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- / ISBN・EAN: 4580120517696
感想・レビュー・書評
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アルパチーノがギャングとして成り上がる物語。
蛮勇と度胸で身を削りながら突き進む姿は、どこか痛ましい。
アルパチーノの演技にはとても引き込まれた。派手なバイオレンスシーンに目が行きがちだが、手に入れた力とカネと女に囲まれても満たされない虚しさの演技も印象的だった。背中を丸めどこかしぼんでしまったような姿と、虚な表情。
一方で銃撃戦では生き生きとし、そして破滅に向かっていく。
サクセスストーリーを皮肉な視点で描いた作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アルパチーノのギャング姿はやっぱりかっこいい。
最初から最後まで生意気な主人公。一気に栄華を極めるが、その後は身を滅ぼしていく。 -
誰かがオススメしてたので観てみた1本。現代の成り上がりの典型例に表と裏があるとしたら、その裏の1本なのかなと。世界には、こうやって成り立っている国と社会があり、そこで生きている人もいる。それを改めて認識させられた。同じ人生を生きるなら、何の光もない道よりもこういうチャンスが転がっている道を選ぶという人もいるだろうし、それを選ばせてしまう社会的な構造があると思うと、全てにプラスをもたらす打ち手なんてないように思えました。それと、表にしろ裏にしろ、成功して得たものが大きくなっていくと、周りへの疑心暗鬼も比例して大きくなっていくならそれは幸せといえるのか、とかも考えさせられました。
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音楽がジョルジオモロダー。俳優人めっちゃカッコいいな。ミシェルファイファーは美人。なんていうか、この役のアルパチーノは、ゴッドファーザーに通じる何かがある気がした。子供の所とか。。。
めっちゃ打ちまくり。 -
2016.08.29
UULAにて。
時代を感じさせる音楽も意外と好き。こういう音楽もっかい流行ってもいいんじゃないかな。
確かに名作 -
成り上がりチンピラの破滅への道。
かぎりないもの、それは欲望! -
初めから破滅が見えている、クズで成り上がり根性バリバリのチンピラ。自分は何でも出来ると思っている自惚れ屋が無茶ばかりやって運よく金や家族を手に入れたけれど、家族愛や友情を自らの手で逃していく。他人を信じきれないのに家族への憧れが見えて悲しい。後半、ただのジャンキーになるけれど、女もそうだけど商品に手を出したらダメだね。大物は麻薬に対しても客観的でないと…。ヘロヘロでマシンガン撃ちまくり、予想通りの情けない最期を迎えるのがダサカッコよく、この役を違和感なく演じるアル・パチーノが凄いです。
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裏社会で成り上がるアル・パチーノというと「ゴッドファーザー」っぽいんですけど、アル・パチーノのちゃらいチンピラ風情のせいで「ゴッドファーザー」の重厚さは望むべくもありません。でも良いのです、この映画は。
言葉遣いは汚いし、疑い深く、嫉妬深い。まったく共感できない主人公なのに、なぜか愛おしい。やはりアル・パチーノの演技力ゆえでしょうか。有名な「俺の小さな友達に挨拶しな」はもちろん「あとはいい女がそばにいればトップになれる」とか「俺様ほどの悪党にはもう会えないぞ」とか、一度は言ってみたい(けど絶対言わないであろう)トニーの名セリフの数々、大いに堪能しました。
クライマックの銃撃戦も凄かったな。トニーの死に様がかっこ良いったらありゃしない。あの真っ赤で床と壁。色彩も強烈。
ちなみにジョルジョ・モロダーの音楽も評価されてるみたいですが、「ザ・80年代」なダサいシンセサイザー音は個人的にNGでした(作品世界とマッチしてないよ〜) -
アル・カポネの映画だと思って借りたら全然違った´・ω・
でもめちゃくちゃ良かったです…。なんとなく、脚本がデ・パルマだってとこが納得できるような。作り物くさいというか、胡散臭いというか。そこがまたイイです。
エルビラが、すっごい美人なのに、多分劇中で1回か2回くらいしか笑った顔見せないんですよね。そんな氷みたいな美女、たまらんー。
ラストも、やるせないけど何だかかっこいい。「消え去るより燃え尽きる方がいい」っていうカート・コバーンの遺書の一文を思い出した。 -
公開時に劇場で鑑賞しました。当時のパンフもあります