ミリオンダラー・ベイビー [DVD]

監督 : クリント・イーストウッド 
出演 : クリント・イーストウッド  ヒラリー・スワンク  モーガン・フリーマン 
  • ポニーキャニオン
3.80
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  • (12)
本棚登録 : 2224
感想 : 439
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988013993402

感想・レビュー・書評

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  • 悲しい、悲しすぎる・・
    彼女の実家、母、妹、弟、犬、彼女の部屋、そしてチューブ。


    2004アメリカ
    2019.4.8Bぷれみあむ

  • 覚悟はしてたけどすっごい重い。トレーナーとボクサー、父と娘、お互いの境遇が二人に血を通わせていき、幕を閉じるまで丁寧に描かれていた。あまりに残酷で本当に見るのが辛い。でもだからこそ最期のセリフに救いがある。どう生きたらこんなに深いシナリオが書けるのか…

    試合シーンは前座で、本当に描きたいシーンが後半だとわかりつつもあのトントン拍子はちょっとなとは思った。まあちゃんと作ったら3時間じゃ済まないと思うけど。

  • ひと言でいえば「ロッキー・ミーツ・カッコーの巣の上で」。宗教観や倫理観がアメリカナイズされてないと、100パーセントは理解できないんだろうなあ。
    尊厳死一点張りで、もっと深いとこまで考えたい人には「ジョニーは戦場へ行った」をおすすめします。
    超ヘコむけど。

  • 別れのシーンはもう少しじっくりと時間を割いて丁寧に描いてもよかったような気がする。

  • 今の私にはこの映画をどう捉えていいのかわからない

    人間はたくさんの矛盾の中で、その葛藤を越えながら生きている

    これはその究極の葛藤の話

    救いがあるとすれば、主人公の女の子が全て自分の意志で決定して、望んだ夢を手に入れたこと
    そして最後も自分の意志で死を選べたこと
    かわいそうなのはCウッド


    ボクシングって買ってるときは熱くてかっこいいけど、勝者以外には悲しみがつきまとう
    なんかやるせなくもあるスポーツ

    にしてもこの女の子最高にかっこいい
    素直で素敵

    Cウッドはいつもすごい映画を作るな

  • 2018.12.02
    個人的には2作目のクリント・イーストウッドの作品。雰囲気はグラン・トリノと似てるなぁと思いました。あの作品の「重さ」も相当でしたが、ある種のハッピーエンド感はありました。が、この作品はそれを上回る重さ。普通にボクシングで成り上がるサクセス・ストーリーで週末を気持ちよく過ごせるのかと思いきや、「青い熊」が出てきたときのバック・ミュージックで嫌な予感はしました。イーストウッドは、この作品で何を描きたいのだろう。もちろん、「尊厳死にかかわる問題提起」なくらいは分かる。考えさせることが彼の目的なのだろうか。
    私はバッド・エンドは好まないため、この作品もやはり好きにはなれないのですが、思い返すほどに良いシーンがたくさんありました。さすがです。

    デンジャーは、重いテーマを緩和させる目的で設定されたキャラクターでしょうけれど(短編小説には出てこないらしい。納得)、私はとても好きでした。特に、ラスト・シーンあたりでの、スクラップからの「人間は誰でも一度は負ける」という声掛けからの復帰には、胸が熱くなりました。人間が熱い話が好きです。

  • ■ストーリーなど
    「自分を守れ」が信条の老トレーナー、フランキーは、23年来の付き合いとなる雑用係のスクラップと、昔ながらのジム、ヒット・ピットでボクサーを育成している。有望株のウィリーは、教え子を大事に思う余りタイトル戦を先延ばしにするフランキーにしびれを切らし、別のマネージャーの下へと去ってゆく。そんな折、フランキーの前に現れた女性ボクサー、マギー。マギーはフランキーの指導を乞うが、昔気質のフランキーは女のボクサーを認めようとしない。だが連日ジムに通い詰めるマギーの一本気さに、やがてフランキーの心も揺り動かされ始めるのだった。

    映画の伝道師クリント・イーストウッド。御年74歳の最新作は、キャリアの晩期にある老トレーナーが、女ボクサーとの絆を得て、人生の贖罪を遂げてゆく姿を描いたヒューマンドラマ。本年度アカデミー賞主要4部門に輝き、彼の最高傑作との呼び声もあるが、昨今の娯楽映画を見慣れた観客に、はたしてその真価が伝わるだろうか。物語そのものは目新しくも饒舌でもない。

    低予算で撮られた映像も派手さとは無縁、むしろ暗くて見づらいほどだ。実はそうした抑制にこそ、イーストウッドという作家の矜持と哲学が潜んでいる。たとえば日溜まりよりも暗がりに宿る真実があるかも知れない。人生は映画ほど愉快じゃないし、人は必ずしも哀しいから涙を流すものでもない。そんな視点から今作を観るとき、この老雄の冷徹なまでの慈愛がスクリーンを通して押し寄せる。主演3名のアンサンブルも素晴らしい。

    ■感想
    うーん、いい映画なんだろうけど…「感動」というわけでもなかった。けっこう「痛い」シーンが多かったという印象のほうが残ってしまった。スポ根感動ドラマかと思っていたので後半がああいう風になるとは思わなかったけど、とはいえ最後はああなるしかないだろうし、その割にはフランキーとフィッツジェラルドの心の交流が今ひとつ弱いような印象があって、割と型どおりの展開のように思えてしまった。モーガン・フリーマンは渋くてよかったけど。

  • 貧しい少女時代、遅咲きのチャンピオンに大金を手にした女。しかし、そこからの転落、首下不随の身体障害者。家族の仕打ち。そして…。男は支えた。夢を共に追いかけ、実現した。しかし…。人間が尊厳を持って生きるために何が必要なのか。家族、愛、夢、金、五体満足な身体。どれもが必要で、優劣など付けられないかもしれない。本作は、その事実を鋭い刃で喉元に突き付けるがごとく問いかける逸品である。

  • パパと愛犬の話がすごいと思った。

  • 前半は順調に強くなるので、いつ鬱展開になるのかハラハラしながら観た。マギーが試合するたびに殴られるたびに小さく叫ぶ。き、きたか…予想より重い…
    クリントイーストウッドがベッドに横たわる彼女にするキスがなんというか、仕草とか音とか含め静かで愛があって色っぽくて(そういうキスじゃないのに)ドキドキしました。

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