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- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
感想・レビュー・書評
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女優編も入手したのであります。
ところでここで使用してゐる写真では、カヴァー表紙は栗島すみ子・京マチ子・岩下志麻の3人と思はれますが、私が所持してゐる本では高峰秀子・藤純子・山口百恵となつてゐます。これはどういふことでせうか。2種類のカヴァーがあつたのでせうか。
構成は男優編と同じ。第一部で超超超大物女優50名を選抜。第二部ではそれ以外のスタア女優を取り上げます。しかし女優編といふことで、著者の書きつぷりはどこかウキウキしてゐるやうです。猪俣勝人氏はその「まえがき」で、女優さんに対する生々しい思ひを告白してゐます。共感を呼ぶのであります。
特に古い日本映画の鑑賞時に手元に置くと、中中重宝でございます。たぶん編集方針としては、なるべく多くのジャンルから選抜しやうとの姿勢かと思はれます。清濁併せ呑むといふか。特に当時は唾棄すべき対象として語られることが多かつた日活のロマンポルノや東映お色気路線からも多く取り上げてゐます。
また、当時のアイドル「花の高三トリオ」も登場させ、山口百恵さんを高く評価してゐます。「スター女優の素質満点」「はたしてどこまで伸びるかわからぬ女優という気がする」...絶賛ですな。
人選的には、「白川由美」「宇治みさ子」「笹森礼子」「若林映子」あたりも取り上げていただきかつた。ま、私の個人的好みなのですがね。
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