近代日本の万能人 榎本武揚

  • 藤原書店
3.17
  • (0)
  • (1)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 27
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894346239

作品紹介・あらすじ

最先端の科学知識と広大な世界観を兼ね備え、世界に通用する稀有な官僚として外交・内政の最前線で日本近代化に貢献しながら、幕末維新史において軽視されてきた男。近代日本随一の国際人。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 榎本武揚小伝がよくまとまっててすごくよかった。講演や対談がもとになったものは、思いつきベースと言うか雑駁な印象。往年の世界をまたにかけた活躍の最初はサハリンだったということ、明治維新後は、技術者として、地学や鉱業の分野で活躍し、農商務大臣としては足尾銅山事件にも直面、と。外交官としては、ロシアとの千島樺太交換条約で腕をふるい、なぜ生前公開されなかったか謎は残るが「シベリア日記」は当地の当時の社会・風俗を語る上で一級の資料だったり、メキシコへの移民送り出しにかかわったりと、得意分野を活かして、八面六臂の活躍だったように思える。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1975年東京外語大学ドイツ語学科卒。1975年~2008年日本航空。2008年~2010年 株式会社アクセス国際ネットワーク常務取締役。2011年?2015年 ベルギー Japan P.I. Travel S.A./N.V.社長。日本英語検定協会の「英語で文書作成ビジネスレター・eメール」執筆。

「2018年 『日本のオンライン旅行市場調査 第4版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

加藤寛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×