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- / ISBN・EAN: 4988101087907
感想・レビュー・書評
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劇中、ケーキが焼きあがるまでの短い時間のなかで起きる出来事だけど、ぎっしり濃厚につまっていて、とても引き込まれる40分。
数年ぶりに見たけど、いま見てもとても面白かった。 -
完全に名作。これを観て島根を好きになりました
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デジモンは子供の頃見てた位で、さほど詳しいわけでも熱烈なファンというわけでもないが、評判がいいので視聴。
感想は……面白かったー!
現実世界に帰還した太一と光子郎のパソコンに謎のデジモン幼体が出現。そいつは世界中のデータを次々食い尽くし無限に分裂していくヤバいヤツだった!
という話なのだが、この内容を過不足なく40分にきっちりおさめた手腕がすごい。なにせ全世界を巻き込むレベルでスケールが壮大なので、本来なら二時間は欲しいところを、アニメ一話分に僅か10分足しただけの尺に起承転結カチッと盛り込んでいる。
細田守らしい演出のこだわりも随所に見られ、団地を引きで撮ったカットとか、電脳空間のサイバーなビジュアルなどが印象的。特に後者は監督の代表作、「サマーウォーズ」がデジャビュ。
細田守は本作に着想を得てサマーウォーズを撮ったらしいが、舞台を日本の田舎にスライドし大家族のドラマを追加しただけで、概要は驚くほどよく似ている。
緩急の付け方も絶品で、ネット空間で進化する敵が現実世界にもたらす被害の大きさと反比例し、パートナーデジモンとタッグを組んで脅威に対処する太一たち視点はいまいちシリアスに徹しきれない。
太一ママののほほんとしたお喋りはいちいち場を和ませて笑いを誘うし、それに礼儀正しく応じる光子郎に「おいおいそんなに烏龍茶飲んで大丈夫か……」と突っ込んでいたら案の定な展開。
同時進行で祖母の田舎(島根)に帰省していたヤマトとタケルが、パソコンを見付ける為にドタバタコミカルに奔走するのだが、こちらも実にとぼけた味わいで笑わせてくれる。本筋には直接関与しない、ちょい役の田舎の人たちが凄く親切な上にキャラが立っていて、サマーウォーズに出てくる親戚の原型?と深読み。
もちろん熱いバトルもあり、王道といえば王道、ありきたりといえばありきたりなピンチからの覚醒→合体だが、世界中の子供たちから殺到する応援メールが電脳空間を埋め尽くす光景は、やっぱりテンション上がる。
そこで閃く光子郎の機転もイイ!
パソコンやネット知識がない凡人も、「あーなるほどね!」と経験則で発想が繋がるアイディアで、見事に一発逆転してくれる。メールの再利用法といい、序盤から上手く伏線が仕込まれており、ここで生きてくるのかー!と唸る。
レンジのタイマーと核ミサイルのカウントダウンを同時に見せる演出もスリルを煽るし、そのミスリードがまた憎い。すべての伏線をキレイに回収し、子供も大人も楽しめる良作に仕上げている。
不満をあげるなら、太一・光子郎・ヤマト・タケルの四人以外選ばれし子どもたちの活躍がないこと。ヤマトとタケルが参戦するのも中盤以降である。
空に至っては「え、そんなことで怒るの?!」と斜め上のキレ方。ていうか、空ってこんな嫌な子だっけ……ネタバレになってしまうので詳細は控えるが、憎からず思ってる相手からのプレゼントを悪意にとりすぎでは?とひっかかる。
この映画だけ見ると空と太一は友達以上カップル未満の両想いに見えるのだが、続編で空がヤマトとくっ付くと聞いて混乱している。な、なんでそうなった……?理解できない。
話変わるが、細田守監督は無から有を生み出すより、もともとある素材をアレンジするほうが生きるのかもしれない。
本作とサマーウォーズの共通項の多さや、監督自身が担当した脚本に矛盾が噴出し話が破綻する現状を踏まえると、下手にオンリーワンのオリジナリティを追及するより換骨奪胎のセンスを磨く方が良いエンターテイメント作品が仕上がりそうだ。 -
既に細田守の顔になってて細田...ってなる。アグモンやっぱり良い
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これがサマーウォーズの元になってるのがよくわかった。デジモンはたまに見たことある程度だったけれど、わりと好きだったことを思い出した。サマーウォーズみたいに原因とかはっきりわからないけれど、こっちの映画は友情に重きを置いているのでワタシは好きだった。今ならWi-Fiだし、ISDNとかめちゃめちゃ古いけどそれを置いといても内容はよかった。でもほんとサマーウォーズとほぼ一緒でした、驚くくらいに。
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2015/7/30
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ニコ生にて。
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お子様たちが世界の危機一髪に奔走しているのに、のんきにケーキを焼いているお母さん
コンピュータの扱いは冴えてるのにウーロン茶のみすぎちゃう光四郎はん
ネットの中の深刻な状況と、現実世界ではどこかノンキな空気感の違いが面白い