青い春 [DVD]

監督 : 豊田利晃 
出演 : 松田龍平  新井浩文 
  • ケイエスエス
3.85
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感想 : 304
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988707544255

感想・レビュー・書評

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  • ☆~松本大洋原作の映画~☆

    だから観た。

    ハグれちゃった子って何故か、屋上やトイレが好きだね

    なんででしょうかね。

    ベランダゲームはヤバいけど
    自分の価値や命の価値がわからない時期って
    確かにありました。

    だから青い春なのか

    なるほど

  • 2001年公開。松本大洋の漫画を映像化。不良学生の行き場のない焦燥感や不安、狂気、友情などを描いた青春映画の傑作です。冒頭、強烈なインパクトを放つ屋上でのデスゲーム『幸せなら手を叩こう』。もうこの場面で心持っていかれます!幼なじみでもあり、カリスマ性を持つ九條にライバル心を持つあまり生き急いでしまう青木の姿に胸が痛い。カリスマ性のあるリーダー九條役にはまだ新人だった松田龍平、他に塚本高史、瑛太、高岡蒼甫、小泉今日子、マメ山田などキャストも豪華てんこ盛り。しかしなんといっても当時新人だった青木役の新井浩文に尽きます!ホント素晴らしい存在感!音楽はミッシェルガン・エレファント。映像にピッタリ合った選曲もナイスです。それまで感情を一切排除したかのようなクールな九條が、幼なじみの青木の為に必死で屋上へ駆けていくラストシーンには涙…涙…です(泣)。バイオレンスなシーンも多いですが10代の焦燥感を余すことなく描いた、純粋で痛くて切なくて美しい作品です。

  • 何度も観てしまう映画。
    ミッシェルのBGMがかっこいい。赤毛のケリーとラストのドロップ。
    松田龍平が美しいけど、中盤からの新井浩文の化けっぷりが凄まじい。
    いろんな登場人物の、いろんなエピソードの中でも花田先生の出てくるシーンがとてもいい。
    九條が青木の髪を切ってあげるシーンも好き。

    あとはとにかくラストシーン。
    青木が屋上に上ってからの一連、九條が階段を駆け上がっていくけど転んで、吼えて立ち上がって、屋上から下を見るところ。

  • わたしはこの映画が好きすぎる。

    全編で使われているミッシェルの音楽が恐ろしいほど、良い。

    そしてこんなにも美しく、バイオレンスな表現ができるのかと驚いた。

    トイレで雪男がやっちゃうシーン
    だいすきです

    わたしは一生この映画で感動できるじぶんでいたい。

    幸せなら手を叩こう

  • 決して観終わった後に清々しい気持ちになるわけではないのに、それどころか、劇場で観たときはしばらく余韻が消えなくて辛い思いをしたのに。それでも、良い作品だと思う。
    新井浩文と松田龍平がとにかく素晴らしい。言葉にすると陳腐になってしまいそうな青木の九條に対する思いが、分を追うごとに観客の心を支配していって、そしてあのエンディング。あれしかなかったのかな、と帰り道ものすごく考えました。
    閉塞された空間で、青春と言ってしまえば聞こえは良い拘束時間をどうやって過ごすのかというのは、あるひとにとってはどうやって生き残るのかということと同意義なのではと思う。忍成修吾演じた吉村が、あのプールに突き落とされるように、一瞬で上下が変わってしまう恐ろしさは、青い春なんて綺麗な言葉では内包できていないのではと想像する。
    そういう意味で、これは立派な青春群像だし、だからこそこころに食い込んで離れてくれないのでしょう。
    主役2人がとてもとても繊細で良い演技なのは言わずもがなですが、脇役陣も良いです。又吉と瑛太が出ていたのは、知りませんでした。それを確認しに、もう一度観ようかしら。

  • 何度観ても見飽きないというか定期的に観たくなる。この荒れ狂った青春。男子校ならではの。ここまでハンパないと羨ましくなる。
    それに、こういう映画だからこそかもしれないけど、いろんな台詞が心にグッとくる。
    じぶんの中では松田龍平といえばクジョー。
    そして青木の眼が、純粋さを保った状態から狂気を孕んでゆくさま。ずっとここにとどまるために選んだ手段。
    青春映画はこうでなくちゃ!←
    もちろんノーマルな青春映画も好きですが。

  • 若者の鮮烈かつ痛いけな日常。シュールさが光ってます。松田龍平演じる主人公九条は荒くれ男子校の不良集団の一人。定期的に屋上で繰り広げられるリスキーゲームの王者として君臨し、クールで陰のある雰囲気で大人しい強者だ。そんな九条を含む不良達がそれぞれの自我によって破滅の一途を辿る様がロックな衝撃と共に一瞬の出来事で終わる。後は抜け殻みたいになる感じが切ない。とりわけ九条と幼馴染の青木<新井弘文>の友情とライバル的プライドがジレンマになった最後の行動はバカなりにカッコ良く見えた。この作品には高岡蒼介や忍成修吾、瑛太といった若手俳優陣がテンコ盛りなのも見所。

  • ミッシェルガンエレファントがかっこいい。
    どうすればええんかわからんくて、大人になりきれへんのに大人になるしかない、高校生の話。痛いシーンに挟まれて、静かに死んでいく瑛太が印象的。
    にしてもあの長撮りは辛かったやろうなあ…。

  • 青木が主人公

  • のら犬にさえなれない

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。1991年、阪本順治監督の『王手』の脚本家として映画界に登場。その後、阪本順治監督『ビリケン』(1996年)の脚本を手掛けた他、演劇部隊や劇画の原作なども手掛ける。1998年、千原浩史(千原ジュニア)主演『ポルノスター』で監督デビュー。その年の日本映画監督協会新人賞を受賞する。2001年に初のドキュメンタリー映画『アンチェイン』を監督。2002年には人気漫画家・松本大洋の『青い春』を松田龍平主演で映画化し、大ヒットを記録。ドイツのニッポン・コネクション映画祭で観客賞を受賞。2003年『ナイン・ソウルズ』、2005年、直木賞作家角田光代の原作『空中庭園』(主演:小泉今日子)を監督。2009年『蘇りの血』(主演:中村達也)、2012年『IM FLASH!』(主演:藤原竜也、松田龍平)、2014年『クローズEXPLODE』(主演:東出昌大)を監督。2015~2016年舞台『怪獣の教え』を演出。2018年『泣き虫しょったんの奇跡』(主演:松田龍平)、2019年短編映画『狼煙が呼ぶ』を監督。2020年ドキュメンタリー映画『プラネティスト』が公開。

「2021年 『7.24映画戦争2019-2021』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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