逃れの森の魔女

  • ネオテリック
3.76
  • (26)
  • (31)
  • (48)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 249
感想 : 39
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784899980032

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 似鳥鶏さんの「レジまでの推理」に出てきた一冊。
    ヘンゼルとグレーテルの魔女を主人公にしたパロディ。とは言え、ヘンゼルとグレーテルが登場するのは後半から。
    前半は魔女になった経緯やお菓子の家を作り始めた意味など。切ない寄りでした。

  • 「実は悪役にも、致し方ない事情があってね」と、おとぎ話などを改変するのが、正直あまり好きではない。
    事情があろうとやったことはやったことだし、事情など関係なく悪行を行う人間は現実にたくさんいる。
    しかし、今作は「ヘンゼルとグレーテル」の魔女の過去を創作しているのだけど、魔女狩りと絡めてのことなので、安易な改変とは少し違って感じられた。
    執政者や「世間」の都合で、魔女とされて人が殺されてきた実際の歴史と、おとぎ話を上手く絡めていると思う。
    ただ、前半に比べて後半の、肝心のヘンゼルとグレーテルが出て来てからが弱く思える…ヘンゼルとグレーテルを下敷きにしなくても成立したのでは…。

  • 「ヘンゼルとグレーテル」の物語の魔女を主人公にした物語。
    さらりと読めてしまうのに、設定や人物の考え方などが、すごく真実味がある。

    シンプルなラストも良い。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「シンプルなラストも良い。 」
      出久根育です!
      「シンプルなラストも良い。 」
      出久根育です!
      2013/03/04
    • double face-dさん
      え!そうなんだ!
      き、きづかなかった!
      ありがとうございます。
      え!そうなんだ!
      き、きづかなかった!
      ありがとうございます。
      2013/04/17
  • 2022.03.01

  • 最初にヘンゼルグレーテルの裏話的なことが書いてあったが、そのシーンは後半だけで、なんかよくわからないまま話が終わってた。

  • ヘンゼルとグレーテルに出てくる魔女に焦点を当てたパロディ作品。
    とは言っても、ヘンゼルとグレーテルは結構後半にならないと登場しない。
    前半〜中盤まで、魔女が普通の産婆として、母として暮らしてきた生活を描き、なぜ、お菓子の家を作ったのか、に説得力を持たす。
    後半がヘンゼルとグレーテルの話になるが、その前半や魔女の性格・内面を知った上で読むと、全く違う話になる。
    悲劇だけど、美しい女性の話だと感じた。

    わたしは死んでいく。
    素晴らしい死。
    死んでいく。
    死んで。
    自由に。

    最期、魔女は誇りを持って死に、赦されたのかな。

  • 似鳥鶏の「レジまでの推理」に出てきた本。
    「ヘンゼルとグレーテル」の魔女の方が主人公の話で、彼女がなぜ魔女になり、なぜヘンデルとグレーテルを食べようとしたのかが書かれた、「気持ち悪い感じの絵」の絵本として紹介されていた。
    興味を持ったので、読んでみたいな。

  • 「ヘンゼルとグレーテル」の魔女が魔女になる前からの話。悲劇だった。

  • ヘンゼルとグレーテルに出てくる魔女のお話。
    どうして魔女になったのか…悲しい女の話です。
    悪魔を召喚とかよくわからないのも多かったけど。

    前に読んだ本にこの本のことが出てきたので読んで見ました。

  • 似鳥鶏さんの「レジまでの推理」に登場してて、図書館から借りて読んでみたら、凄かった!「ヘンゼルとグレーテル」の魔女が主役のパロディで、前半部分は正直者はバカを見るんだよね(._.)感覚で読んでいたけれど、後半魔女になり、二人と暮らすようになってからの精神力が素晴らしく、グイグイ引き込まれた(>_<)そして最後には涙が…(T-T)思いがけず良い本に出会えてラッキー♪

全39件中 1 - 10件を表示

ドナ・ジョーナポリの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×