グッド・ウィル・ハンティング [DVD]

監督 : ガス・ヴァン・サント 
出演 : ロビン・ウィリアムス  マット・デイモン  ベン・アフレック 
  • 松竹
4.07
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本棚登録 : 758
感想 : 150
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988105028173

感想・レビュー・書評

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  • ブルーハーツの『終わらない歌』を知ってますか
    この歌の歌詞にこんな言葉があります

    「真実の瞬間はいつも 死ぬ程こわいものだから
    逃げだしたくなったことは 今まで何度もあった」

    コレはまさにウィルのことを言ってる
    ショーン(ロビン・ウィリアムズ)も言ってた
    そしてスカイラー(ミニー・ドライバー)は思い切って自分をさらけ出してそれを乗り越えた
    その場面で俺 泣いちゃったよ ボロボロと止まらなくなった

    歌のサビがまたいい

    「終わらない歌を歌おう クソッタレの世界のため
    終わらない歌を歌おう 全てのクズ共のために
    終わらない歌を歌おう 僕や君や彼等のため
    終わらない歌を歌おう 明日には笑えるように」

    映画といい歌といい胸を打つ本物に出会えたことに感謝します。

    今までどれだけ逃げてきたか
    そしてこの先どれだけ立ち向かえるのか分からないけどひとつひとつ何とかしていかなきゃね

    追記
    本物はいつでも何処にでもあるわけじゃ無い
    二度と無いかもしれない
    一生出逢えない方が多いのかも
    その為に自分から去るのならそれはそれでいい
    でも、自分が臆病で踏み出せないなら……

    そりゃ馬鹿がやることさ

  • 主人公・ウィルの“心”の成長のものがたり。
    というか、周りの人たちに恵まれている、しあわせなものがたり。
    「ニューシネマパラダイス」みたく、ノスタルジーに浸ってはいけないと教えられます。

    「私の敵は私です」って歌詞もありますが、ほんとうの自分自身(コンプレックス)に葛藤(というか逃げまくって追い詰められてるんですが、それも闘ってるうちのひとつなのかな、と)している描写に胸がぎゅっと締め付けられます。
    行き場のない不安と憤りに叫ぶマット・デイモンがまた・・・。

    そして抱きしめあっているシーンで、号泣。
    ひさびさに登場人物にリンクして泣いてしまいました。

    背中を押してくれる友人も素敵だけど、受け止めてくれる大人がいてくれることがどんなに心強いか。
    大事なことを教えてくれます。向こうも気づかされるんですが。
    ほんと、主人公はしあわせ者。
    才能があってよかったね。これに尽きる。←

    そして、旅立ちに「別れ」はつきもの。
    先生、友人、恋人・・・それぞれの別れのかたちにジーンとなったり、胸が痛くなったり、不甲斐なさにハラハラしたり。
    個人的に好きなポイントです。

    結論、ぐういい映画でした。

    しっかし、マット・デイモンの麗しすぎる・・・。
    ガス・ヴァン・サント、イケメン発掘のイメージしかない。←

  • BS放送で観た。昔一度観たことがあるはずなのに
    ストーリーを憶えていなかった。こんなに評価の高い映画の。
    で、再度観て、しみじみした。
    月並みな云いかたをすると、「人との出会い」がその人を成長
    させ、生きる世界を拡げる。閉じこもって出ようとしないのは
    それまでの対人関係での挫折や失望のままにいるから。
    単純にそんな気がした。
    懲りずに他人と出会いたいと思う。
    にしても、主人公が天才である設定って必要だったのかな?

  • 天才は出てくるが、超人は出てこない。

    登場人物のセリフや行為に何一つ違和感を感じないにも関わらず、ストーリーとして驚きに満ちている。
    心を閉ざしていたのはウィルだけではなかった、という逆転もしぶい。
    とにかく心理の描き方が細部まで見事なのだ。
    ラストがぶつ切りでないのもいい。
    物語に終わりがあったら嘘っぽいもの。

    「救い」という選択が、もうひとつの可能性の喪失であることを教えてくれる。

  • 「自分と向き合うこと」「正直になること」
    「自分を許すこと」が生きていくうえで
    とても大切だということを、
    よく表現できている映画だと思った。

    自分の基礎を築き上げる子供時代に
    「人から許して愛してもらうこと」が
    できなかったために、
    人が信じられず、自分を守るためのテクニックだけ身に付け、
    そのテクニックで自分を演じているうちに
    自分がどう感じ何を考えているのかもわからなくなる…

    アダルトチルドレンの再生の物語かな?

