- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784948718067
感想・レビュー・書評
-
この表紙の村上朝日堂が単行本で、文庫はこれの後に出たんじゃなかったな。最近では図書館でも文庫のほうばかりで、単行本を持っていた私としてはとっても懐かしい。
文庫の方で書いたけど、今ではクレームがきそうな毒舌、独断と偏見があったり、同調しちゃうコラムもあったりで面白い。どんな毒舌、偏見でもそこに添えてある安西画伯の挿絵が場の雰囲気をうまーく中和してくれちゃう。文章だけだったら喧々してしまいがちなところを、あのイラスト一つで和ませてしまう。脱力感を覚えるくらいに。
村上春樹苦手な人にこそ 一度読んでいただきたい。いや「やっぱり村上春樹ってひねくれ者」て思うかな。でも、小説と違って、書いていることは直に伝わる筈です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ムラカミさんと水丸画伯の顔写真がある珍しいエッセイ。
こうしてみると似顔絵そっくりですね、どちらも……。
ええと、中身は……初期作品なので内容は硬いです。たぶん。 -
アルバイトニュースに載ったらしい村上春樹の軽いエッセイ集。喫茶店でおいてあった本をなんとなく読み出して、結局買ってしまった。たいしたことは言ってないのに、何となく読んでしまうこの人の文章の力ってなんなのだろう。安西水丸のイラストのちからもあるけれど。
いまの話のつもりで読んでいたけれど、よく読むといろいろ古い話が出てくる。巻末を見たら連載開始は昭和57年。30年前だ。で、この本、中古で買ったつもりはないのだけれど、紙面が日焼けしてたり、乱暴に開いたらバリっと背表紙のところが剥がれてしまったり、なんだか年代ものなのだった。買った所に30年置いてあったのだろうか。なんか不思議。 -
肩の凝らない通勤ボン。身辺のささやかなものへ向けるミニマリズムが窺える。まあ良。
-
何度目か・・・。何度読んでもおもしろい。新たな発見あり。