フリー経済学入門

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  • フォレスト出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784894513891

感想・レビュー・書評

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  • FREEの苫米地視点
    google
    mpeg4
    FRB
    freeと脳機能、freeの対価
    インターネットで限定的に無料配布後、読者の感想を記載し出版し、FREEの効果部分を実践して説明している

  • ちょっと難しい。

  • 「洗脳」の苫米地博士がフリーをどう切るのか興味をもち読みました。
    小生、昔タダのものに手を出し、高い授業料を払ったことがあります。
    それから「タダほど高いものはない」という言葉が常に頭の中にあります。
    しかしYahooもGoogleもGmailもツィッターも、全てフリー。タダ。
    半分くらいはそのカラクリが分かっているつもりですが、
    半分はやはり分かりません。

    ですので、スターウォーズで暗黒卿のシス(パルパティーン議長)が
    「オーダー66を実行せよ」といった瞬間にクローンが全て裏切り、
    味方が敵にねがえる。
    そんな状況がいつ起こるか分かりません。
    つまり、気軽にツィッターを使用していますが、ある日突然それが
    生活の不自由や障害に変身してしまう。
    そんな恐怖があります。

    「フリー(無料)のものであれば、ホメオスタシスレベルが崩される
    ことはないので、人は惹かれてしまう」
    そうです。
    つまりフリーだから何も影響はないと人は考えてしまうとのこと。

    人にはあえて「束縛を選れぶ」という自由があります。
    映画にもなった南アフリカのサッカーチームのユニフォームを選ぶとき、
    ほとんどの人が人種隔離政策を象徴するゴールドとグリーンの変更を望みました。
    しかし、当時マンデラ大統領はあえて、その色の継続を主張します。
    それは、黒人の手に南アを取り戻すために、欧米を味方につけたいという
    考えがあったからです。

    つまり、あえてフリーを避けることで、よりよい結果を得ることができると
    いうものです。

    本書には「フリー」対する苫米地氏の考えが述べれています。
    「フリー」を読んだ後、より一層フリーを理解するために
    本書はお薦めです。

  • いかに日常の中で無料という魅惑的なものに人が翻弄されているかわかった。

    無料の影に潜む何かがあると一回立ち止まって考える必要がある。

    ネットを使う人にとってはなくてはならないものになってきたGoogleでさえもフリーミアムと解釈できるので、その意味を想像してみるとすこし背筋が冷たくなった。

  • FREEを読んだ人はこれも読むべき。

  • 村八分ならず、Google八分が存在することが衝撃だった。やっぱりフリーランチはなくて、何かしらの対価は払っていることを念頭においてフリーを利用する必要を感じた。

  •  こちらの本も、苫米地さんの本。「フリー」という本、その考え方がすさまじい勢いで知られていっていますが、その考え方を苫米地さんらしく、自分の中に落とし込んで分析を加えて、わかりやすく解説してくれたのがこの本だと思います。
     苫米地さんの本は、脳がいい感じに刺激されるというか、読みやすいし勉強になるしで好きなのですが、この本を読んで少し世の中の見方を変える必要があるかなと思いました。そんなに大げさなことではないですが、例えばこうやってブログを書いたりtwitterでつぶやいたりしていることは「自分を発信するための手段」として見れば何もしてない人よりも活動的なのかもしれませんが、「お金にならない労働力をかけて更新をして、ブログやtwitterを無料提供している会社の宣伝をしている」と考えるとたちまち、ただ働きを喜んでやって、自分だけならまだしもそれを他の人にも「やったらいいのに」ってすすめてくる極めて迷惑な人、ということもできなくもない。
     考え方次第ですし、現に僕はこうすることに意味を見出して更新をしているわけですが、「知らないことは失うこと」ですよね。知らずにやるか、知っていてもやるか、そこには大きな隔たりがあると思います。
     単純に楽しいから、と趣味の世界でされているのであれば特に問題にはならないと思います。そして、1人の力で夢をかなえること、やりたいことを実現していくことができない以上、どこかと手を組みながら一緒にやっていく必要があるとは思います。
     ただ、そこで自分は自分のやりたいことに向かってやれているのか。相手のお手伝いだけをして、形としては搾取され続けていることに気づかないだけになっていないか、少し立ち止まって考えてみることも必要だと思いました。新しい技術を歓迎するのはいいけど、その技術の本当の目的は何か。
     例えばiPhoneを持ったことで自由は広がったのか、逆に位置が誰にでもすぐにバレてしまうようになったとか、監視や制約をより受けやすい立場になってしまったのではないかとかiPadを持つことで自分が今どんなことに興味があるか、とかをさらに見えない誰かに把握されてしまうようになってしまうとか、考えなきゃいけないことってたくさんあるんだろなと思いました。
     そして、こういったことはこれからの自分の進み方にも大きく影響してくる。このタイミングで読んでおいて良かったと思えた本でした。

    【kijimasashi的には、こんな人向け】
    ・新しい技術に興味がある。
    ・ビジネス本が好き。
    ・プライバシーの管理が気になる。
    ・なんとなく今の世の中に疑問を持っている。

  • 付録の読者の感想が面白い

  • 現実世界の構造を考える本
     ポイントは「モノ→データ」 つまり「物体→非物体」への社会の変化

    これを軸に、限界効用が存在しない「物体」である
    「お金」の構造を考察する

  • 何だかなー。途中で自分の売り込みしてくるところは流石かw

    紙幣の印刷がフリーミアムというのはちょっと違うんで無いかい?
    フリーランチが無いのは同意しておこう。ただしこの場合は「金銭的な」、ね。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

苫米地英人の作品

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