村上朝日堂

  • 若林出版企画
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本棚登録 : 104
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784948718067

感想・レビュー・書評

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  • この表紙の村上朝日堂が単行本で、文庫はこれの後に出たんじゃなかったな。最近では図書館でも文庫のほうばかりで、単行本を持っていた私としてはとっても懐かしい。

    文庫の方で書いたけど、今ではクレームがきそうな毒舌、独断と偏見があったり、同調しちゃうコラムもあったりで面白い。どんな毒舌、偏見でもそこに添えてある安西画伯の挿絵が場の雰囲気をうまーく中和してくれちゃう。文章だけだったら喧々してしまいがちなところを、あのイラスト一つで和ませてしまう。脱力感を覚えるくらいに。

    村上春樹苦手な人にこそ 一度読んでいただきたい。いや「やっぱり村上春樹ってひねくれ者」て思うかな。でも、小説と違って、書いていることは直に伝わる筈です。

  • ムラカミさんと水丸画伯の顔写真がある珍しいエッセイ。
    こうしてみると似顔絵そっくりですね、どちらも……。
    ええと、中身は……初期作品なので内容は硬いです。たぶん。

  • アルバイトニュースに載ったらしい村上春樹の軽いエッセイ集。喫茶店でおいてあった本をなんとなく読み出して、結局買ってしまった。たいしたことは言ってないのに、何となく読んでしまうこの人の文章の力ってなんなのだろう。安西水丸のイラストのちからもあるけれど。

    いまの話のつもりで読んでいたけれど、よく読むといろいろ古い話が出てくる。巻末を見たら連載開始は昭和57年。30年前だ。で、この本、中古で買ったつもりはないのだけれど、紙面が日焼けしてたり、乱暴に開いたらバリっと背表紙のところが剥がれてしまったり、なんだか年代ものなのだった。買った所に30年置いてあったのだろうか。なんか不思議。

  • 肩の凝らない通勤ボン。身辺のささやかなものへ向けるミニマリズムが窺える。まあ良。

  • 何度目か・・・。何度読んでもおもしろい。新たな発見あり。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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