表紙
2005年8月25日、米国南部へと迫るハリケーン「カトリーナ」。ルイジアナ州に上陸後、ニューオーリンズ一帯で猛威を振るったカトリーナの被害がもたらした経済損失は1000億ドルを超えた。
画像=RAY STERNER AND STEVE BABIN, JOHN’S HOPKINS UNIVERSITY APPLIED PHYSICS LABORATORY; NOAA
まだ癒えぬハリケーンの傷跡
P44
米国南部は2005年、大型ハリケーンに相次いで襲われた。被災者300万人を超す大災害の傷跡は深く、復興に向けた懸命の努力が今も続く。
文=アーネスト・J・ゲインズ 写真=デビッド・バーネット
ハリケーンの最新科学
P66
ハリケーン、台風、サイクロン。発生地域で名称は違うが、どれも大きな被害を及ぼす熱帯低気圧だ。現在の科学で、その進路や強さはどれほど性格に予測できるのか。
文=トマス・ヘイデン
スモーキー・マウンテンズ国立公園
P78
世界遺産にも登録された米国東部のグレート・スモーキー・マウンテンズ国立公園は、美しい自然と多様な動植物に満ちた憩いの地だ。
文=アダム・グッドハート 写真=マイケル・メルフォード
巨大恐竜の謎に迫る
P94
北米に広がるジュラ紀後期のモリソン層。この地層からは、全長33メートルに達するスーパーサウルスなど、巨大恐竜の化石が見つかっている。
文=池尻武仁 写真=風間久和
カリブ最強の海賊「黒ひげ」
P102
19世紀初頭、米国東岸とカリブ海を席巻した伝説の海賊「黒ひげ」。ノースカロライナ沖の沈没船調査の結果から、その実像に迫る。
文=ジョエル・K・ボーン Jr. 写真=ロバート・クラーク
バンクーバー島の海峡に躍る生命
P118
カナダ・バンクーバー島のクイーン・シャーロット海峡には、時速約27キロという猛スピードの潮流がはぐくむ生命の楽園が広がっている。
文・写真=ポール・ニックレン
写真とアラブを愛した硬骨漢
P134
イスラム世界の取材と紹介を中心に、本誌で半世紀近くも活躍し、このほど他界した写真家トマス・J・アバークロンビーの足跡をたどる。
文=ドン・ベルト
写真は語る:国産飛行機のあけぼの
P34
明治時代、国産飛行機の黎明期を支えた若きヒコーキ野郎たちの姿を、貴重な写真で紹介する。
文=芳尾太郎(日本版編集部)
コラム
地球カレンダー
P11
■花咲く避暑地のホッキョクグマ
大地の素顔
P14
■ナミビア・ナミブ砂漠
砂漠に生きる甲虫
■南アフリカ共和国
ムクゼ狩猟動物保護区
見つめる瞳
■ネパール・タライ地方
ゾウに乗ってサファリ体験
化石
P22
■幻の鳥「ドードー」の骨格
宇宙
P24
■赤外線衛星がとらえた銀河
考古学
P26
■お寺の裏山から大量の埋蔵銭
野生生物
P28
■日本近海で巨大クラゲの被害
日本の百年
P30
■震災から立ち直った横浜
鳥の目・蟻の目
P43
■目玉が向いている先は?
郵便番号を旅する
P146
■952-0215
新潟県佐渡市猿八
“自分流”に生きる山里の
移住者
広場
P150
編集だより
P152
写真コンテスト2006
結果発表
P157
ミュージアム情報
P166