書店員が教えてくれた人生で最も大切なこと

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905154266

作品紹介・あらすじ

両親を失い、心に傷を負った書店員ブレイク・デービス。人生に意味を見出せず、失望の日々を過ごしていた男が、ある老人との出会いによって人生に奇跡を起こす。

感想・レビュー・書評

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  • 『印象に残ったところ』
    ・月日は訪れては去っていく。まるで遠くの親切な団体からの使いの者たちが、音もたてずに覆いを被ってやって来るみたいに。しかし彼らは何も語らない。僕たちが、彼らが運んできた贈り物を使わないでいると、彼らは黙ってそれを持ち去ってしまう。 (ラルフ・ウォルドー・エマソン)
    ・もしみんなが自分の家の前を掃除したら、世界全体がきれいになる。(マザーテレサ)
    ・SEW  Seriouly Exceptional Work  本当に素晴らしい働き
    ・自分が意味のある存在だと信じる。
    ・LWT  Lead Without Title  肩書きなしでリードする
    ・習得は「繰り返し」の娘。 
    ・われわれは教えてもらう必要があるが、それ以上に思い起こす必要がある。(G・K・チェスタトン)
    ・死んだら眠る時間はいくらでもある。(ベンジャミン・フランクリン) 早起きしよう。
    ・平均寿命を80歳とすると、わずか960カ月しか人生はない。29000日だ。
    ・言い訳を土台にしていては、成功への地固めはできない。
    ・IMAGE のI Innovation 今日を昨日よりも良くしようとする姿勢
    ・より良いパフォーマンスというさざ波を毎日起こすうちにやがては、みごとな成果という高波が押し寄せる。
    ・気をつけるべきことは、成功ほど失敗につながるものはないということ。レベルが上がれば上がるほど、もっと高いレベルを求めたり、現状に挑戦したり、集中力を保ったりする意欲を失いやすい。人間には本質的に惰性で進める方向へ向かおうとするところがある。そういう状況はわたしたちにコントロール感や安心感を与えてくれるがそれは間違った安心感であり、これからのビジネス界で一番危険なのは、あなたがいつもと同じことを、いつもと同じようにやろうとすること。成功すればするほどハングリーになる必要がある。
    ・IMAGE のM Mastery 達人の域に達する。仕事には自分のベストを尽くし、ベスト以下であってはいけない。 自分への期待値を高める。
    ・FMOB  The first, the most, the only, the best になろうと努力する。
    ・BIW  Best in the world 
    ・何をするにも最初の一歩を踏み出そうとすれば、それまでの考え方や習慣という重力と戦うことになる。人は変化を好まず、予測可能なものを好む。
    ・The Daily 5  小さいけれど意味のある行為を一日に5つしながら目標達成をめざす。大きな変化は怖いが一日にほんの小さな目標を5つ完遂するだけなら誰にでもできる。1ヶ月後には150の目標をクリアできる。
    ・IMAGE のA  Authenticity  自分はどんな人間かどんな主義かを知ったうえで、どんな状況でもありのままの自分でいる勇気をもつこと。 
    ・IMAGE のG  Guts  不屈の精神と多大な勇気が必要。聞き分けの良い人間ではなく大胆な人間に。普通の人間ではなく、冒険できる人間になる。
    ・批判は怯えた人たちが変化に対して自分を守るための防御反応でしかない。妬みは凡人が天才に対して見せる賞賛の印。
    ・IMAGE の E  Ethics 道義を十二分に配慮すること。心にもないことは口にせず、口にしたことは必ず守って、謙虚で誠実であれ。
    ・もしきみが変化に対抗しようとすると結局はきみが困ることになる。スキーで急斜面の頂上から下を眺めると心臓が口から飛び出しそうになる。だがきみが無事に麓にたどりつくためには、最大傾斜度を利用するしかない。傾斜に逆らえば転んだり、尻もちをついたりしてしまう。雪崩が押し寄せてくるかもしれない。吹雪に見舞われるかもしれない。いち早く安全に麓へ行こうと思えば斜面に身を乗り出すしかないんだよ。急斜面で転ばないためには下る方向に身体を傾ける必要がある。もっとも恐れているものに近づいていく必要があるってこと。変化に身を乗り出すのをやめ、従来のやり方に戻ろうとしたら結局は山の中で寒さに凍えることになる。
    ・どんなにあなたを苦しめるものでも、あなたを死に至らせるものでないのなら、それはあなたを強くする。(ニーチェ)
    ・ひとが成長しているときや大きな変化を受け入れているときは、恐怖が表に出るものなんだ。これまで君を支えてきた土台が崩れつつあるからだ。そんなときは落ち着かない感じがする。でもたんにそんな感じがするだけでどうということはない。従来の土台と骨組みをバラバラに壊してもっと良いものができるようにするんだ。霧はやがて晴れる。恐れずに変わっていく過程をたどれば、必ず新しい秩序を確立できる、以前よりはるかに良い秩序がね。
