翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった

著者 :
  • 牧野出版
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本棚登録 : 142
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895000833

感想・レビュー・書評

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  • 時間的に、エッセイ読むくらいの余裕しかなくて、丁度良かったです。ぼちぼち読めました。
    基本的に苦手意識あって、あんまり翻訳モノは読んだことがないのだけど、興味がわきました。

  • カレー屋になろうと思っていたときに教授から大学院への進学を勧められる。その話にのる。こういう身軽さが素晴らしい。飄々と仕事をこなしているように見えるけれど、実は大変な量の活動をしているというのも素晴らしい。翻訳家を目指す人のバイブル!といったら、ほめすぎかな?

  • 軽快で読みやすい本。
    筆者はYA翻訳の第一人者なのに、腰が低い文章でこちらが恐縮してしまった。
    読んでいて、自分はまだまだ触れる文章が足りていないと痛感。

  • タイトルに惹かれて図書館で借りてみた。

    翻訳家として名前を聞いたことがあった金原瑞人さん。実は『蛇にピアス』の金原ひとみさんのお父上だったのですね。

    語学は好きだけど苦手な私にとって未知の世界である翻訳の楽しさが伝わるエッセイでした。
    作家であり翻訳も手がける江國香織さんとの対談はお互いの仕事について言及している点で興味深かった。

  • 翻訳小説を読んだことがある人なら一度は必ず彼の翻訳本を手に取っているはず。それくらいチョー大活躍している翻訳家さんです。わしもアレックスシアラーの小説とか、「豚の死なない日」「白い果実」とかでお世話になりました。彼の翻訳している本はどれもある意味問題作だと思う。「青空のむこう」とかは純粋に面白かった。中学生にもすすめてあげたいほど純粋でまっすぐな物語でした。でも「豚の死なない日」は・・・読む層がかぎられるかも。暗い話のなかに感動を見出したい人にオススメ。わしはすっごく面白かった。でも最後まで不愉快感がのこりました。「白い果実」はSF?世界観がかなり独特で、じっくりと世界観に浸って読みました。しかしカレー屋になるはずだったなんて。

  • 2007/04 図書館

  • この方の訳が大好きなので(古いのも含めて)、裏話を知ることができて嬉しかったです。

  • 私が大好きな本のほとんどを訳している金原先生。裏話がきけておもしろかった。
    赤木かんこさんとか酒寄進一さんとのつながりもあったらしく、私のすきな方々がリンクしてなんだかうれしかった。

  • 7月、学校の図書館。
    著者(金原ひとみさんのお父さんなんですねー)のエッセイでもあり、翻訳家の実情に触れた本でもあります。江國香織さんとの対談など、興味深いです。

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著者プロフィール

1954年生まれ。翻訳家、法政大学社会学部教授。フィクション、ノンフィクション、児童書など、多ジャンルにわたって翻訳を手がけ、特に海外のYA(ヤングアダルト)作品を精力的に翻訳し、日本に紹介。訳書は550点以上。主な訳書に『武器よさらば』(ヘミングウェイ)、『青空のむこう』(シアラー)、『月と六ペンス』(モーム)、『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年』(サリンジャー)、『リズムがみえる』(アイガス)など。エッセイ集に『サリンジャーに、マティーニを教わった』『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』など。日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』『怪談牡丹灯籠』など。ブックガイドに、『10代のためのYAブックガイド150!』、『13歳からの絵本ガイド YAのための100冊』、『翻訳者による海外文学ブックガイドBOOKMARK』など。

「2020年 『ゴーストダンス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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