ハウス・オブ・ヘル (HJ文庫G ゲ 1-1-2 Fighting Fantasy Game)
- ホビージャパン (2008年12月27日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894258082
感想・レビュー・書評
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2014年4月29日読了。社会思想社刊のファイティング・ファンタジーシリーズのゲームブックを「萌え」化したシリーズ第2弾。嵐の夜に助けを求めた大きな屋敷に巣食う魔物たちと、今夜開かれる悪魔崇拝者の宴。「君」は、生きて館を出ることができるか・・・?FFの中でも、現代が舞台で、拷問・監禁・無残な死など「ホラー」というかわいい女の子とマッチする要素を多数持った本書ではあるが、アレンジ要素はイラストの追加と数箇所における文章の改変にとどまっており、「萌え化ゲームブックならでは」の楽しみが感じられないのは残念。せっかく主人公が女子高生になったのに、問題解決は技術点でサイコロを振り合うバトルに終始しているし・・・。HJ文庫Gのコンセプトは中途半端でぜんぜん面白くない、原作のパラグラフ構造やイベントを忠実に残すのであれば、そもそも萌え化して現代に再刊する意味が全くないと思う。「もし原作の主人公がかわいい女の子だったら?」という完全オリジナル作品にするか、100項目程度を追加して「旧版か?それともHJ文庫版か?」で展開が変わるような構造にすべきだったと思う。この先新刊が出ることもないのだろう、とても残念だ。
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何度も死んだ末のクリア。すぐにデッドエンドルートに入り込んだり、イベントを起こしていかなければならない当たり、アドベンチャーゲームっぽい。ただ、ホラーイベントを満喫するには恐怖点は蛇足だった気がする。