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- / ISBN・EAN: 9784893172655
感想・レビュー・書評
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絵がユニークで可愛い。
すきまの時間が竹馬に乗っているという発想も面白い。
詩的な絵本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
心のまま飛んで行けるのに少し切ない。ここにいるのに。表情が何とも味のある、すきまのじかん。
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表紙からラストまで、静かな余韻に満たされている
なんてすてきな大人の絵本
〈 昼と夜の間の夕ぐれの、ほんのわずかな時間、それがすきまの時間なのです。 すきまの時間は、あるとき、よあけのお姫さまに恋をしてしまいました。〉
作者はブリュッセルにお住まいとか
日々の雑用に追われて忘れていました
このあわいの時間、すきまのじかん
こんなドラマがあったのです!
擬人化された太陽の王もやみの女王もよあけのお姫様も
どれもが胸をうつ
小さな本に想いをこめたすきまのじかん
≪ もやのなか すきまのじかん バラはさみ ≫ -
一番最初のページに書かれていた事が美しかった。
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5歳児の感想:よく分からない度マックス!
たいようのおうさま と やみのじょおうさま のあいだの すきまのじかん
よあけのおひめさま をみにいく すきまのじかん
ひっそりした雰囲気が漂う本。 -
「ゆうぐれどきの、すきまのじかんをしっていますか?」
優しく語りかけるこの絵本には、不思議な魅力があります。日が落ちて地面は暗いけれど、空はまだほんのりと明るい。うっとりと夢みるような時間を「すきまのじかん」と呼び、詩的な文章で物語が綴られています。
青や緑色の濃淡がとても綺麗で幻想的。ページに余白を大きくとってあり、静かな時間が流れていることに気付かされます。
「すきまのじかん」の姿はとてもユニークです。
竹馬に乗り、頭に指ぬきをかぶって、青いオーバーと長いピンで止めたマフラーを巻いています。
太陽の王さまと闇の女王さまの間にそっとしのび込んだ「すきまのじかん」
向こう側の時間に住む「よあけのおひめさま」に会いたくて、ある日アオサギに姿を変えて旅に出ました。
美しいよあけのおひめさまに恋をしたすきまのじかんは、ただ佇んで見つめるだけ・・何も書いていない小さな本に一輪のバラの花を挟んで。
じんわりと切ない気持ちにさせられる大人のための絵本です。
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文章が好き ◯
作品全体の雰囲気が好き ◯
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい ◯
その他
朝でも夜でもない、夜でも朝でもない、そんな時間のお話。 -
イラストの色合いが好きで借りた。
ストーリーらしいストーリーは無い絵本。
何も書かれていない本を片手に、放浪している細長いアオサギのようなすきまのじかんが、唯一本に残そうと思ったのが恋する人の面影というのは詩的で美しい。 -
どんな世界でも、どんな状況でも、すきまのじかんは存在する。その意味は、潤滑油であったり、少しずつという言葉が示していたり。とにかく、大切で愛おしい時間であるのは確か。大事に感じ続けたい。