カエルの王さま―あるいは鉄のハインリヒ グリム童話 (おはなしのたからばこ) (おはなしのたからばこ 3)

著者 :
  • フェリシモ出版
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894324923

感想・レビュー・書評

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  • 掌よりちょっと大きいくらいの、かわいいサイズのカエルの王さまです。子供の自由さとわがまま、残酷さもちょっと込められたお話です。そしてハインリヒの鉄の輪の主張するところは、見る人によってどう映るか変わるでしょう。登場と必要性が、とても唐突なだけに。そして、宇野亜喜良さんの絵がグリム童話の怪しく毒のある雰囲気を醸し出していて素敵です。

  • グリム童話はやっぱり怖いですね。
    小さい頃にこういうのを読んで育つといいらしいですよ。

  • 宇野亜喜良さんの絵がまた素敵なの

  • なんとなく知っている話と少し違って新鮮でした。
    娘よりもお父様が筋の通った方で立派!
    タイトルにあるように、ハインリヒが主役のような締め方は原作通りなのでしょうか?

  • 読み終わったとき、「あれ?こんな話だったっけ?」って思いました。なぜだか、可愛いお姫様が蛙にキスしたら、蛙の呪いが解けて……という話だと勘違いしていたみたいです。昔の私ってばメルヘンだなぁ。王子さまの絵を見て笑っちゃうのは、私の心が荒んでしまったせいですね、きっと。

著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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