花束みたいな恋をした

著者 :
  • リトル・モア
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本棚登録 : 835
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898155356

作品紹介・あらすじ

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映画『花束みたいな恋をした』
2021年1月29日全国ロードショー

主演: 菅田将暉 有村架純

脚本: 坂元裕二(「カルテット」「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「最高の離婚」)
監督: 土井裕泰(「カルテット」『いま、会いにゆきます』『罪の声』)
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坂元裕二の珠玉のセリフ、一字一句。

コミカルなセリフの応酬が、いつしか切なさの川になって流れ、溢れかえる……
前代未聞の恋愛物語。

映画『花束みたいな恋をした』、オリジナルシナリオ、発売。


はじまりは、終電だった――
東京・明大前駅で終電を逃し偶然に出会った山音 麦と八谷 絹。
人生最高の恋をした、奇跡のような5年間を描く、不滅のラブストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • だいすき。
    絹と麦が初めて会った日の帰り、絹が親に話しかけられたときの話しかけないでが好き。
    デートを重ねたときのポイントカードの下りが好き。
    こうやって奇跡みたいに趣味が合うことってあるよね、でもそれを偶然と思うか運命と思うかは大きな違いで。
    二人共運命だって思えたから運命になった。
    そんな二人のリアルな話がとても良かった。

    返信できないのに思考停止出来るスマホゲームだけは進むのとてもわかる。
    パン屋さんの閉店に共感できない気持ち/ポイントが伝わらなくて距離を感じる気持ち、両方とてもわかる。

    こういう、人が近づいていくときと離れていくときのリアルな描写が本当に天才的だと思う。

  • 映画は見ていないけど、友人たちは絶賛していた。
    オードリーの若林がこの映画について触れていて、気になって(ただし本人は観ていないそう)手に取った。

    1時間足らずで読了。

    甘酸っぱいというか、他人からしたらなんてことないことで喧嘩になるところとか、リアルさを感じた。

  • 一気に読んだ。麦と絹の両方に共感できて、それだけキャラの書き分けができてて、すごい。
    恋愛ものには興味が薄れてるけど、人間ものだから読めるのかな。

  • 人は日々変わり続け、ずっと同じではないけど、一緒に変化していける人がずっと過ごしていける人なのかなと思った。

    長く付き合った人のことを思い出した本だった。

  • 他愛も無いような小さなできごとや会話が、まるで小さな花がぽっと咲くように、日常を彩ってくれる。
    そんな小さいけれど幸せな思い出の欠片を一つひとつ味わえてしまって、こちらまで多幸感。そして小さなすれ違いが重なったりほろ苦い出来事もあったり。以下、ちょっとネタバレ含みます。

    最後は散ってしまうけれど、その切なさは、それまでのできごとがより一層愛おしくみえてくる。
    ああ恋ってこんな感じだったかなと思い出した。
    大学生の時にもっと恋しておけばよかった、と思わせてくれる。

  •  先にノベライズを買って、結局こちらも読みました。映画とセリフやシチュエーションが全く同じではないですが、それもまた楽しいかな…と。
     ネタバレですが最後お互いに後ろ手を振って別れるシーン、「互いに気付かず」と明記されてるのが読めて良かったです。映画で観た時も違和感があったのですが、お互い見えてなかったんですね!
     自分は振り返らないけど、相手は振り返るかも。あるいは振り返って欲しい?新しい恋に生きる2人が象徴的に描かれていて、ちょっぴり淋しいけど微笑ましい名シーンでした。

  • 単純に、羨ましい(笑)麦くんと絹ちゃんのように、文化的で健全な恋愛がしたい。本を恋人と対等に語り合うって理想すぎ。近所のパン屋さんで買った焼きそばパン食べながら多摩川沿いをお散歩したい。好きだけで一緒にはいられない。好きだからこそすれ違ってしまって、価値観をすり合わせるのは難しい。あと一歩、なんだよな。その辛ささえも楽しめなくなったときが、別れの時なのかもしれない。歯痒ささえも快感に変わっていたあの頃には戻れないって実感する時が来たら、きっともうそういうことなのかもしれない。

  • 人生の宝物にする1冊

  • 元カノが好きだった作品。彼女にすごく似ていて、何だか、すごく印象的だった。

  • 913

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著者プロフィール

脚本家。ドラマ「東京ラブストーリー」「それでも、生きてゆく」「最高の離婚」「わたしたちの教科書」「Mother」「Woman」「カルテット」等、向田賞ほか受賞多数。映画、舞台でも活躍。海外でも高い評価を得ている。

「2022年 『初恋の悪魔 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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