の中。
    優しい絵なのに、ちょっと切なくなる不思議な絵本。
    ぼくのお客さんを見る視線が語るのかも。
    読後にどこかに旅に出たくなる。

  • とある小さな町で、ホテルを営む「ぼく」。お客さんから世界のいろんなところの話を聞き、自分もいつか旅に出ることを夢見る。素敵な心の旅ですね。モノトーンの絵が、静かで落ち着いたホテル、控えめな「ぼく」の気持ちにぴったりです。

  • >ちいさなホテルで働くぼくは、まだこの町しか知らない。
    だけどいつか、大きなかばんをもって、この町をでて、この国をでて......
    旅への想いをかきたてるリトグラフの絵本。

    みやこしさんの絵本はとても素敵でつい手に取ってしまいます。
    世界中からのお客さんを迎えるホテルで働くぼく。
    知らない国の話を聞いたり、手紙を読みながら、旅する自分を夢見るのってすごく豊かな時間だなと思います。

    私はめったに旅行する機会はないけれど、だからこそ非日常を味わえる旅はずっと心に残る思い出になるんでしょうね。
    普段の暮らしがあるからこそ旅が輝くのかもしれません。

  • 夢は夢のまま日常は変わらない。そんな寂寥感を淡々と描いた絵本のような、自覚なく一歩を踏み出さないことへの批判を含んでいるような。モノクロとカラーの違いに注目して読んでみると、おじさんが夢を叶えたようにも思えるので、ただ純粋なエールとして受け止めれば良かったのかもしれない。

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著者プロフィール

1982年埼玉県生まれ。武蔵野美術大学卒業。在学中から絵本を描きはじめ、2009年に『たいふうがくる』で「ニッサン童話と絵本のグランプリ」大賞を受賞しデビュー。2012年『もりのおくのおちゃかいへ』で日本絵本賞大賞を受賞。数々の言語に翻訳出版されている『よるのかえりみち』はボローニャ・ラガッツィ賞(2016年フィクション部門Special Mention)受賞後、ニューヨークタイムズ&ニューヨーク公共図書館The Best Illustrated Children’s Books of 2017、ミュンヘン国際児童図書館The White Ravens 2016に選ばれるなど、海外からの評価も高い。その他の作品に『のはらのおへや』『ピアノはっぴょうかい』『これだれの?』『ぼくのたび』『かいちゅうでんとう』などがある。

「2022年 『ちいさなトガリネズミ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

みやこしあきこの作品

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