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- / ISBN・EAN: 4988104032607
感想・レビュー・書評
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何度も見返してしまう三谷幸喜の喜劇。戦時中の世知辛さ、生きにくさの中で笑いの脚本にみるみるうちに、引き寄せられていく検閲官の気持ちの変化が小気味よく描かれている。役所広司の役がはまっていた。
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たった役者2人で120分もの時間を作り上げるのはすごい!
最近、豪華に人も音楽もしかけもいっぱいの映画の中、すごいな〜っと思った。
音楽も進むテンポも好き。
ただDVDで見たから、ちょっと他の用事をしつつ見てしまったな〜。
眠い時に見たら、完全に眠ってるだろうとは思う。 -
さすが三谷幸喜,大胆なことをやってくれる。しかも,面白い。笑う,そしてしっかり反戦映画になっている。
何がダイタンか。それは,この映画のほとんどの場面が,警視庁検察官(別所広司)と劇団脚本家(稲垣吾郎)の二人の会話でできあがっているからだ。しかも,その会話は,警視庁の取調室の一室しかない。こんな映画を見たことあるか! それで充分,視聴者を惹きつけているのだから,脱帽というほかない。
「笑の大学」というのは,劇団名ではあるのだが,同時に,この取調室がその大学の教室になっているということだろう。ここで指摘される訂正意見は,そのまま,新しい笑いのネタとなっていくのだから。あんた,ホント,笑っちゃいますからね。
〈NHKプレミアムシネマ〉の解説を転載
三谷幸喜原作・脚本の舞台劇を役所広司、稲垣吾郎共演で映画化、“笑い”をめぐって対立する男たちの丁々発止の攻防を描く傑作コメディー。
昭和15年、戦争が近づくなか、娯楽への規制がはじまり、警視庁の検閲官・向坂は、浅草の劇団“笑の大学”の舞台を不謹慎だとして上演禁止にしようと、劇団の作家・椿を呼び出す。何とか上演許可をもらいたい椿は、向坂の指摘に対して次々にアイデアを出し、何度も書き直していくが…。 -
昭和15年、劇団「笑の大学」座付脚本家・椿と検閲官の攻防。
これも終盤になると「殺人狂時代」のように、椿の素朴な疑問~自由に表現できない社会なんてどこかおかしい、とちょっとメッセージ性をもたせる。
脚本のキメゼリフ、「さるまたしつれい」、小松政男がはまっていた。
映画だとちょっと眠気に襲われた。舞台で、もっと大げさな口調で生でみたらもっとおもしろいんだろう。
1994 NHKFMオーディオドラマとして
1996 舞台で、青山円形劇場
2004公開
2021.3.30BSプレミアム -
昔、映画館で観たとき、すごく面白くてもう一度観たくなった。
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最後、椿一が歩く廊下に通行人がいない。
休日だったのではないか、と思うと、そういえば、仮に第一日を月曜日とすると、第七日は日曜日ですね。とにかく7日間あれば、どこかで土日が入っているはずです。検閲の取り調べは土日もやっていたのでしょうか。
土日が休みになるのなら、
「締め切りは明日」
「一晩で仕上げた」
というようなセリフは成り立ちませんね。
少年少女・ネタバレ談話室(ネタばらし注意!)
笑の大学 映画版 ネタバレ感想
http://sfclub.sblo.jp/article/176209841.html -
最後の方ほとんど寝てたけど並みに面白かった
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演劇として面白い。映画としてみると評価が下がるかな…二人きりの密室劇だし、舞台だからこその緊張感はないし。大笑いというよりは「いい話だなぁ」という感想になる。演劇というナマモノ故に起こる笑いは期待しちゃ駄目ですね。
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作り手として、共感できるセリフが劇中にありました。