鴎外のマカロン―近代文学喫茶洋菓子御馳走帖

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著者 : 奥野響子
  • 丸善プラネット (2006年2月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (77ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901689458

鴎外のマカロン―近代文学喫茶洋菓子御馳走帖の感想・レビュー・書評

  • 明治以降の近代文学の中で、西洋文化は、知的さや
    瀟洒さを表現するキーワードとして効果的に
    使われてきた。

    マカロンにシュークリーム、ソーダ水…。

    その中で西洋菓子は、どう文学の中へ登場しているか。

    著者が自分で作品にあたり、印象に残った西洋菓子の
    描写を書き溜めている。着眼点は面白いけれど
    論文ではないので、件数の解析や書き留められた
    表現の選択基準が明確に示されていないのは惜しい。

    例えばマカロンが鴎外の好物だったなんて。
    この本をきっかけにして取り上げられている
    作品を読んでみたら違う面白さが見えてくる
    と思う。

    何年も前から読みたかった本なのだが
    思ったより薄手の本で、読み足りなく残念だった。
    出版から年数が経っているし、類書が今ならあるかも
    しれないし、自分でテーマをもっと絞って調べて
    みるのも面白いかもしれない。

  • お菓子が出てくる明治~戦前あたりの文学作品を紹介したエッセイ。まず、お菓子が出てくる文学作品を収集する、っていうそのアイデアがすばらしい、そして実際集めたっていうのがすごい、と思った。
    昔の、ワッフルとかソーダとかアイスクリームとか、なんかすごくロマンティックに感じる。風月堂とか行きたくなる。

  • 近代の文士たちはどんなお菓子を食べていた?
    近代文学にはどんなお菓子が登場する?
    文章を華を添えつつも、あまり注目されなかった「近代文学の中の西洋菓子」にスポットライトを当てた、レトロなスイーツ文学評論。

    ******

    古めかしい近代文学にカタカナ表記があると、文章全体が明るく見える気がします。
    特に、それがカラフルなお菓子の名前であるならなおさら。
    本著では、西洋菓子の登場する文章が多く引用され、華やかな印象を受けます。
    というか、近代文学にはこんなに西洋菓子が出てくるんですね…。
    森鴎外がマカロンを食べていたという記述にも、マカロンってそんな昔からあるのか!と驚きました。
    ただ、もう少し作品に関する記述が欲しいなぁと思ったのと、所々に作者の私事的記述が入るのが気になったので、星3つです。

  • 昔のお菓子とかすごく興味がある
    読みたい

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