天空の城ラピュタ [DVD]

監督 : 宮崎駿 
  • ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント (2012年5月26日発売)
4.24
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感想 : 592
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4959241980144

感想・レビュー・書評

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  • 宮崎駿の最高傑作であろう、金字塔的作品。
    人間の夢がここに詰まっている。
    今さらこの作品に対しての説明は不要であろう。
    観れば、何を言いたいのか全てわかる。
    本当の傑作というものには、時に言葉を失わせる。
    それは、陳腐な言葉を並べて賛辞を送っても無意味なことだからだ。

    炭鉱で働く少年が、或る日空から降ってきた少女と出会う。
    この時点で、もうワクワクしてしょうがない。
    そして少女の持つ飛行石を巡って、海賊と軍隊から追われる2人。

    この作品のハイライトは何と言っても、シータを救う場面であろう。
    ドーラの味のあるお説教から、復活したパズーが魅せるウルトラC。
    これだけでは無い、他にも名場面のオンパレードだ。
    世間に多大なる影響を与えた、バルスの大合唱など
    公開から何十年と経とうと色褪せないものがこの映画には詰まっている。

  • 何年ぶりかで観た。名言がいくつもあるけれど、「土から離れては生きられない」に胸打たれた。宮崎さんは昔から同じ事を言っている。誰よりも新しいから、世の中が追いつかなかったこと。こわくなる。なぜこんなにも、多くの人が魅せられる。矛盾を抱えたものを魅せるのが巧いから。人は皆矛盾を抱えているから。

    (20130802)

  • 公開後30年近くにもなってやっと、この国民的アニメを初めて見た。

    ストーリーは、最近見ていた「未来少年コナン」の舞台が、海から空になった感じ。
    壁面を昇っていったり、僅かな凹凸にぶら下がったりする、超人的な指先の力も健在だ。
    絵は、ハイジ、フランダースの犬からの、安定の登場人物たち。

    と言っても当然面白かった。
    とにかく、「バルス祭り」の意味が分かって良かった。

  • 息もつかせず最後まで観せる名作中の名作。涙を誘う種類の映画ではないと分かっていますが、今回は二度ほどありました。一つはシータを助けに逆さまになったパズーと共に流れる音楽に釣られて。もう一つはラピュタの墓に一人花を添えていた巨神兵の優しさに感動するシータの涙に釣られて。観る度に歳を重ねたことを実感します。

  • 人は大地から離れたら生きていけないって部分がとても印象的だった。
    誰でも楽しめる作品だけど、深く考えさせられる映画。

  • この歳で、生まれて初めてラピュタを通して見ました。@金曜ロードショー
    TVだから、カットされていたのかな、どうなのかわかりませんが…。

    友達がみんな口を揃えて、「面白い!素晴らしい!」「まだ見てないとか信じられない。人生損してる。」「DVD持ってるの貸してやるから見ろ!」と言う理由もわかったし、私が幼い頃ですが、母がつまらんと言った理由もわかった気がします。(今まで見てこなかったのもこれが一因なんですけども)

    まず、母がつまらんと言ったことについては、
    このストーリーは始まって1時間近く経っても核心に近づこうとしないというか、ほとんど物語が動かないんですね。CMがあったので実際はもっと短いのかもしれないのですが、1時間近くまできたときはやっと洞穴でおじいさんとお話ししているあたりだったと思います。
    正直、飽き飽きしていた私(←超短気)が物語に引き込まれたのはもう少し先で、飛行石に呼応して巨神兵が目覚めたあたりです。多分母は、私の母ですからここにくるまでに飽きてしまったのでしょうね(笑)
    まあ、合う合わないもあるのでしょう。

    ここからは、友人たちが皆絶賛していることに関連して。
    前半ほとんど物語が動かないとは書きましたが、オープニングから、すごく映像と音楽が素敵だなということは感じていました。世界観や雰囲気が素晴らしい。
    日本のアニメってすごい。この作品はきっと、時代が進んでもアニメの「古典名作」と呼ばれて世界で見継がれる(こんな言葉ないのかな…)のだろうと思いました。
    ラピュタの美しさに目を奪われました。廃墟の美しさ。映像に映らなかった部分まで、隅々まで見てみたいと思いました。探検してみたい。

    あと、ラピュタに関連して、特にこれだけは書いておきたいと思って。
    パズーとシータが荒れ狂う雷雲を抜けて、ラピュタに辿り着いたシーン。しばらく全くの無音が続く演出、この静けさに感動しました。唯一聞こえたのはカイト?がラピュタに着地する小さな音だけだったと思う。何か神聖なところに辿り着いた、そんな雰囲気がひしひしと伝わってきました。

    シータがムスカに言った、「どんなに科学が進んでも、強いロボットを操っても、人は、地から離れては生きられない」という内容の言葉がすごく心に響きました。これは現代を生きる私たちが噛み締めなきゃならない言葉なのではないかな。

    シータは、勝手に、浮世離れした謎の女の子、いわゆる「守られるお姫さま」キャラだと思っていたのですが、全然違って。
    ものすごいバイタリティーですよね。跳べる走れる登れるお料理もできる、そして可愛い。度胸もある。(「あら、おばさまだって女でしょう?」という台詞には心の中で拍手喝采!)
    何度かお洋服を変えていて、少年スタイルも白ワンピもどれも似合っていました。海賊スタイルが一番可愛かったかな!

    あとは、パズーの握力は一体どうなってるんだ(笑)ということ、ムスカがみんなに愛される(?)理由がなんとなくわかったこと、それから、壊れた巨神兵の腕とかの中身が、機械なんだろうけどウネウネしててピンク色でやたら気持ちが悪かったです。どこかエヴァを想起させられました。

    思っていたより、ワクワクする冒険ものでした。なるほどねぇ。
    あの海賊のおばさん(ドーラといいましたっけ?)が勇ましくて優しくて好きです。
    ところで、舞台はほとんど空なのに、どうして「海賊」なんでしょうか?ムスカも「航海は順調だ」みたいなことを言っていた気がしますが…。

    支離滅裂な感想ですみません。
    やっと見ることができてよかった。いい作品と出会えました。
    …実は「風の谷のナウシカ」も通して見たことがない私(笑)
    次はこれを見てみたい。

  • バズーの格好よさといいドーラの粋さといい何度も観たい不朽の名作。

  • 何度観てもハラハラ、ドキドキ、
    そして感動!!

    ストーリーも絵もキャラクターも音楽も
    全部だいすき!!

    眠り続ける古代文明
    レトロな乗り物たち
    科学を超越する自然

    なんかは宮崎さんの好きで得意分野なんだろうな〜

    オトナになっても夢を見させてくれる、
    この作品がいつまでも大好き!

  • いつもあらすじを忘れている。
    そしていつもワクワクさせられる。

    宮崎駿からは大切なことをいっぱい教わっている。

    それは空を飛ぶワクワクとか
    生きものの神秘とか

    そういった主義主張を越えたところにあること、

  • 文句がない。ストーリーも深く、キャラもそれぞれ濃い。

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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