- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784894716995
感想・レビュー・書評
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「ペアプログラミングを強制される人がいるべきではありません(p.10)」
「効率的な教師の特徴は忍耐、説明する意欲、忍耐、着手している仕事を明確に表現する能力、学生に対する思いやり、そして、もっとも大切なこととして、忍耐があります(p.125)」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
XPの手法の中で、これだけは何かすんなり納得出来なくてモヤモヤしてたのだが、ちゃんと知ってみると思いのほか効果高そうで実践してみたくなった。
相互にレビューすることによる素早いフィードバックやモラル維持の効果は読む前から想像していたが、その代わり頻繁に遮られることで集中が解けてしまうんじゃないかと危惧していたのだが、逆に2人いることでどちらかが気が散っても他方がフローを継続できるので集中が持続するというのは確かにそうかもと思った。
ただ、TDDと違って自分ひとりでは実践できず相手がいることなので、導入のハードルはだいぶ高いのは確か。直近は小規模アプリを一人で開発しているのでできないが、いずれ誰かに引き継ぐときに取り入れてみるかな。 -
いろんな人同士のペアプログラミングについてなどが書かれていて、なかなか面白かった。
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ペアプログラミングの方法や具体的な利点欠点を紹介している。
ペアプログラミングは誰にでも合うものでは無い。
しかし、多くの人にとって、プログラミングがより楽しいものとなる可能性がある。
また、より良いコードを短い期間で書けるようになる手段でもある。
だからこそ、本書のような具体的な事例を含めて書かれている本は非常に重要だ。
ペア同士の特性から気をつけるべきことや、組織に導入する時のうまいやり方、やってはいけないやり方などが紹介されている。
人とあまり関わらずに一人で集中して進めたい、というのはプログラマには珍しくない要求だと思う。
そのため、反発もある。
本書の事例では、ある会社のプログラマが全員やめたらしい。
また、常にレビューしているのと同様の効果があるので高品質なコードが書ける、ということもある。
しかし、コードに自信が無い人にとっては地獄だろう。
(理想とされるペアプロには無いが)毎日コードを書く度に指摘、怒られたりしたら仕事そのものへのやる気がなくなる。
このようなケースに対して、どう対応していくか?
本書ではそのヒントが書かれている。
これからペアプログラミングを本気で導入したいと思うのならば読んでおくべき一冊。