ビートたけし×松本清張 点と線 [DVD]

監督 : 石橋冠 
出演 : ビートたけし  高橋克典  内山理名  夏川結衣  柳葉敏郎 
  • ジェネオン エンタテインメント
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102478230

感想・レビュー・書評

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  • 北野作品と違う“ビートたけし”の刑事。

    松本清張原作のテレビ・ドラマ化なので当然ですが、北野作品でのバイオレンスは封印した福岡の刑事を演じて居ます。原作を忠実にドラマ化しただけに、またビートたけしさんの演技でしっかりとした推理物になっています。私的な“想像”ですが今作品の空白の4分間は西村京太郎さんの作家としての原点になっているのかも?・・・・。

  • 福岡市の海岸で発見された男女の死体。男は産業建設省課長補佐、佐山。女は東京の割烹旅館の仲居、お時。捜査を進める博多東署の鳥飼刑事(ビートたけし)と警視庁捜査二課の三原刑事(高橋克典)は、ある重要な証言を得る。お時の同僚ふたりが、商事会社社長の安田を東京駅で見送ったとき、13番線ホームから線路を隔てた15番線ホームを歩く佐山とお時を見かけたというのだ。13番線から15番線が見渡せるのは一日のうちたった4分。そこに作為を感じた鳥飼は、やがて安田を容疑者と特定。が、彼には絶対に崩せぬアリバイが…。さらに事件の背景には大掛かりな汚職事件が絡んでいた—! 
    松本清張のミステリー小説をドラマ化。
    叩き上げの刑事鳥飼と血気盛んな三原刑事が時刻表を使ったアリバイトリックを破る捜査を緻密なサスペンス、鳥飼と三原のぶつかり合いながら息の合う相棒になるバディドラマ、ビートたけしや高橋克典や夏川結衣の演技が光るサスペンスミステリードラマ。

  • 4時間のドラマにするために、相当物語を膨らませてある。それはそれでよいのだが。肝心の東京駅のシーンは大掛かりなセットを作って撮影している。残念なのは、肝心の車両が現存せず、別の車両を使っている点。

  • 作りはしっかりしているんだけど、つまらなくて途中まで。

  • 26-Oct 2014 鑑賞
    監督 : 石橋冠
    出演 : ビートたけし 高橋克典 内山理名 夏川結衣 柳葉敏郎
    原作は未読。
    昭和の時代にまっすぐ生きた男をビート武が好演していた。他の出演者も豪華な顔ぶれ。
    人間ドラマとしては、面白かった。

  • ずいぶん豪華な顔触れ。そして潤沢な時間のため、ゆったりと話が紡がれていく。想定していたよりもずっとおもしろかった。
    刑事のがむしゃらに捜査を進める根性には刺激を受けた。

  • 北野武主演 テレビ朝日 ドラマ 2007年作

    松本清張の原作にもとづいて・・・
    そのころの雰囲気がよく出ている。
    配役も、豪華である・・。

    鳥飼刑事(北野武)は、中国の戦争から戻ってきた。
    身体の中には、グラマンの破片が4つも入っている。
    奥さんは 上海でであった。
    53歳となり、係長(小林稔侍)からは退職しろと勧められている。
    時は昭和32年(1957年)だった。

    香椎海岸で 男女二人の死体が発見される。
    青酸カリによる心中と係長は判断するが・・
    鳥飼刑事は 不審な死だとおもう。

    遺留品に食堂車のレシートが 一人分だった。
    なぜ、二人で食べないのか?と鳥飼刑事の疑問だった。
    死んだ佐山は 産業建設省の役人で、
    汚職の鍵を握っていた。

    情死したのは ときと言う赤坂の料理屋小雪の仲居だった。
    警視庁の二課から三島刑事(高橋克典)が派遣されてきた。

    安田社長(柳葉敏郎)とときの勤めていた料理屋の仲居達が
    13番ホームから 15番ホームの
    あさかぜにのる 佐山とときを 見たと証言をする。
    東京駅の13番で見えるのは
    わずか 4分の間に起こる 空白の時間 だった。

    なぜ その4分 に佐山とおときが 偶然いたのか?
    という疑問が すべてをとく鍵となる。

    安田の背景をしらべ・・・
    大臣とは関東軍で一緒だったことをしり、
    安田の奥さん(夏川結衣)は 病床にいて、治らない病であることを知る。
    奥さんの随筆から、
    香椎海岸に新婚旅行に行き、時刻表マニアであることがわかる。

    そのことから、二人の共犯であることを推察するが
    安田が、二人が情死した時には
    北海道へ 出張していた・・・
    そのアリバイをとくには・・・。

    鳥飼刑事がヨモギを取る安田に話しかける言葉
    安田の奥さんに懸命に話す場面は・・・
    点と線のモチーフがより鮮明に打ち出される。

    鳥飼刑事の執拗な追及、そして、刑事としての直感。
    それを裏付けるための努力・・
    上司と衝突しても 追及の手をやめない・・

    何のための捜査なのか?
    『死んだものの無念が晴らすことができない』
    と鳥飼刑事はいう。
    戦争で闘い、死んでしまった戦友たちに対しても
    何をすべきかを問いかける・・

    東京オリンピック前の経済成長の只中
    戦争を背負いながら生きているニンゲンの姿勢のたくましさ

    北野武の爆発するエネルギーが抑制されていて、
    好演だった。感心しました

  • 見ごたえあり。役者の熱演ぶりもいい感じ。ビートたけしさん、味があります。

  • 豪華キャストに重厚な内容。お腹いっぱいになりました。
    下手な映画より素晴らしいドラマでした。
    鳥飼さんと三原さんの新旧コンビがなんとも熱かった。

  • いくら本で読んだ人でも、ついていけないときがある。
    もっとキャピタルゲイン!

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