- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4571130843431
感想・レビュー・書評
-
ベイコムで放映していた「アルフレッド・ヒッチコック」監督作品の『疑惑の影(原題:SHADOW OF A DOUBT)/1942』を観ました、、、
「ヒッチコック」作品は好きなんですよねぇ… ついつい観ちゃいますね。
-----story-------------
カリフォルニア州サンタローザ。
その街で家族と共に平凡に暮らす長女「チャーリー」は、突然やって来た叔父に秘密の匂いを嗅ぎとる。
やがて二人の探偵が現れ、「チャーリー」は叔父に未亡人殺しの疑いがかかっている事を知る。
明るい日常生活の中で「チャーリー」ひとりが、叔父が殺人犯かどうかの疑惑にさいなまれていく……。
直接的なショック演出など一切無し、「チャーリー」と叔父の心理の綾を巧みに描写してサスペンスを織り成す「ヒッチコック」芸術のひとつ。
“映画”が単に時間軸にそってストーリーを追うものだけでなく、画面に隠されたいくつものキーワードや映像の持つ意味で構成されているという事実。
そして、それらを吟味する事で得られる醍醐味を味わうべきだ。
1958年に『STEP DOWN TO TERROR』としてリメイクされている。
-----------------------
平凡な町の平凡な家庭に殺人鬼が潜り込み、その事実に只一人気付いた長女と、殺人鬼の叔父との日常生活を背景にした静かな戦い… 派手なアクションはなく、殺人シーンはラストシーンのみですが、心理サスペンス的な要素が強く、エンディングまで飽きずに作品に入り込めました。
カルフォルニアの静かな田舎町サンタ・ローザの駅に、謎の男「チャーリー・オークリー」が降り立った… 未亡人連続殺人事件の容疑者として警察に追われる身の「チャーリー」は、体調を崩し、姉の嫁ぎ先であるニュートン家を頼って来たのだ、、、
「ニュートン家」の長女で、叔父と同じ名前を持つ娘「チャーリー」は、田舎暮らしを退屈に思い、羽振りのいい実業家の叔父に憧れていた… そんな姪っ子に、高価な指輪をプレゼントする叔父の「チャーリー」。
だが、その指輪には、見知らぬ他人のイニシャルが彫り込まれていた… そんなある日、「ニュートン家」を、政府の調査員と称する二人の男が訪れた、、、
この二人は、実は東部から派遣された刑事だった… 刑事の一人である青年「ジャック・グラハム」は、美しい姪の「チャーリー」に好意を持ち、叔父にかけられた容疑を話して協力を求めた。
家族には何も語らず、一人で叔父と対峙する姪の「チャーリー」… 叔父は容疑を否認し、騒ぎ立てれば家族の名誉も損なわれると姪を脅した、、、
叔父は本当に無実なのか? 疑問を深める姪っ子に、町を出ると話す叔父の「チャーリー」… 見送りのために列車に乗り込んだ姪の「チャーリー」は、叔父と最後の対決をすることになる。
クライマックスの「チャーリー」と「チャーリー」の対決は壮絶な結末、、、
最後まで愉しめましたね。
-----staff/cast-------------
監督:アルフレッド・ヒッチコック
製作:ジャック・H・スカーボール
原作:ゴードン・マクドネル
脚本:ソーントン・ワイルダー
アルマ・レヴィル
サリー・ベンソン
撮影:ジョセフ・ヴァレンタイン
音楽:ディミトリ・ティオムキン
チャールズ・プレヴィン
出演:
テレサ・ライト
ジョセフ・コットン
マクドナルド・ケリー
パトリシア・コリンジ
ヘンリー・トラヴァース
ウォーレス・フォード
ヒューム・クローニン詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
汽車から落ちるシーンでヒッチコックらしく終わるのかと思ったらまだちょっと続いた…個人的にはいらない気もします…
これジョセフ・コットンだったのか!って最近気づいた。