- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894566576
作品紹介・あらすじ
二十年以上も会っていない祖父からの突然の手紙で、僕は祖父の住む南の島にやってきた。そこで出会った祖父の養女である小夜子は、実は光る竹の中から産まれたかぐや姫であり、満月の晩に迎えに来る船に乗って、月に帰らなくてはいけないのだと聞かされる。「引き留めてほしいんです」この世に未練を残す小夜子の思いに僕は…。現代に蘇ったかぐや姫を描く、幻想的な恋愛小説。
感想・レビュー・書評
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小説というより、行きずりの人の問わず語りのよう。
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読んだことはないが、ラジオドラマで聞いて、薄井ゆうじさんのファンになった。
突拍子もない展開なのに、心に響く作品が多い。 -
「引き留めてほしいんです」この世に未練を残す小夜子は、竹から産まれた美しい娘。満月の夜、迎えに来る船に乗って、月へ帰らなければならない運命にあります。現代版“竹取物語”・・・・・せつないです。
無数の物語が複雑に絡み合い、混沌としたこの世界にあって、もっとも単純で、もっとも信じられるものが愛かも知れません。が、しかし、もっとも信じがたく、もっとも理解しがたいのも愛であるような気がします。
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ほんとうの
かぐや姫の
ものがたり。 -
現代のかぐや姫、のお話。現実離れしていて、ちょっと読み辛かったような。
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なんとなく目に付いて古本屋で購入。現代のかぐや姫。日本とは思えない不思議な島で主人公が混乱しながら月へ行く人々と離れていくのを丁寧にかかれてる。ぐだぐだとした恋愛物になってないところが素敵
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薄井さんは民話小説がうまいんだよねぇ。シリーズじゃないんだけど、何冊か……いいですよ。浦島以外は。
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現代版かぐや姫。とてもしずかで幻想的な話。