TAKESHIS' [DVD]

監督 : 北野武 
出演 : ビートたけし  京野ことみ  岸本加世子  大杉漣  寺島進  渡辺哲  美輪明宏  六平直政 
  • バンダイビジュアル
2.92
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感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4934569624505

感想・レビュー・書評

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  • 全体に表現者としての苦悩が滲んでいるというか、一度これまで積み上げてきた功績や名声を全てをリセットして再出発するためにはこの作品が必要だったんだろうな、という切実な印象。なんだかんだ最後まで目を離すことはできなかった。

  • 初期の作品がストイックなまでに破滅的で何処にも救いを求めない雰囲気を漂わせているのに対し、本作には極めて鬱的で何かに対して救いを求めているのような雰囲気が漂う。

    イメージの連鎖からなるストーリー、映像の旅は、右脳で見るには充分刺激的で、面白い。The Stripesと美輪明宏のヨイトマケは必見。相変わらず監督独特の日本文化への愛や美意識がみられる。

    ただしシラフで見るには脳が追いつかない。ホロ酔い状態で見るのが吉。

  • 深みと言ったら北野武監督を除いて当てはまる方がいないような気がする。もう購入してから2度観てるが感性がいまいち合わない気がする。でも、いいなぁ~と思うのはキャスティングを観ていると北野組って存在するんですよね、顔触れが変わらないんですけど、どこか安心感があるんですよね~

    「TAKESHIS'」
    https://www.youtube.com/watch?v=HFQqZ5SPwsA

    ビートたけしに出逢うタクシー運転手、コンビニ店員の北野武?う~ん設定がいまいちつかめん…夢の中と現実の世界観の中で北野武が生きているのか?単純に似た二人がなんて設定ではないでしょうから理解しようと考えているといつの間にかエンディング…難しいなぁ~。

    相変わらずバイオレンス的な要素は含んでるものの単純じゃないから監督北野武は難しい。

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  • たけしさんが拳銃をぶっ放しまくりたいだけの映画。
    虚構と現実、劇中劇と空想劇が入り混じって、それなりに印象に残るカットもあるけれど(銃撃戦で拳銃の火花が星座に見えるとか。美輪さんが沖縄の浜辺で裸のデブがイモムシのおばけでヨイトマケをしている前で『ヨイトマケの唄』を歌うとか…)見ていて疲れました。

  • くだらない。
    笑えねー。
    才能のカケラも感じられない。

  • う~ん…不思議な映画でしたね。それだけしか言えないのが残念なところですけれども、観るのは二回目でして、一回目よりもこの映画を理解できた気になれるのは何故でせう…

    ヽ(・ω・)/ズコー

    なんとなくたけし氏の中にある孤独感? のようなものが全編に渡って漂っているような…そんな"淋しさ"みたいなものも垣間見れるように、二度目の視聴である今回は思いましたね。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    あと京野ことみさんが素敵ですね! ま、それくらいしか言えないのでこの辺で感想終わります…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • よくわからない作品。IZOを観たときと同じ感想。時間軸が不明確でシャッフルされる類は、どうも合わないらしい。

  • 京野ことみさん

  • 16時間起きてるとして、人は57,600秒のシーンを毎日見ている。
    膨大なシーンは全て記憶され、寝ている間に整理して処理される。
    その時見るのが“夢”だという。
    見たこと全部変てこりんに再現される夢。

    本作は、芸能界の大スター 北野 武が見た“夢”の世界。
    出鱈目な映画だが、眠る“夢”とすればとても自然な映画。
    北野 武のファンサービスであり、妄想であり、吐露かも。

    曲解だけど。
    岸本加世子は、いつも暴走にブレーキを掛けるもうひとりの自分。
    京野ことみは細川ふみえ。大杉 蓮が森 昌行。
    売れない北野 武は、北野 武の中に居る北野 武。かな。

    ○美輪「怪物?居るわよ」
    ○北野「ありゃ化けもんじゃねぇか。」

    毒舌というピストルでのし上がった怪物 タケシ。
    周りには自分を頼りにする人間が多すぎる。
    いつか自分に殺される恐怖。
    やるかやられるか、無限の戦場に居続ける。

    ○売れない役者「役を貰いました」

    北野 武が夢を見た。
    売れないけど独りの気楽な人生だったら、という夢を見た。
    いじめられ、肩をすぼめて生きてきた男が、武器を手にして痛快な復讐を始める。
    けどその人生もあんましうまくなさそうだった。
    人はみんな夢の中で役を演じているのかも知れない。
    ピエロを演じ続ける北野 武の裏表の本音が見えてくる。
    生きたい様に生きられる人生は少ない。

    筋が無いので、どういう終わらせ方をするのか興味があった。
    言葉のマシンガンを打ち続け、殺され、またピストルを撃ち始める。
    真っ赤な灼熱の世界で、おぃら生き続けるよ。
    という決意表明だったのかもしれない。

