単騎、千里を走る。 [DVD]

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監督 : チャン・イーモウ 
出演 : 高倉健  リー・ジャーミン  ジャン・ウェン  チュー・リン  ヤン・ジェンポー 
制作 : ヅォウ・ジンジー 
  • 東宝 (2006年9月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104034632

単騎、千里を走る。 [DVD]の感想・レビュー・書評

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  • 健さんの役者としての存在感が周囲のスタッフや役者を動かして作られた映画なのだろう。主要となるテーマについてのみ触れる、「父と子の関係性」(こんなものはモデルとなるものはありようもない)ことだがそれを前提に、一般論を言えば、一昔前まで父と息子は、母と息子ほどその関係性が濃密でなかったために、お互いが歳を重ねるごとにその距離感は広がることもおおかった。お互いの根本的な願望とは違う振舞いや、表現・行動力不足からすれ違う。もちろんお互いはそんなことには他の誰よりも心の痛みとして抱えていながらも、解決への一歩を留保していく。だが人生の期限を"死"という幕を見ることによって、様々な人との関係性を俯瞰し始める。殊に、心のキズとして残す事の多くなる父と息子の関係性は、多くの者の共通のテーマとして残る。
    それを広大な中国大陸の一農村、文化、生活が対照的にそこに身を置いて息子との関係性を省みる高倉健の無口な演技が私自身の父との関係性を思い起こさせた。

  • 2017.11.23

  • 2014年11月に他界した健さん。遺作となった2012年「あたなへ」。 その前の主演映画がとても気になっていました。2005年『単騎、千里を走る』

    その前の作品が2001年『ホタル』でした。俳優高倉健。その役にのめり込む為に、その役を抜け切る為に2.3年の年月が必要だといわれた。年齢的な事もあるかもしれない。晩年の健さんは神格化されてもいた。『単騎、千里を走る』から『あたなへ』の7年はあまりにも時か立ちすぎた。

    この映画が非常に気になった。


    中国ロケ 中国の監督さんも撮った。健さんの健さんそのものを感じる映画でした。この映画の中で健さんに関わる人は皆優しい。

    映画の内容よりも俳優高倉健の魅力が伝わりました。

  • 最初の30分くらいは観ていて興味が湧かなく、駄作か?とも思ったが、刑務所で李が「子供に会いたい」といいだしたくらいから、ドラマが回りだして、面白くなった。

    10代、20代くらいで観ていたら、学校の道徳の授業ででてくる物語のように受け止めたのではないかと思うが、立派な中年としてみると、肯定したくなる気分がちりばめてあり、観て良かったなと思う。チャンイーモウの策略にまんまとはまっているなと、自分の年齢を感じる。

    テーマは父と子の絆であり、本来愛する者同士が、気持ちのすれ違いでコミュニケーションがうまくいかないことである。

    主役の高倉健は、イメージ通り、不器用な初老の男である。
    自分の感情や気持ちをストレートに表現することができず、息子との気持ちのすれ違いから関係が断絶している。
    がんに侵された息子と会いに行くが、拒絶され、息子の仕事である、中国の仮面劇の撮影を代わりに行くという行動を起こす。

    コミュニケーションに対する障害(たとえば日本人と中国人で言葉がお互いにわからない、通訳が通訳として機能しない、通訳の途中で微妙に意味が変わる。日本とは携帯電話で主に連絡している、山の中で携帯が使えなくなる。など)が常にちりばめられており、コミュニケーションとは常に不完全で、お互いのことを理解しあえない関係にあることが示される。

    その中で主人公高田(高倉健)が真心をこめて行動することの力を表現している。
    高田(高倉健)はその場その場の状況に刹那的にエモーショナルに対応をしていく、考えるより動け!的な行動をとるのだが、最初は観ていて、優先順位が違うのでは?と違和感を感じる。(仕事だったら、完全に現場をかき回す人だろう)
    だが、そこを我慢して観つづけると、それぞれの場面で、大切なことであり、この主人公は大切なことに武骨に、観客にも説得力のないくらい表現できないなか、大事なことを真摯に考え、進めていってしまう人であるというところに人間的な魅力があるということにだんだんと気づかされる。

    高倉健のパブリックキャラクタで成り立っており、健様が演ずることで、かっこよくなってしまうため、なんとなく高倉健のファンが気持ちよくなるための映画になっている。(映画としては、大きな狙いだろうが)
    個人的にはもう少し地味な不器用そうなおじさん(蛭子能収の少しまとも&マイルドにした感じな人か、中本工事みたいな存在感の希薄なふつうの人)でやってもらうと味があってよいのではとも思った。ただ、物語の芯がなくなり、映画として成立しなくなってしまうかもしれないが。

    演出がベタベタ(たとえば、最後シーンが、ドラマチックな海を目の前に高倉健の後ろ姿。だったり、音楽が、いわゆる西洋人などが感じるオリエンタルな中国や日本の伝統的な音楽風なもので、なおかつかなりシーンの感情を高めるような意図が色濃いものだったり、子供の無垢な表情的なものもステレオタイプ的)なところが多いが、ストーリー自体がご都合主義的な部分も多く、ある意味童話や絵本のようなレベルに抽象化できるような物語なので、このようなフィクションっぽい演出の方が良いのかもしれない。
    (ダンサー・イン・ザ・ダークのように昼ドラのようなベタなストーリーをあえて、手持ちカメラのリアリティと超フィクションのミュージカルをミックスして撮り、テーマの深化を図るという方法もあるが。)

  • 堅物な日本人代表のような高倉健が単身で中国にのりこむ

    カラフルな服の中国人たちの中で、黒っぽい地味な服の高倉健
    言葉がわからずポツンと取り残されたりする高倉健
    それでも頑固に誠意を伝えようとする高倉健

    高倉健のまっすぐさに、ぐっときた

    中国の人たちも良い人ばかりで、心やさしい気持ちになれた

    途中で最初の目的には意味がなくなるのだけれど……
    中国に来たこと、色々な人に出会い、経験したこと何よりも意味のあるものになった
    という結末はチャン・イーモウだなと思った

  • 長年疎遠となっていた息子の余命が僅かと知った主人公が、息子の願望を叶えようと単身中国に渡り、困難な旅の中で中国の人々と心を通わせていく姿を綴る。

  • 病床の息子のために仮面劇の撮影に中国の小さな街を訪れる父親。通訳さんがいなければ、言葉が分からず何もすすまないうえに、目当ての役者が刑務所の中にいるという二重の障害。時間がかかってもひとりひとりと真摯に気持ちを交わして、仮面劇を観るところまで辿り着きました。

  • BSプレミアム録画>姿を現さない健さんの息子,高田健一役は中井貴一。日本パートの監督はお馴染み降旗監督。撮影監督は木村大作さん。
    ん~~、題名にもなってる中国の仮面劇「単騎、千里を走る。」=関羽千里行 の(私が尊敬する)関羽先生の京劇がもっとダイナミックなものかと思ったら違った。。
    せっかく京劇の撮影の為に遠路はるばる来たってのにいざ演るとなるとそれは結構です。。って…健さん、そりゃないでしょw?子供の野う●●シーンは必要だったのか?ちょっと引いた。通訳の通訳が多くて面倒くさい。
    中国の雄大なロケーションは凄い。佇まいだけで画になってしまう健さんの存在感も凄い。

  • 高倉健さんの映画を初めて見た。決して言葉数が多い映画ではない。語らない空気に閉じ込められた思いと人の交流が胸を打つ。

  • ■映画館鑑賞
    ●チャン・イーモウ

    ■2015.02 BS

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