- Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894513990
感想・レビュー・書評
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タイトルに目を引かれた。
とにかく読みやすかった。
ブランド力の大事さというものを思い知らされた一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
経済学は使ってるもののそんなに深くは言及していない。
だが読み物としては面白い。
ブランドについて、飲食店について、フリー経済学について…
興味深いキーワードがいくつもあって楽しくすぐ読める。
印象に残っている話は
・「銀座は土地の値段が高いからコーヒーの値段も高い」 のではなく、「銀座ではコーヒーが高い値段でも売れるから土地の値段が高い」
・飲食店のセオリー家賃は、三日の売り上げで稼げ
・ホステスの内情 -
■見方
1.低次元の欲求しかもたない人に対しては、命令や統制で管理し、「目標を達成できなければ懲罰」といった「アメとムチ」による管理方法が適合することになる。高次元の欲求を持つ人に対しては、各自の自主性を尊重し、魅力ある目標と責任を与え続けることで働いてもらうといった「機会を与える」管理方法が適合する。
2.飲食店のセオリー家賃は、三日の売り上げで稼げ。 -
銀座で展開されているビジネスを例に経済学のキーワードを解説してあって、ブランド効果・所得が増えた時の消費行動の変化・フリー経済なんかが分かりやすく学べるようになっています。
そんなに深い内容ではないので 「経済学とかはちょっと苦手で、、、」 なんて人でも楽しく読めると思います。 -
まさに、銀座を歩けば経済がわかるな。といった印象。身近な所から経済の勉強ができ、非常にわかりやすく構成されている。ただ、おもしろみが先行して経済の勉強をするには足りない気がしている。入門書として読むにはいいかもしれない。
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まず、題名が興味をわかせますね。内容も、銀座という視点で経済について書かれています。サクッと読めて、所々人に話したくなるような小ネタがあります。
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経済、会計を銀座を通して分かりやすく説明した本。
P32「銀座」=ブランド⇨商品の機能に最も効率的に付加価値を与える
etc 銀座で飲むビールだから2000円払ってもいい、特別な日だから銀座に行こう。
商品の使い勝手やお得感ではなく、「素敵なパートナーと楽しいひとときを...」のような商品を消費する際に、その満足感を高めるような付随的なプレミアムを与えることが重要。
P36 日本の一等地に旗艦店を出すとゆう事は、利益だけではなく、企業のイメージアップに計り知れない相乗効果をもたらす。現に、エルメスやヴィトンの売り上げが倍増した。
P82 銀座にもゼロ円カフェ フリービジネスモデル
①一定量の無料の商品から、他の有料商品の購買に繋がるパターン
②無料のコンテンツやサービスなどで多数の利用者を集め、彼らの利益プロセスから
ら、広告収入などのキャッシュポイントを作り出すパターン
③95%の無料利用者に対し、5%の有料利用者から得られるキャッシュビジネスが
成り立つパターン(フリーミアム)
④対価を期待せず無料で提供するパターン
フリーで稼ぐ3つの法則
ネットワークというのは、数が一定の量を超えて増えることによって、大きな付加価値を生むことになる。量から質への転換を「量質転換の法則」という。
①少数者の法則 多くの人に影響を与える顔の広い人、専門家、一生懸命売り込ん
でくれる人が一部にいる。
②長く人々の記憶と印象に残る粘りあるコンテンツ
③人がそれを手にせずにはいられないような背景
ユニクロは銀座で買え
・サブプライムで他社が苦しんでいる時に、銀座に進出してから、わずか5年で連結
売上げ高が2倍になった。
・銀座でブランド品と方を並べて売られている高機能な服というようにイメージを
マーケットに定着
・ユニクロ⇨徹底して低コストで高品質なものを作る
しまむら⇨仕入れ先との約束は徹底して守り、それを売り切る
日本一土地が高い街「銀座」
銀座5丁目の中央通りでは、畳2枚分の土地、1坪あたり1億296万円
地方では17万円弱
高い地価だからコーヒーが高いのではなく、「コーヒーが高くても売れるから、地価が高くなる」 -
思わず人に話したくなる様な小ネタが満載で、読み物としては面白かったです。
経済のけの字も知らない私の様な学生にとっては、とてもとっつき易くて良かったです! -
思った以上に銀座と経済の関係性の裏付けが曖昧だった。appleの話はなくてもいい
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とても読みやすく、銀座の街の様々なお店や現象を取り上げて分かりやすく解説してありました。ただ、これで経済が分かるかというと、よほどじっくり丁寧に読まない限りなかなか難しいんじゃないかなと思います。経済を勉強したい人より単に読み物として読みたい人にお薦めです。