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- / ISBN・EAN: 4523215035903
感想・レビュー・書評
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原作は「唾棄すべき男」。昔、読んだが、今では絶版。
劇場公開された記憶もあるが、未見のままだった。
先日見た「刑事ヴァランダー」よりも30年前の作品だが、あまり古さを感じさせない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
スウェーデンの代表的な刑事映画シリーズで、原作は人気小説。小説は、60~70年代の廃れたスウェーデン社会(高度な工業化、貧富の格差拡大、犯罪の増加など)を批判する内容が特徴的。また、社会の秩序を守るべき警察に対する不信感が根底にあり、主人公は刑事であるにも関わらずなんだか頼りなかったり、警察組織全体がうまく機能していないようなストーリーになっている。
ハリウッド製刑事映画に慣れていると、この映画がとても不思議に感じるかも。そもそも主人公がサンタさんみたいな体型のおじいさん、っていう時点でなんか変わっている。ハリウッドにちょっと飽きたらこれ観てみるのもいいかも?
ストックホルム中心街での結構大掛かりな撮影も見もの。 -
70年代にスウェーデンで制作された、同国を代表する刑事モノ小説を原案とする映画。殺害されてしまった被害者と結びつく人物を探す“捜査”の部分も面白いが、終盤の犯人と警察が対決する“アクション”の部分もなかなか凄い…原案小説も随分以前に読んでいるが、主人公のベック警部以下、主な刑事達のムードもなかなかに好い…DVDには、制作当時を知る関係者が色々と語っているスウェーデンのドキュメンタリーが入っているが、こちらも面白い!!