原作を大学の授業で読んだ、邦題こんななのね

英語版しかなかったんだけど、ポーランド語版もあるのかな?

2023年12月28日

読書状況 観終わった [2023年12月28日]

映像作品としては好きだけど、この日本人の描写はちょっとオリエンタリズムだろう……
白人が白人のために作った白人から見た東京になってしまっていて、それを比較化する視点が一切含まれていないと思う。本当は英語を流暢に話す日本人だってたくさんいる。基本的な挨拶含め一切日本語で話そうとしない白人の登場人物たち、その上で日本人の英語アクセントを意味不明であるかのように描写するのはだいぶアウトかな……ステレオタイプを強化してしまっている。正直薄っぺらい。lost in translationも何も、そもそも本気でtranslateしようという意思が描写されていなくない?

エキゾチックな眼差しにはどこかに蔑視も潜んでいる。そんな文脈のなか、東京という大都会で主人公たちの感じているalienationを訴えられても、心に響かない。

この映画のウィキペディア英語版、レイシズム批判が一応記載されてる。アジアンスタディーズやアジアンアメリカンスタディーズ業界でその後の評価はどうなんだろう。

あの新宿大ガード下から車が抜けていくカットが同じく使われている深夜食堂とかと比べると、東京という街の描写の厚みが明らかに違うなあ

2023年12月28日

読書状況 観終わった [2023年12月28日]
読書状況 観終わった [2023年8月19日]
読書状況 観終わった [2023年8月19日]

読書状況 観終わった

読書状況 観終わった [2023年1月4日]

1980年頃を舞台にしているから、レーガンや新自由主義、組合の衰退、公共サービスの劣化、白人貧困層の急増が文脈としてあるんだろな。黒人女性がアーサーと自分を並列してる台詞があったあたりはうーんと思わなくもないけど、あれも新自由主義的な台詞なのかな…

治安が悪いと散々言われるゴッサムだけど、実際にこうして最下層から描かれることってあまりないからなんか新鮮だ〜ちょくちょくバットマンではおなじみのエピソードやキャラが出てくるとテンション上がる〜

階段降りてくシーンが最高でした

精神疾患に関する描写は本当にこれで大丈夫…??

読書状況 観終わった

ゲバラとか中南米の歴史とかアメリカの横暴がうっすらわかる映画。レドフォードはいかにも良心的アメリカの白人リベラルという感じだ

旅に出たくなるなーー!中南米史ももっと勉強したい!

2022年11月1日

読書状況 観終わった [2022年11月1日]

こんな邦題なのか…

中南米の映画でステレオティピカルなアメリカ人出てくるとお、おう…ってなるな
まあ散々な目にあわされてきてるもんね…ブラジルはあまりわからないけど…

2022年11月1日

読書状況 観終わった [2022年11月1日]

一瞬日本にいたときリバイバル上映で観に行った。

名画だと思うし、イタリア語とロシア語をそれぞれ学んでいた人間として思うところあったし、平和を思って何度も泣いた、が、どこか冷めた気持ちで、ああ日本の人って枢軸国側の一般市民が可哀想な話好きだよねと思っている自分もいた。泣いていた人たち、自分も含めて、これが例えばもしアジアの国舞台でも同じ反応するのかな、と思ってしまう…本当に普遍の愛の物語ですか

ロマンチックなシーンも、まさに今この瞬間あなたたちの政府がアフリカを侵略しているのでは…なんでそんなに楽しい顔ができるんだ…と考えてしまった。こういう描き方だと日本の人は安心して反戦を訴えられるのかな。自分たちが責められる不安なしで…いいのそれで…

メンフィスの映画館で観ました。観たあとビールストリートのバーやクラブをハシゴしながらお酒飲めて最高でした

サントラずっと聞いてる、if I can dreamとthat's all rightが特に好き

ベガスのコンサートシーン鳥肌立った。本来ロックでもなんでも現代音楽を楽しむときは多かれ少なかれああして米南部の黒人シェクロッパーのコミュニティに思いを馳せなければいけないんだろうな…ナシュビルのアフリカンアメリカン音楽博物館寄った数日後だったから、なおさら奴隷制の時代より連綿と紡がれてきた歴史に涙が出た。アメリカ的な音楽っていうのがどこからやってきたのか、南部の歴史、黒人の歴史をいろいろ考えずにはいられない

