ああでもなくこうでもなく 5

著者 :
  • マドラ出版
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本棚登録 : 41
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784944079438

感想・レビュー・書評

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  • 俺の過去を振り返るために、その当時の歴史を勉強している。思えば、この本を書かれた橋本治さんと今の俺はほぼ同じ年だったことに気がついた。なんとまぁ…
    橋本治さんはまだ生きてらっしゃる。それなら、あと十年は生きられるのか?だがしかし、なかなかつらそうだ(~_~;)
    世の中が豊かになると人は安易に怠慢になって社会は崩壊し、長い間の混乱と辛酸をなめた後にまた、なんとか社会を作り直そうと自分の頭で考え始めるのかも知れない。

  • 「広告批評」に連載されていた橋本治の名コラム集。
    独特の思考回路で様々な問題を語る。問題を解決することへの最短距離を選ばない印象。大切なことを見落とさないためには、簡単にすぱっと割り切らない、持久走型の粘り強い思想が必要なのかもしれない。それにしてもこの人の思考は面白い。思いがけない方向に話が飛ぶ。驚いているうちにとんでもないところに連れて行かれる。そんな一冊。読みやすくはないです。

  • 橋本治の社会に対する洞察力の鋭さにはいつも感心させられる。この本は「広告批評」連載の2004~2006年分をまとめたものであるが、小泉構造改革、ライブドア事件、姉歯事件などの(当時の)時事ネタに対する洞察が、2009年の今起きている諸問題への対処方法を先取りする形で書かれているのは、ただただ驚くばかりである。

    何度も読み返したい一冊。

  • 最終巻と同じような感想
    でも政治分野に偏ったものではなかった
    だけ分かりやすかったかな

  • ああでもなくこうでもなくの5冊目。

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著者プロフィール

1948年東京生まれ。東京大学文学部国文科卒。小説、戯曲、舞台演出、評論、古典の現代語訳ほか、ジャンルを越えて活躍。著書に『桃尻娘』(小説現代新人賞佳作)、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞)、『「三島由紀夫」とはなにものだったのか』(小林秀雄賞)、『蝶のゆくえ』(柴田錬三郎賞)、『双調平家物語』(毎日出版文化賞)、『窯変源氏物語』、『巡礼』、『リア家の人々』、『BAcBAHその他』『あなたの苦手な彼女について』『人はなぜ「美しい」がわかるのか』『ちゃんと話すための敬語の本』他多数。

「2019年 『思いつきで世界は進む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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