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- / ISBN・EAN: 4582194840052
感想・レビュー・書評
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【原作】
「ターミナルマン」サー・アルフレッド・メヘラン詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(2004、アメリカ)
クーデターによって祖国(ヨーロッパの架空の国、クラウコウジア)が消滅してしまったビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)がアメリカの空谷に足止めを余儀なくされる。法律の隙間に落ち込んで進退きわまった彼が、限られた空間の中、人間対人間のドラマをサバイバルするお話。
88年からシャルル・ドゴール空港に足止めされ続けていた実在の人物がモデルであるらしい。当然色々脚色しているのであろうが、結局、ステレオタイプというか、ご都合主義というか。劇的な導入部で期待が膨らんだ分、竜頭蛇尾のお話と言わざるを得ない。トム・ハンクスの技量でもってる映画と言えよう。 -
スピルバーグとトム・ハンクス。
架空の国からニューヨークへやってきたトム。
故郷が革命になって国交断絶になった関係で、空港から出れなくなってしまう。
どうしてもニューヨークでやりたいことがあって、帰国を拒み、
空港のターミナルで暮らしだす。
彼の生活力はすごくて、英語もどんどん話せるようになるし、手に職はもっているし、なにより前向きで、明るい。最初はイジメていた空港スタッフも、いつしかハートをわしづかみされて、すっかり応援モード。不倫に苦しむ客室乗務員の女性とも、なんかうまくいきそうな、そうでもないような。。。
やっぱりこういう映画がいいなあ。
ストーリーがちゃんとしてて、登場人物がみんな魅力的で、笑うところも泣かせるところもあって。いや、ほんと泣いてしまいましたよ。久しぶりに映画で。 -
ずいぶん古い映画だが、見られてよかった。
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人はいつも何かを待っている。それが生きる希望になる。
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Amazonから引用。
東欧のクラコウジア(本作のために設定された架空の国)からニューヨークを訪れた旅行者ビクターが、母国の突然のクーデターにより“無国籍”状態になってしまう。アメリカへの入国許可が下りないまま、彼は空港のターミナルで9ヶ月間も過ごすことに…。
工事中の区画に寝場所を確保し、小銭を集める方法を学ぶなど、ビクターのサバイバル生活がテンポよく展開。ハンクスの演技は、ときとして大げさだが、英語もまともに話せないビクターの喜怒哀楽を観る者に分かりやすく伝えてくれる。不倫に悩む客室乗務員と彼のロマンスや、フードサービスや清掃員など周囲の人々のエピソードにも心温まるが、本作で最も印象に残るのは、セットで作られたターミナルだろう。その巨大さはもちろん、細かい部分まで本物の空港に引けを取らないリアルさ。クライマックスには、スピルバーグらしい、ややクサめの感動が盛り込まれるが、全体を通して笑いと涙、シビアな現実と夢物語が巧みに交錯し、観ていて飽きない作りになっているのは、さすがだ。 -
内容(「Oricon」データベースより)
2004年12月に全国劇場公開された。
クーデターで事実上祖国が消滅し、パスポートは無効。ターミナルから一歩も動けなくなってしまった主人公が果たさねばならない“約束”とは…。スティーブン・スピルバーグ監督とトム・ハンクスの最強タッグが贈る感動ドラマ。
想像以上にとても面白かったです。
そして、撮影に使われた空港は本物ではなく 建設に20週間を費やしたカリフォルニアの巨大格納庫に作られたセットだということに驚きました。
工事中の区画に寝場所を確保し、カートを集め整頓して小銭を集めるとか、英語もまともに話せないビクターが空港内の本屋で勉強して話せるようになったりだとか、フードサービスや清掃員など周囲の人々とのエピソードにも心温まるものがあります。
母国の突然のクーデターにより“無国籍”状態になってしまい アメリカへの入国許可が下りないまま、空港のターミナルで9ヶ月間も過ごすことになるなんて...発想がとても面白いと思いました。 -
空港に何か月も住み、そこで得た友人、恋人のそれぞれに思いを馳せながら、やっとの事でNYの地を踏んで目的を達成し、そして岐路につく途中、彼は一体何を考えているのだろう。友人、恋人に出会えたことへの嬉しさもあるだろう。しかし、それよりも「疲れた」という気持ちが大きいのではなかろうか。苦労して毎日お金を貯め、言葉を独学で学び、何よりも一生懸命にNYへ行こうとした。たった一人で純粋に前へ進んでゆこうとする姿に我々は心打たれる。
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子供の頃、母と初めて見に行った大人の映画だった。子供の私でも多分70%くらいはストーリーを理解していて、良い映画だったと思ったのを覚えてる。
歳をとった今100%の理解で見たら、じわじわと染み入った。思い出の映画の一つだ。