- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896916157
感想・レビュー・書評
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病院は安心できる場所だが、実社会はそうではない。
周囲との関係性を断ち切った回復は真の回復ではない。
出来事だけでなく問題の背景を見ることが重要である。
鋭い指摘をする文章で納得できるところばかりだった…
しかし、この主張は時代に飲み込まれてしまうだろう。
周りにだれもいない人で溢れている時代だからである。
本当にだれもいない個人にとって専門家の手が必要なのだ。
たとえそこが関係性を断ち切った場所だとしても……。
長期的視点で解決できないほど、切迫しているように思う。
もう少し歩み寄って欲しいと感じる部分もある。
とはいえ、私は非常に感銘を受けた。
生きることは悲しみや苦しみの連続なのだ。
幸せは荒れた土壌に咲く枯れやすい花なのだ。
小さな生活の営みを大切に、生きて行こうと思う。
正直、耐えられるか不安でいっぱいですが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ぼんやり感じていた「ココロ業界」の胡散臭さってなるほどそういうことかと納得。作者の小沢牧子さんはかの小沢健二の母君。彼が幼少期に散々ロールシャッハ・テストを受けていたことは『Rokin'on JAPAN』の2万字インタビューでも伝えられていますが、彼のその後の成長が母君に何か思わせるところがあったのかどうかは謎ですが。
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かなり極論が語られているため、有識者の中でも賛否両論です。ただ激しくバッシングされるということは、それだけ議論すべき題材でもあるということなので、心理学やカウンセリングを勉強する人は、自己反省の意味も含めて小沢さんの考えを知っておく必要があると思います。
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かなり極論が語られているため、有識者の中でも賛否両論です。ただ激しくバッシングされるということは、それだけ議論すべき題材でもあるということなので、心理学やカウンセリングを勉強する人は、自己反省の意味も含めて小沢さんの考えを知っておく必要があると思います。