    最後に。
    食べてりゃ幸せの松村と内山。
    「いいな、気楽で。おまえら、ほんと羨ましいよ。」
    上映中、映画館に松村 邦洋さん本人が居た。
    どんな気持ちで観ていたのだろう。

    (100926鑑賞)

  • 北野武 監督 第12作目

    世界の監督といわれる 北野武。
    道化役をやっている 北野。
    注目もされず コンビニで 店員をしている北野。
    不器用で マージャンにも勝てず、
    ボタンもうまくとることができない。
    北野は 寺島進の紹介で 北野武に サインをもらう・・・
    大杉漣に タクシー運転手を勧められる。

    北野は 北野武のファンで・・・
    北野武の真似をするというか 真似をしたい。

    この作品は まわりから見た北野武と
    自分で思っている 北野武の ギャップを
    客観的に 鋭く 抉り取っている。
    ある意味では 自虐ネタ のようにも見える。

    TAKESHIS'は たけし 死す かもしれないと
    北野武は言う。

    北野は コンビニの店員をしていたときに
    血みどろの 黒人が駆け込んできてから
    大きな変化が起こる・・・
    銃をてにすることで・・・凶暴性が花開くのだ。

    ただその暴力は 意味のない怒りみたいなものだ。
    北野武の世界の暴力は 
    ヤクザ映画の中に存在する 暴力とはちょっと違う。

    ヤクザ映画の暴力は
    敵対する組のてっぺんを取ることが戦争であり、
    そして 鉄砲玉で とったとしたら、
    刑務所に10年くらいぶち込まれて
    ハク がつくという 立身出世のようなものがある。

    北野武の暴力には そのような 損得が存在しない
    死に様が生き様だ という 死生観。
    生と死の境界がない・・・・ところに 怖さがある。

    京野ことみのまつわりかた・・・
    岸本加世子の つっこみ。

    この作品では 暴力を夢想化することで
    暴力が ゲーム的な装いを持っている・・・・
    繰り返される さまざまなパターンの 暴力シーン。
    なかなか 死なないのが・・・・
    北野武は最後に 沖縄で死ぬのであるが・・・
    コンビニの北野は 結局死ねないようだ。

  • なにがいいたいのかわからない。どんな展開なのかわからない。

    だけどなんかわかってしまう。あああそことつながっているんだ、あれは伏線なのか、わかった気になってしまう映画。

    非常に独特な雰囲気で、飽きずに見ることができた。

  • 北野武の映画が好きだから公開時に映画館で観た。はっきり言って面白くない。
    後に監督自身も今作と「監督・ばんざい!」「アキレスと亀」は完全な失敗と語ったように、難解っぽく作って難解ではなく単に失敗した感じ。
    アウトレイジでまた違ったファンを獲得しているみたいだけどあれはあくまでエンターテイメント性の強い映画で今作等のカウンター作。
    本来の繊細さはもう観られないのだろうか。

  • 賛否両論のようだが,個人的には好きな作品。
    ただ,「筋」というものを読もうとする視点では付いて行けず,そこで生じていることを同時的な視点で観ることが必要だと思う。
    まさに,夢の世界のような流れ。

  • 自分もtakeshiの中の人格の1つになって(多分全ての記憶を覚えている)
    全員の行動を監視しているようだった。

    並べていいのか悩む所だけど、
    終盤あたりからドグラマグラを読み終えた時のような感覚が続く。
    俯瞰的に見たら悪夢、主観的に見たらこの夢はとても楽しい。

  • 美輪明宏が出てる!
    しかもヨイトマケの唄を歌ってる。
    このタイミングで観て得した気分。
    それだけで十分な映画でした。

    全体は理解しようとするなら難解な映画。
    二人のたけしがいてそれぞれがリンクするようなしないような話なんだけど。
    不思議な世界観。
    それが楽しめればハマるのかな。

    でも映画館で上映当時に見てたらキレてるなぁ、多分。

  • シュール?人生の些細な差?みたいな?

  • これは強烈だったので覚えている、ひどくつまらなかった。抽象絵画のようなえいがで映画とは言い難い。一生に一本ぐらいはこういう駄作もありですよね。

  • 何でもござれ。で、やってしまっている。奇想天外、ごちゃまぜ。別に特別面白いってわけじゃないんだけど、それでもなんかわかる部分があるのが不思議で、でもきっと「わかる」なんて言いながら、ちっともわかってないんだろうな、とも思う。単純にやりたいことをやってみた、に近い気がする。(10/7/28)

  • 不思議の国のたけし。
    薬莢の音が気持ちいい。

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著者プロフィール

ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年ツービート結成。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。著書多数。

「2020年 『浅草迄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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