可士和式

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  • 天野祐吉作業室 (2010年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (165ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905016021

可士和式の感想・レビュー・書評

  • 広告批評の天野祐吉さんと、アートディレクターの佐藤可士和さんの対談本。

    以下メモ。
    ●企業がいいたいことは、100%理解するまでヒアリングして。でもね、最初に何にも聞かなかった時に感じたことも、ずっと忘れないようにしてます。だから、たとえばこういう商品があって、まず最初は「何だこれ?」と思うわけですよ。よくわかんないけど、こういうもんだろうなって思った印象をね、しっかり覚えておく。で、そのあとでいろいろ話を聞くと、これひとつにいろんなことをやっているわけですね。そのギャップが、大切なんです。つまり、いろんな工夫や努力をしているのに、ぜんぜん伝わっていないということがわかって、じゃあ何がどうして伝わってないのかって考えていく。そうやって思考や情報を整理して行くと自ずと何をすべきかが見えてくるんです。
    ●なぜか大学は、企業もそうですが、自分のことを言葉で説明しようとするんですね。当学の建学精神はなんとかかんとかなんて、もちろんそういうことも大事ですが、それだけではもうひとつ、わからないんですね。恋人や結婚相手を選ぶときだってそうでしょう。どこの出身で、どこどこの学校を出て、身長と体重はこれこれで、なんて、言葉だけで恋人や結婚相手は選べない。最後は言葉以外のその人の外見とか、ふんい気とか、つまり見える全体ね、それで選んでいるに違いない。
    ●いまは大学を選ぶ基準が偏差値以外になさすぎる。いまの若い人は、ただひたすら偏差値や成績のいいものから順番に入る。そんなバカな学校選びをさせられている学生はかわいそうだと思うんです。だから明学なら明学で、「うちに来る人はこういう人だ」と選びやすい軸を出してあげるのが、学生にとって一番大切なことなんじゃないか。
    ●自分はおもしろくないけど、いまはこういうものが売れそうだということでやりだすと、どんどん変な方向へ行ってしまう。
    ●現実のありのままを描くだけではなく、あってほしいものも含めて表現する。
    ●広告というのは、一種の批評的表現だとぼくは思ってるんですね。もちろんそれは、販売のための告知であり、人の欲望を引き起こすための手段でもあるんだけど、最終的にはね、あなたの生活っておかしくありませんか、こんな常識にとらわれていていいんですか、という風な批評の役割を持っている。
    ●たとえばパリっていうとすぐに凱旋門っていう風に思うのはすごい想像力が貧困じゃないですか。パリにだってもっと他に庶民の生活があったりする。だけど凱旋門やエッフェル塔くらいしか想像できない。そういう風にしかパリを見ない人のパリのイメージは歪んでいるわけで、それをそうじゃないんだと戻す力、気づかせる力のことを想像力だというんです。

  • 広告主のメッセージを、受け手の側から相対化してしまう。 堀井グループ、川崎徹

    コミュニケーションのデザインは、共同体の共通認識を利用してるところがあるから、その秘密を知りたい。そこを確信犯的にコントロールしたくて考えている


    サムライになってから、明らかにクリエイティブで問題を解決することを求められるようになったんです。それに答えるプレッシャーは強いけど、とりあえず社内事情に対応してくれればいいっていう仕事はまず来ない。→発注する側にあらかじめ選択を迫っている

  • やっぱ私は佐藤雅彦さんのが好き。作品集あるかな。

    「状況をデザインする」共感

  • 考え方が普通の人とは違う気がする。
    なかなかこうは考えられない。すごいな。

  • 可士和さんの講演会にいきました、新しい広告の予感!この本、古風なフランス装で、すてきでした、ここにこだわるあたりがぐ〜

  • ブックデザインは佐藤可士和さん。書籍『可士和式』、本文は天が袋になっていて、ペーパーナイフで切って読むフランス装。表紙の体裁が仮フランスみたいな軽い仕上がりなのがおしい。表紙は活版印刷。どうしてこういうブックデザインなのかなぁ、と思っていたら、理由が書いてありました。http://bit.ly/hXP0st

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可士和式はこんな本です

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