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感想・レビュー・書評
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杉森久英による評伝小説です。頭山満の生涯の軌跡と人となりを概観するには便利です。
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古本で購入。
積ん読から解放すべく読んだ。
国家主義者にして大アジア主義を掲げた玄洋社の創立者のひとり。
「右翼の巨頭」と呼ばれる人物ではあるけど、一般的な「右翼」というイメージでは到底片付けられないと思う。
「アジア主義」という思想は人によっては批判の対象になるかもしれないけど、こういう志を持った巨大な人間というのは迫力があるね。
日本へ亡命した金玉均や孫文に惜しみない援助を与え、蒋介石に「頭山であれば会ってもいい」と言わしめた男。
漠とした大器を思わせる人物像がどことなく西郷っぽい。
これは少し表現の上で意識してるのかな。
文体がいかにも伝記という感じなので、少し淡白なきらいはある。
でも読みやすい。頭山満という人物が何をなしたのかを知るには丁度いいです。 -
入門書として読み、頭山満について知ることができた。
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