    主人公のまわりの人たちがいい人ばかりで、
    優しい気持ちになる。

    彼女と主人公の喧嘩はとてもリアルで
    胸がつまる思いがした。
    私も似たような経験がある。

    カウンセラーの「君は悪くない」と言い続けるシーンは、
    彼の再生にとても必要なことで、
    そういう人が身近にいたのなら、
    まわりの人がそう言い続け(サインを送る?)ることが
    大切なのかもしれないなと思った。

    人間の核は「人に許してもらうこと = 自己肯定感」。
    それがかけてると、
    別の形でそれを補おうとして、何かひずみができる。

    ありのまま生きるって、
    スタートラインが違ってしまった人にとって
    とても難しいこと。

    主人公が自分で自分の人生を選択してくれて、本当によかった。

  • なんていうか、自分は人間臭い奴で居たいなあって思った。ちっぽけでもいい、立派な人間にならなくてもいい。つくりものに成り切れない人間臭さ。誰かに似た人に成りたいんじゃなくて、自分で在りたいの。

  • 色々と感情移入した。
    観て良かった!

  • 俺は高校2年の時、この映画を始めてみた時の気持ちは今でも忘れられない。この映画を見て、この映画の中のロビン・ウィリアムスにこれから進むべき道を示してもらったような気持ちになったんだよね。
    この映画を見てなかったら、大学で心理学を専攻しようなんて考えなかっただろうな。

    まず監督はガス・バン・サント。この人は本当にすごい人ですね。「elephant」でカンヌ映画祭・史上初のダブル受賞しただけのことはある。美しい映像の組み合わせ方はさすがとしか言いようがないね。アングルもカットの仕方もいい。印象的なシーンは一番最後にベン・アフレックがマット・デーモンの部屋に行くとき。部屋から戻ってくるときはワンカメラで少し長めに押さえている事かな。彼女の元へ行った友人を祝う気持ちと寂しさ、そして今まで感じていたコンプレックスが入り混じった表情をしっかり押さえている事がすばらしい。

    この映画は今はすっかりおなじみになったベン・アフレックとマット・デーモンのデビュー作なんだよね。変にすれてないのも好印象の原因かも。

    そしてなんといってもロビン・ウィリアムスが最高。何でこんな顔できるんだろう。全体を通してやさしげな顔をしてるんだけど、亡くなった奥さんのことを話すときとかマット・デーモンと話す時とか、その場面で様々な印象を与える深い表情だと思うな。

    ストーリーは様々な要素が入っているのにコンパクトにまとまってるし、スラムの少年の話だから適当にスラングも出てきて、きれいにまとまらないところも◎

    ちなみに、ロビン・ウィリアムスが「君は悪くない、君は悪くない」と何回も繰り返し言うと、マット・デーモンが泣き出すシーンがあるけど、ああやって同じことを何回も言う方法が実際に心理療法の場面であるんです。こういう細かいところも好きだなー

    それと脇役の話
    ヒロインの女の子がきれいなだけの女だったら、あの映画は台無しだよね、でかい声でゲラゲラ笑うのがいいんだよ。けして美人ではないけどね
    それにランボー教授、けして彼は間違っていないんだよ、プレッシャーに苦しんだだけで。ちょっと悪役っぽく描かれていた感じがするのは少しかわいそうな気がしたな。

    評価は五つ星だな、俺の人生を変えた映画に四つ星は失礼でしょ。

  • 素晴らしい映画。
    しっかりとしたメッセージ性があって、いい影響を与えてくれる。
    人がどういうものか、どう生きることが幸せなのか、考えさせられる。人は変化を怖がってしまうね。

    君は悪くない。で泣いた…、仲間の優しい言葉も、感動した。

  • 工事現場のシーンでの親友の言葉が心に残った。

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