生きものたち (1971年)

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  • それなりに面白かったですが不思議系が多くて解説欲しかった‥‥

    「生きものたち」連作。
    └「鷹」気紛れで初めて遊んでくれた十も上の兄は療養所におり、もう遊んでくれることはないだろう。鷹の面は兄に理解されなかった少年の孤独。
    └「犬」自分が犬と気づくまで。狂うまで?
    └「烏」末子は一度何か怖がり出すとそこに住んで居られなくなる。漸く買った家でも烏のような婆達に怯え出しダメになった。
    └「ライオン」サーカスで見たライオンの曲芸を食事を運んでやる名目で男に仕込む少年。しかしライオンはあるとき牙を剥く。
    └「猫」おくめ婆さんは飼っていないと言い聞かせている猫のコマが、土葬の浅い屍体食べていることを知っている。
    └「蓑虫」佳子は蓑虫やムササビになりたいと言う。道子に耕と結婚したいと言われた佳子は離婚するつもりと答えた。耕は道子に朝鮮馬になれと言う。逃げる。
    「わたしの恋の物語」不思議系。
    「春」彼が死ぬ物語を日記に書いていたら、正にそうなった‥‥?
    「巨大なトラック」意味不。わかんなかった。
    「危険な旅行」胸くそ‥‥かな。猟奇?異様な臭いのする狂った男の話。
    「東堂のこと」誰やねん

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著者プロフィール

1934年生まれ。’70年「無明長夜」で芥川賞を受賞。’84年「満州は知らない」で女流文学賞、’92年「お供え」で川端康成文学賞、’99年『箱の夫』で泉鏡花文学賞、’00年、中日文化賞を受賞。他に、吉田知子選集(1)~(3)など。

「2018年 『変愛小説集 日本作家編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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