ソブリンリスクの正体 (Forest2545Shinsyo 48)
- フォレスト出版 (2011年11月19日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894518483
感想・レビュー・書評
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どうも、よく分からなかった。基本的に経済に関する知識が無いからなのだと思うのだが、、、。
国が収入以上の支出をしてしまう。→ 国債を発行してお金を集める。→ あんまり無茶をすると返却されないかもしれないので、中々買ってくれない。→ お金が集まらず、行政が成り立たなくなる。
ということですよね。ユーロだと分かるんですよ。各国が管理できるのは国債だけですからね。
でも、自国通貨がある国では、お金を印刷したら良いんじゃない?必要になったら、どんどんお札発行しようよ。と思ってしまいます。
お札の大量発行→為替の暴落 なんですけど、為替安になって輸出型企業は景気が良くなって一定期間後に、回復するんじゃないの?と。
色々、解説してくれているのですが、ユーロのシステム的な問題はなんとなく理解できたのですが、日米などのリスクが、今ひとつピンときませんでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フォトリーディング&高速リーディング。
恐らくわかっててあおっている著者。頭が紫の女性で有名。ソブリンリスクとは円やドルが債務状況が悪くて暴落し国家破綻すること。著者は債務が赤字は異常と主張。他の本でも主張し続け、円崩壊ハイパーインフレが来るなど主張。いわゆる円崩壊論者の中で、マスコミにも持ち上げられ長生きを続けている猛者(?)
通貨発行権が政府にある場合とない場合について、そもそも論じていない。時間の無駄なので読まなくてよい本。 -
日本、欧米、米国、新興国のソブリンつまり債券のリスクについて。
EFSFがSF的ってのは面白い。
FRB(アメリカ)が成長率を維持しなければならないルールがあるのは驚きだったかも。
赤字覚悟で、というか返せる見込みもないのに突き進んでいくのはやはりおかしい。でもいったん豊かになってしまうと、それを手放すことは出来ないのが人間。比喩もわかりやすくて、もっかい読みたい。 -
ギリシャは大丈夫なんだろうか・・。国家破綻についてわかりやすく教えてくれる本です。超円高・ユーロ安・ドル安・ソブリン債・アメリカ格下げ、日本は? 増税・年金問題・財産や人生への影響度を考えさせられました。
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978-4-89451-848-3 207p 2011・11・26 2刷
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買って良かったかは悩ましい。
日経関連のwebサイト記事を読むのとそれ程変わらないかも。
国民国家がグローバリズムの潮流に押し流されてゆく時、普通の人はどうすれば良いのか。紙幣など捨てて実物資産へ走るべきなのか。それとも、一旦貨幣経済が崩壊することを見越して、自給自足の生活基盤を築くべきなのか。
著者が、読者諸氏に何を語ろうとしているのか、よく掴めない1冊であった。 -
ヨーロッパのソブリンリスクについて学ぶのにはわかりやすくて読みやすい。
いささか悲観的な意見にも思える。
著者の考えているとおりになると、世界中で国家が破綻しそうだ。
しかし、事実を正確にとらえていると思う。
今度は財政破たんしないという対極の考えを持つ著者の本を読んでみたい。 -
初心者にわかりやすい入門書。他人任せ、お役人任せで生きることが、最大のリスク。リスクに気づかないリスク、それが一番問題だろう。
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「ソブリン = 過去何世紀にもわたって国民の最大利益を保全する能力と行動」
全体的には、ソブリンリスクが高まっているのは、国家が対応力のなさからよかれと思った行動が全体にとって悪くなるという誤謬、という主張。
第二章は、グローバル化により悪い波が伝播するから、ソブリンリスクは遠いどこかの話ではなくなったという変化の説明。第三章は、アメリカ経済は弱いって話。第四章は、借金財政はダメって話。第五章は、EU は一枚板ではないって話。