探究する力

著者 :
制作 : 久保 一之  永易 江麻  松浦 貴昌 
  • 知の探究社
4.63
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本棚登録 : 100
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904602003

感想・レビュー・書評

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  • とんでもない本。なんで絶版なんだ、、

  • 素晴らしかった。探求学習の内容、子供への声のかけ方、実践から積み重なっている理論、IBの紹介とブリッジ、探求学習の組み込み方など包括的に書かれている。先生らしい文章と体裁。素晴らしかった。

  • これも昨年、市川さんが参加していたシンポジウムに行ったときに購入していた本。本棚にしまっていてすっかり読むのを忘れていた本であった。
    教育に関わっている人、子どもを持っている人にはぜひ読んでほしい内容で、これから私もいろんな意味で参考にさせていただきたい内容。いつか市川さんをラボでお呼びしたいな。

  • 人間に与えられた特権的娯楽「学ぶ」方法について、机上論でなく、実践論をベースに教えてくれる貴重な本。先生、親はもちろん、人材教育に興味のある人、あるいは社会起業に興味のある人必読!

  • @gorigoさんが再読してたので読んだけど、これは凄い本。2章まででも「素晴らしい実践紹介」なんだけど、3章以降、実践の背景にある理念や学習環境デザインの話になると、さらにもう二化けはする。これが探究学習かと感動。一読して終わりにする本ではない。買うべき。

  • 主に子供と接する上で留意すべき、ってスタンスですが、著者の認識では、昨今、探究心・探求力の浅い人間が多いんじゃないか、っていう問題認識が原点にあるようです。特に、子供時代に探求力を育めなかったら、大人になって苦労する若しくは、社会レベルが低下すると危惧せざるを得ない。そんな風に考えてしまう自分にとって、興味深いそして共感の多い本でした。

  • 「探求型」に学びを重んじ、小学生を対象にユニークなカリキュラムを設けている東京コミュニティスクール。この本では、創設者であり校長でもある市川力が、東京コミュニティスクールに通う生徒さんたちと取り組んだ「テーマ学習」の記録と考察、そして私たちへの熱いメッセージが沢山綴られています。実際に市川さんのお話を聴かせて頂く機会もあったのですが、教育について多くの研究をされており、何よりも子ども達への愛情が滲み出ている気さくでパワフルな方でした。新しい教育の在り方を考えてみたい方は、是非一度、市川さんの想いに触れてみて下さい☆

  • 机の上だけはなく、現地・現場へ出ることの重要性(いわゆるフィールド・ワーク)を思い知らされる。こちらから本質をつく質問をして、子ども自身に考えさせること、自分で考えたことは、夢中になって追究していくことなどが、具体的に示されている。

    こういう子育てがしたいなと思う。

    [more]
    内容紹介
    本書は、著者が東京コミュニティスクールの創立から現在に至るまでの約4年間、校長そして一教師として研究・開発・実践してきた探究型の学びについての具体的な事例を、惜しみなくご紹介しています。 しかし、本書で最も伝えたいことは、東京コミュニティスクールという小さなオルタナティヴスクールの「特別な」学びについてではなく、「普通の」小学生にとって有益な探究型の学びを日本中の小学校で実現するための具体的な解決策であり、多くの教育関係者ならびに子どもの教育に関心のある方々に是非読んでいただきたい内容が書かれています。 「なぜ探究学習なのか?」「どのように探究学習を進めるのか?」「どのように公私立の小学校で探究学習を導入するのか?」といった疑問に答えるべく、著者が、地に足のついた実践例とともに、その背後にある理論をわかりやすく説明しているので、教師から一般の方々まで幅広く読むことができる内容になっています。

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著者プロフィール

1963年生まれ。探研移動小学校主宰。探究ジェネレーター。学習院大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士前期課程修了。アメリカで日本人駐在員の子供が通う学習塾を運営。英語環境下での日本語習得の最前線で教育に携わる。2003年に帰国後、2004年~2016年まで東京コミュニティスクール(東京都中野区)という小学生対象のオルタナティブスクールの初代校長を務め、認知科学の知見を活かした、探究する学びを開発・実践してきた。現在は、学校外で大人と子どもがともに探究して学ぶ場づくりに取り組んでいる。NHK for School メタモル探偵団、NHK E テレ高校講座「総合的な探究の時間」に出演及び監修。著書に『英語を子どもに教えるな』(2004年)、『探究する力』(2009年)、翻訳書に『科学が教える、子育て成功への道』(キャシー・ハーシュ=パセック、ロバータ・ミシュニック・ゴリンコフ著、今井むつみと共訳、邦訳2017年)。

「2019年 『クリエイティブ・ラーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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