物凄く傷ついている人たちの物語。

映画を通して、逃亡奴隷たちに対する白人の大佐の意識が変化していく。奴隷にされた黒人たちへの彼の憐みや人道主義は、軍事訓練の暴力性と奴隷制の記憶との連関、自分と異なる文化を持つ逃亡奴隷の他者性という、二つの複雑な人種問題の現実に直面して打ち砕かれていく。最後にはそれを乗り越え黒人兵と信頼関係を築き上げたかのように見えるけれど、軍隊の外ではなお解放奴隷が人種を隔てた「他者」であるという現実を突き付けられる。
奴隷制即時廃止論者だったからといって、じゃあ奴隷解放後に黒人たちが参政権を持つことを誰もが支持したかと言えばそんなことはない。白人の女性参政権運動家たちの中にも、黒人よりまず白人女性に参政権を与えよと論じている人はたくさんいた。人種差別は奴隷貿易や奴隷制にその深いルーツがあるけれど、奴隷制が終わったからと言って何もかも解決するわけではない。結局ロバートは戦争が終われば「ボストンの邸宅」に帰れるのだから。トリップが連隊旗を運ぶことを拒否したシーンが南北戦争後『再建Reconstruction』の未完を仄めかすようで印象的でした。

2022年2月9日

読書状況 観終わった [2022年2月9日]

な、なんだこの邦題は……

これは公開当時アメリカの映画館で観たのですが、上映後拍手が起こってた、その後黒人史の授業でも見た

大事なのは、決してこれで終わりではないということだよね。公民権運動ですべて解決しました、めでたしめでたしなどではまったくない。

2022年2月9日

読書状況 観終わった [2022年2月9日]

黒澤的ヒューマニズム。もうちょっと毒のきいているほうが個人的には好きです。

2022年2月8日

読書状況 観終わった [2022年2月8日]

おもしろかったーー!ラストがいい。いかにもーな役人の描写

2022年2月8日

読書状況 観終わった [2022年2月8日]

うわーめちゃくちゃ好きです。えっほんとうに貴族階級出身の人間が撮ったの??

2022年2月9日

読書状況 観終わった [2022年2月9日]

第二次世界大戦後の(物理的にも経済的にも)荒廃したイタリアやドイツの街の風景、復興の様子は日本ともダブるところがあって興味深いです。

2022年2月9日

読書状況 観終わった [2022年2月9日]

北海道が恋しいときに見る映画

2022年2月8日

読書状況 観終わった [2022年2月8日]

ほかの映画でもそうだけど、炭鉱なんかでかつて栄えた北海道の地方都市にしかない侘しさ、無念さ、そういうのが感じられてよかったです。中山峠のカーチェイスよかった!

2022年2月8日

読書状況 観終わった [2022年2月8日]

リリー・フランキーがよすぎて……

2022年2月8日

読書状況 観終わった [2022年2月8日]

秋の始まりにお酒を飲みながらぼーっとみてました。東京が恋しくなる。

2022年2月8日

読書状況 観終わった [2022年2月8日]

メインとなる3人の「怪しい」男たちは、みんな今の日本社会で「信用」されづらい人々。職がない、借金がある、金がない、フリーター。人々は彼らを信じない。彼らへ向けられる「眼差し」がこの映画の焦点の一つだったのかなと思いました。日雇い労働者である犯人が殺人を犯した直接のきっかけは、ミドルクラスの集まる郊外の住宅街で、ある家の婦人から親切にされたこと。犯人はそれを上から目線の同情と捉え、彼女を殺して「怒」という血文字を残す。この婦人にはもちろん何の非もないのだけど、彼の「怒」はまぎれもなく今の日本の社会・経済的な文脈に由来するもので、私には彼はただのサイコパスには見えなかったし、監督や役者さんもそういうふうには描いていなかった。

3人以外の登場人物たちもみんな自分の無力さに怒っていた。彼らの怒りもまた、2010年代の日本社会という文脈の中にある。性的マイノリティとして生きながらどこかで社会に受け入れられていないことを肌で感じている人、貧困にあえいでいる人、風俗で働いていたことを町中に知られ白い目で見られている人、沖縄という土地で無力さに打ちひしがれている人。それでも彼らは環境を変えることができない。その怒り。

観終わってからも数日間ぼーっとこの映画のことを考えてしまう、そんな作品でした。

2022年2月8日

ネタバレ
読書状況 観終わった [2022年2月8日]

ラストシーンが本当に好きです。

底と其処。社会の不平等や不当に傷つけられてぼろぼろで、這い上がる術も教えてくれる人が周りにいなくて、泥まみれのなかでそれでもぎりぎり見出している希望。

2022年2月8日

読書状況 観終わった [2022年2月8日]
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