スカーフェイス [DVD]

監督 : ブライアン・デ・パルマ 
出演 : アル・パチーノ  スティーブン・バウアー  ミシェル・ファイファー  メアリー・エリザベス・マストラントニオ  F・マーリー・エイブラハム  オリヴァー・ストーン 
  • ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
3.63
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本棚登録 : 260
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4580120517696

感想・レビュー・書評

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  • アルパチーノがギャングとして成り上がる物語。
    蛮勇と度胸で身を削りながら突き進む姿は、どこか痛ましい。

    アルパチーノの演技にはとても引き込まれた。派手なバイオレンスシーンに目が行きがちだが、手に入れた力とカネと女に囲まれても満たされない虚しさの演技も印象的だった。背中を丸めどこかしぼんでしまったような姿と、虚な表情。
    一方で銃撃戦では生き生きとし、そして破滅に向かっていく。

    サクセスストーリーを皮肉な視点で描いた作品。

  • アルパチーノのギャング姿はやっぱりかっこいい。
    最初から最後まで生意気な主人公。一気に栄華を極めるが、その後は身を滅ぼしていく。

  • 誰かがオススメしてたので観てみた1本。現代の成り上がりの典型例に表と裏があるとしたら、その裏の1本なのかなと。世界には、こうやって成り立っている国と社会があり、そこで生きている人もいる。それを改めて認識させられた。同じ人生を生きるなら、何の光もない道よりもこういうチャンスが転がっている道を選ぶという人もいるだろうし、それを選ばせてしまう社会的な構造があると思うと、全てにプラスをもたらす打ち手なんてないように思えました。それと、表にしろ裏にしろ、成功して得たものが大きくなっていくと、周りへの疑心暗鬼も比例して大きくなっていくならそれは幸せといえるのか、とかも考えさせられました。

  • 音楽がジョルジオモロダー。俳優人めっちゃカッコいいな。ミシェルファイファーは美人。なんていうか、この役のアルパチーノは、ゴッドファーザーに通じる何かがある気がした。子供の所とか。。。


    めっちゃ打ちまくり。

  • 2016.08.29
    UULAにて。
    時代を感じさせる音楽も意外と好き。こういう音楽もっかい流行ってもいいんじゃないかな。

    確かに名作

  • 成り上がりチンピラの破滅への道。


    かぎりないもの、それは欲望!

  • 初めから破滅が見えている、クズで成り上がり根性バリバリのチンピラ。自分は何でも出来ると思っている自惚れ屋が無茶ばかりやって運よく金や家族を手に入れたけれど、家族愛や友情を自らの手で逃していく。他人を信じきれないのに家族への憧れが見えて悲しい。後半、ただのジャンキーになるけれど、女もそうだけど商品に手を出したらダメだね。大物は麻薬に対しても客観的でないと…。ヘロヘロでマシンガン撃ちまくり、予想通りの情けない最期を迎えるのがダサカッコよく、この役を違和感なく演じるアル・パチーノが凄いです。

  • 公開時に劇場で鑑賞しました。当時のパンフもあります

  • 裏社会で成り上がるアル・パチーノというと「ゴッドファーザー」っぽいんですけど、アル・パチーノのちゃらいチンピラ風情のせいで「ゴッドファーザー」の重厚さは望むべくもありません。でも良いのです、この映画は。

    言葉遣いは汚いし、疑い深く、嫉妬深い。まったく共感できない主人公なのに、なぜか愛おしい。やはりアル・パチーノの演技力ゆえでしょうか。有名な「俺の小さな友達に挨拶しな」はもちろん「あとはいい女がそばにいればトップになれる」とか「俺様ほどの悪党にはもう会えないぞ」とか、一度は言ってみたい(けど絶対言わないであろう)トニーの名セリフの数々、大いに堪能しました。

    クライマックの銃撃戦も凄かったな。トニーの死に様がかっこ良いったらありゃしない。あの真っ赤で床と壁。色彩も強烈。

    ちなみにジョルジョ・モロダーの音楽も評価されてるみたいですが、「ザ・80年代」なダサいシンセサイザー音は個人的にNGでした(作品世界とマッチしてないよ〜)

  • アル・パチーノ出演作品にハマりつつも、時間の長さに観るのをためらっていた作品ですが、久々に観た最初の感想は「周囲と比べて小柄な外見を感じさせない迫力の目力が凄くて…やはり格好良い!!」でした。
    殺しも平然とやってのける「心底悪党の成りあがり物語」と思いきや、家族や妻、子供という存在に対しての考えや行動の部分を見ると、あまりにも不器用で空回りし続け、自ら孤独を連鎖させてしまう姿が次第に痛々しくなってきます。
    最後の銃撃戦で、あれだけ警備に慎重だった割には多勢に無勢すぎた感じがしたのが少々残念でしたが、本当に手に入れたかったのは溢れる金や地位ではなく、ありふれた温かな家庭だったのかも知れないと思わせる、バイオレンス以上に人間臭い作品だと思いました。

    主人公の台詞(日本語吹替)に「マフィアだろ?イタリア人は信用できねぇ」というのがあり「もしかして?」と思わず笑ってしまいましたw

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