チャイナ橙の謎 (1960年) (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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  • 1960年度版。約20年ぶりの再読。被害者の衣類から部屋中の家具、小物に至るまで全てが“さかさま”となった奇妙な密室での殺人。捜査令状も持たず、容疑者の留守宅に忍び込んでのエラリーの捜査に突っ込みたくなる。読者への挑戦状はあるものの、しかしこのトリック、日本人が解くには難易度が高いのでは?字がやたらと小さく、かなり読みづらかったが、やはりエラリー・クイーンは最高!

  • クイーンもの。国名シリーズ第8作目で、殺人現場が動かせるものはすべてあべこべ――逆さになっているという奇怪な事件をクイーンが解くもの。このあべこべ、結構ストーリーの重しになってはいるものの、それほど重要視されていないような気がします。どちらかというとメインは密室ものとなってますが、その密室も密室とはいえないんじゃないか、というものでなんか謎がそれぞれ興味はあるけれど、微妙な感じ。まあ、その密室にしたトリックについても、よく説明が難しすぎてわからなかったり……。でも、物語は面白かったですし、謎が奇怪であることから、その奇怪な謎の興味もあって読めたので、面白かったです。

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