のはらうた 3: くどうなおことのはらみんな

著者 :
  • 童話屋
3.93
  • (18)
  • (8)
  • (16)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 184
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784924684416

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 恋したこだぬき
    怖いときにぼくがいるから大丈夫というおまじないをするみみず

    これは!って作品に出会える。

  • 「えへん!」というだい名の詩で、くりのみがあたまのかっこうをほめられて、あしたからしゅくだいをやろうといったのが、おもしろかった。今までしゅくだいやってなかったのかな。あたまのかっこうがいいとしゅくだいはたぶんはかどると思う。(小2)

  • “しんぴんのあさ   かたつむりでんきち

    まいにち おんなじみたいだけど
    まいにち いろんなことがおこる
    こりゃおどろいた おやびっくり
    へへえなるほどな ふうんそうか
    まいにち しんぴんのあさがきて
    ぼくのめ まいにちびっくりめ!
    つんつんのばして びっくりめ!”

    そうだった。
    子どもの頃って、毎日が新品だった。
    いつからだろう。
    毎日が同じことの繰り返しのようになってしまったのは。

    子どもの頃は、今がいつもそばにあって
    未来は遠い先で、過去は忘却のかなたにあった。

    今は未来があっという間に現在になって
    現在は指先にふれる前に過去になってしまう。

    忙しくて
    毎日が同じような仕事の連続なのに忙しくて
    時間の流れに全然追いつけないけれども
    たまには新品の朝に包まれて
    何かを新鮮にびっくりしてみよう。
    (ご飯の炊き忘れとかじゃなくてね)

  • あいたくてあいたくてあいたくての詩はこの本だったのか。
    てっきり工藤さんの「あいたくて」の方に入ってるのかと思ってた、あっちはまた別の詩なのね。
    かまきりりゅうじさんの口調が全然違ってびっくりしました。なんだかいろいろ考える時期なんだろうな。

  • ≪県立図書館≫

    森の中の情景が心にひろがります。
    まるで童話を読んでいるみたいな気分になる。
    みんな活き活きとしていて、世界にはいりこんでしまう。
    今回も素敵な詩がいっぱいだった。

  • やわらか〜く、ほんわりとしていて、のはらにいるような気持ちになれる詩集です。

    のはらにいる「誰か」が、のはらをみて思うことをことばにしている感じが、日々のあれこれにぎすぎすしている私のこころに沁みました。

    のはらに、行きたくなりました。
    のはらで、春の風を感じたいです。
    はやく、春になると、いいな。

  • かわいらしいのはらのうたがつまっています。

  • 魂の清涼剤。

    ささくれだった心に染み渡る芳醇なうた。

    難しいこと考えずに生活してこう、という気になります。

    僕のような心の薄汚れた、ど汚ねえ大人に読んでほしいです。

  •     とおりすがりに
                   かぜみつる
      やあ げんきかい?

      おれ? ちょっとでかけるとこなんだ
      だれかがよんだきがして、ね
         どこだか わかんない
         けど いかなきゃなんない
         いつまでか わかんない
         けど いかなきゃなんない
      おれが みんなをゆすったように
      なにかが おれを
      ゆすってゆすって おしてゆく

      げんきでいろよ うたっていなよ
      こわいゆめみても あんまりなくなよ
      いつかまた きっと あうさ

      やあ げんきかい? って、ね

     庭の姫りんごや、ピラカンサスの木の葉がゆれている。かぜみつるくんが来てるんだ。さらさらとはっぱをゆすらせて、げんきをいっぱい届けてくれている。ありがとう。さっき久しぶりに目白ママが来て、水盤で水浴びをしていたときは静かにしてたね。子育てにくたくたの目白ママに、こころゆくまで水浴びさせてあげて、やさしいかぜみつるくんだった。
     

  • 2022.10.5 3-2

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

台湾生まれ。お茶の水女子大学中国文学科卒業。女性初のコピーライターとして活躍した後、詩人・童話作家に。『てつがくのライオン』(絵・佐野洋子)で日本児童文学者協会新人賞、『ともだちは海のにおい』でサンケイ児童出版文化賞受賞。野原の生き物や自然が躍動する詩集『のはらうた』は、子どもたちに愛され、ロングセラーとなっている。『ねこはしる』『まるごと好きです』など、多くの詩集・絵本・エッセイがある。

「2020年 『女声(同声)合唱とピアノのための いのちへのオマージュ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

工藤直子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×