    ・会社の業績がふるわないときは仕事の関係者全員とこれでもかというくらいコミュニケーションをとれ!Face time (実際に会って話をする時間)が大事。自分の大事な人にとっての大事なことは自分にとっても同じ位大事なことだと考えよう。
    ・相手への敬意をもって話す限り、伝えなきゃならないことは何でも伝えていい。ただし会相手の自尊心を傷つけない言葉を使うこと。
    ・トラブルはきみが輝くための土台でしかない、実際状況自体には良いも悪いもない。認識次第で「良い」にも「悪い」にもなる。そういう見方ができるように脳を再教育すればよい。 逆境を自分のために活用する=形を変えた恩恵だとみなすことも必要。
    ・行動は絶望の解毒剤となる。(ジョーン・バエズ) 苦しい状況に陥っても考えられる限りの最も賢明な選択をし、たくさんの行動を起こす。これをひたすら続ける。行動の成果がすぐには現れなくでも建設的な行動のひとつひとつが建設的な結果につながるのが自然の摂理。
    ・混乱した時期にあっては、何もしないことほど悪いことはない。
    ・快適ゾーンの外側にいればいるほど、快適ゾーンは広がる、怖いものが減る。超難関コースを滑れるようになるにはいつも超難関コースで滑るしかない。
    ・SPEAK の S Speak with candor (素直に語る) P Prioritize(優先順位を決める) A  Adversity breeds opportunity (逆境がチャンスを生む) K Kudos for everyone (みんなを賞賛する)
    ・あなたが最高の姿で人々に接したら、あなたは人々から彼らの最高の姿で接してもらえる。(ハーベイ・ファイアストーン)
    ・肩書きや外見がどうであれ、きみが出会う人のひとりひとりが誰かの息子であり娘なんだ。全員に耳を傾けるに値するストーリーがあり、学ぶに値する教訓を知っている。
    ・Human の H Helpfulness 人の役にたつ。 U Understanding 人に真剣に耳を傾け理解する。 M Mingle 幅広く交流する。 A Amuse 人を楽しませる。 N Nurture 栄養を与える。  
    ・人の世話をすること。相互依存の法則。
    ・良いものを所有することは何の問題もないが、僕は自分の所有物で自分を判断することはない。持ち物が自分という人間の土台やアイデンティティになっていたりすると人は問題を抱えることになる、つまり持っているものを失ったら自分を失うことになるからだ。自分が何を持っているかってことより、どんな人間になっているかってことのほうが、はるかに大事。
    ・きみの考え方がきみの現実を生みだしている。ネガティブな考えをいっさい入れないようにすること。
    ・僕らが経験していることはすべて、考え方やルール、人としてのありかたなど自分を形成するのに影響を与えたさまざまなものが自分におしえこんだフィルターを通して見ているもの。
    ・自己啓発の7つの基本 1.学ぶ 2.決意の言葉を唱える 3.良いイメージを頭に描く 4.日記に書きしるす 5.目標を設定する 6.運動をする 7.栄養を摂る
    ・感情面の掃除をする。1日の始め方でどれほど有効に過ごせるか!
    まずは人を許し、過去の出来事を忘れよう。一日の始めに5分でもありがたい出来事を祝う時間がもてたら、あっという間に幸せな気分になれる。
    ・きみを傷つけた人達だってまだ旅の途中なんだ。その時点での考え方に基づいてできることを精一杯やった結果きみを傷つけることになってしまった。そして傷ついた人たちだけが人を傷つける。
    ・若い時には財産のために健康を犠牲にする、だが歳をとって賢くなるとわずか1日の健康のために全財産を喜んで犠牲にするようになる。健康とは元気な人の頭の上にあって、病気の人にしか見えない王冠なんだ。
    ・Shine の S See clearly (曇りのない目で見る) H Health is wealth(健康は財産である) I Inspiration matters (ひらめき、創造性が大事) N Neglect not your family (家族を疎かにしてはいけない) E Elevate your lifestyle (ライフスタイルを豊かにする)
    ・成功とはきみが受け取るもので決まるものではない、きみが貢献したもので決まるんだ。
    ・生きがいのある生活をすることが偉大で輝かしい遺産となる。(モンテーニュ)
    ・リーダーは毎日自分の遺産について考えている。人々の記憶にどんな自分を残したいか、次世代に役だつ足跡を残すにはどんな功績をあげればいいのか、自分が何か意味のあるものの象徴になるためにはどんな人間になればいいのかを常に考えている。
    ・今日という日は、そしてきみが最後を迎えるまでのすべての日はきみがヒーローを演じるための舞台だ。あとはきみの勇気の問題だ。さきの見えない世界に光をもたらす勇気を出すだけでいい。勇気を出せばきもは仲間、最愛の人達の人生を豊かにすることができる。

