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- / ISBN・EAN: 4988102461539
感想・レビュー・書評
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おもしろい
一列に並んだ食卓がシュール詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「僕の受験で家中がビリビリ鳴っててすごくウルサイんだ」
中学三年の沼田茂之は高校受験を控えており、父の孝助、母の千賀子、兄の慎一たちまで、家中がピリピリしている。
出来のいい慎一と違って、茂之は成績も悪く、今まで何人も家庭教師が来たが、誰もがすぐに辞めてしまうほどの先生泣かせの問題児でもある。そこへ、三流大学の七年生、吉本という男が新しく家庭教師として来ることになった。吉本はいつも植物図鑑を持ち歩き、海に近い沼田家に船でやって来る。
最初の晩父の孝助は吉本を車の中に連れていくと、「茂之の成績を上げれば特別金を払おう」と話す。吉本は勉強ばかりか、喧嘩も教え、茂之の成績は少しずつ上がり始める。
一方、慎一は、家庭教師を付けてもらい、両親の心配を集める茂之と違って、手がかからず、それだけに寂しそうだ。茂之は幼馴染みで同級生の土屋にいつもいじめられていたが、勉強のあと、屋上で殴り方を習っていた甲斐があってか、ある日の放課後、いつものように絡んでくる土屋をやっつけることが出来た。そして、茂之の成績はどんどん上がり、ついに兄と同じAクラスの西武高校の合格ラインを越えてしまう。
しかし、茂之はBクラスの神宮高校を志望校として担任に届け出る。これに両親は怒り、志望校の変更を吉本に依頼する。吉本は学校に駆けつけると、茂之を呼び出し、担任の前に連れていくと、強引に変更させる。
しかし、何故、西武高校に行きたくないのか、その疑問を慎一にぶつけた。慎一は秘密ということで、茂之は土屋と同じ高校に行きたくないのだと話す。それは、小学生の頃、授業中に茂之が大便をもらしてしまったことを土屋が知っているからだと言う。バカバカしい理由に吉本と慎一は大笑いする。
土屋は私立高校に行くことになり、茂之は西武高校にみごと合格し、吉本の役目は終り、お祝いをすることになった。その席で、孝肋は、最近ヤル気を失くしている慎一の大学受験のための家庭教師になって欲しいと話す。
しかし、一流大学の受験生に三流大学の学生が教えられるわけはないと吉本は断った。そして、吉本は大暴れをして食事は大混乱となるのだった……。 -
意味不明。
松田優作の作品、初めて見た。
落ちこぼれ息子に家庭教師をつける、と。
バラバラな家庭を映してるのは分かる。
ラストは皆が寝始めたのはどーいう意味?
全然、分からへん。つまらない。
咀嚼の音が気持ち悪すぎるー。 -
またテレビドラマ化されるようですね。
壊れるまで、君と向き合う、とかってだいぶ違うようてすが。
森田=優作ワールドは乾いた渇きにありで、時代の産物であることは間違いないけれど、はたまたベリースペシャルなんです。 -
え?笑って…いいの?笑っていいのこれ?っていう、絶妙に他人行儀なユーモラス。森田監督が描く「食卓」って、いつもなんか混ざりたくない。
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食卓を横一列で食う異様な家族。松田優作がラストに食卓をメチャメチャにするけど、誰一人食事をやめないシュールさが魅力。
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不穏なオープニングから一気にハートをつかまれた。
家族だって他人だということを、不気味に感じるほどしっかり描いている。しかしそこに輪をかけて不気味な家庭教師が現れる。
これをブラックでシュールなコメディと位置づけてしまってもいいのか?変なの!と笑って片付けてしまっていいのか。公開された20年前はそうだったのか。
時代性もあったのだろう、でも僕は今2012年にこの映画を見てとにかく痺れた。社会性も何もない、今この僕の部屋で。
あの有名なクライマックス、静かに狂い出すあのシーンを見て、呆然とした。呼吸を忘れるほど!
そしてあの鮮烈なラストシーンをどう受け取るか。 -
何回も観てます。優作さんかっくいい~。
ご飯美味しそう。やっぱり食卓は囲んだ方がええんか。 -
受験でぴりぴりしている団地の家族に、松田優作演ずる家庭教師がやってくるコメディ、らしいんだけどあまり笑えるシーンはなし。クラスの順位が一位上がるごとに一万円成功報酬がもらえる約束とか、主人公がいじめられてたりとか、そんな主人公に惚れてる女子がいたりとか、いくらでも盛り上がるとっかかりはあるのに、見事に全部スルーしてる。たぶんわざと?
あと、いつも何かしら食べていた。咀嚼音がすごかった。