  •  肩書のないリーダーたちが、他の肩書のないリーダーに働きかけ、大きな行動を生む!

     ロビン・シャーマ氏は、この本の中で「リーダーになるのに肩書は必要ない」ということを繰り返し訴えている。それは、世間で一般的に価値があるとされているものが、真の幸せを掴むためには何の役にも立たないということを伝えるためなのだ。

     価値があるとされているものは、つかの間の満足感をもたらすかもしれないが、私たちは、更に価値があると思うものを追い求めてしまう。私たちが肩書のないリーダーへの道を選んだ時、その道が極めて険しいことは言うまでもない。しかし、実は、その道こそ、私たちが真の生きがいを掴むための最短距離なのだ。

     今般の新型コロナウイルスの問題でも、肩書のあるリーダーが迷走する中、肩書のないリーダーたちが、他の肩書のないリーダーに働きかけ、大きな行動を生み出す。という現象が起こっています。一人ひとりの行動は小さくても生み出せる動きを大きく出来る。

  • 自己啓発

  •  詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=9719

  • 自分の人生を築けるのは自分しかいない。自分が、自分のセルフイメージと食い違った振る舞いをすることはない。だから自分の能力・可能性を信じることが一番大事。

  • みんながやりたくないことを率先してやる。
    能力は発揮されずにいたら苦痛の種に代わる。
    成果はいくつかの些細な日課を毎日繰り返すことで生まれる。
    些細な日課の積み重ねが、やがては考えたこともないような大きな成果を生み出す。
    意味のある行為を1日に5つする。
    まずは自分をリードする、それができてこそ、他人をリードできるレベルの人間になれる。
    感謝の気持ちは恐怖に対する解毒剤になる。

  • いつものロビン・シャーマらしい、成功のための講義物語。
    さて、自分は、いつやるのか?

  • Lead Without the Title, つまり「肩書きなきリーダーシップ論」を物語仕立てでとってもわかりやすく教えてくれるこの本。どんな人にも生まれ持った才能があり、それを発揮するために人は生きているということを鮮やかに思い出させてくれます。
    ただの観念論だけでなく、具体的にどう行動を起こしたら良いかも章ごとに投げかけがされている点が素敵。
    自己啓発にはじめて触れる人にプレゼントしても喜ばれそうです。

  • 人生において何が重要なのかを、シンプルに表現している。

    前向きに生きたい人にお勧めの一冊です。

    翻訳本というより、和田裕美さんの著書みたい。
    違和感ありません。

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著者プロフィール

ロビン・シャーマは、五指に入るトップクラスのリーダーシップのメンターとして、100の国や地域で活動を続けてきた人物。マイクロソフト、IBM、ナイキ、NASAをはじめとする企業や組織をクライアントに持ち、米国の退役軍人たちの社会復帰支援などのプロジェクトもこなしている。世界をリードする経営者からロックスターまでが彼の教えを受け、著書は70以上の言語で出版されている。

「2021年 『3週間続ければ一生が変わる あなたを変える101の英知』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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