題名のない子守唄 [DVD]

監督 : ジュゼッペ・トルナトーレ 
出演 : ピエラ・デッリ・エスポスティ  クラウディア・ジュリーニ  クセニア・ラパポルト  ミケーレ・プラチド 
  • Happinet(SB)(D)
3.58
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953025875

感想・レビュー・書評

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  • 主人公のスリリングな行動、フラッシュバックする目を塞ぎたくなるような過去…どんな話なのか掴むまでの置いてけぼり感が長かったけれど、それでも目が離せず見てしまう作品。けどやっぱり重くて辛い。ラストシーンに1票。

  • まるでサスペンス。

  • いきなり女体チェックという怪しいシーンで始まり意外。タイトルもタイトルだし、監督は≪ニュー・シネマ・パラダイス≫の巨匠ジュゼッペ・トルナトーレということでイメージと違っていたのだ。

    冒頭の意外性はずっと続く。ナゾをはらみつつの展開がうまい。映画づくりの腕力がしっかりしている。サスペンスをきっちり撮ったらうまいだろうなと思う。

    演出の力量、ストーリーの巧みさに加え、クセニャ・ラポポルトが主人公を魂を込め生き切って見事です。総じて映画の愉悦とはこういうことかと思うと書くと大げさか。

    ただあまりに特殊な事例の女性で、感情に移入はできるけど参考にはならないなと感じたのはワタシが男性だからでしょうか。

  • 北イタリアの港町を舞台に、ある裕福な家族に家政婦として雇われた女性が、巧妙な計画の下に、ある目的を遂行しようとする過程をスリリングに描く異色の女性ドラマ。
    イタリアのアカデミー賞といわれるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で、作品賞を含む主要5部門を受賞。

  • 見てる方が死にたくなる程重たい話でした。その分終盤で救われたけど

  • トルナトーレは子供の使い方がうまい!そうした点ではニューシネマパラダイスに匹敵するが、いかんせん何の事前情報も持たずに見たので、どんな話か分かるまでが大変だった。だからこそ後半の盛り上がりにつながるといえばそうなんだが、まぁ、十全な効果を発揮したとはいえないだろう。子役が絡むハートフル・サスペンスという意味では、グロリアやレオンにもつながるかと一瞬思ったが、まぁつながらないだろう。

  • 主人公の過去がフラッシュバックされるのだが、これが壮絶で女として観るに耐えないもの。監督はよほど女嫌いなのかと思うほど。
    サスペンスタッチでなぜ家政婦になったのか、なぜ子供に執着するのかが徐々に明らかにされていく。
    後半は人権団体とみられる女性スタッフのサポートもあり、過去が明らかにされる。東欧の女性が人身売買されている現実。
    おそろしいが現実なのだ。
    最後は救いのあるもの。見終わった後、ずっと心に重しが乗ったような、そんな作品。

  • 信念をもつ女は強く美しい。

    映画館ではじめて泣いてしまい、エンドクレジットが流れる間に必死に涙を拭った作品。

  • イレーナが、なぜあんなにも
    アダルケ家の家政婦をしたかったのか。

    その理由が徐々に分かってくると、
    なんとも言えない重い気持ちになります。

    どうしても負の連鎖から抜け出せない、イレーナ。
    その連鎖を断ち切ろうと全てを白日の下に晒したけれど、
    それで判った現実は、
    イレーナにとってまた過酷なものでした。

    それでも、最後の最後には微笑があった。

    まるで自分も救われたような気持ちで、
    涙が止まりませんでした。


  • 観始めの段階では彼女の行動の全てが謎めいているし、何を目的に動いているのかもわからないので、人によってはだるく感じるかもしれないです。でも彼女の愚かな過去と共に徐々に謎が紐解かれていくので、自然とのめり込んでしまう。ストレートに感動を与える映画ではなく、じわりじわりと感動を感じられる映画ですに。救いがあって良かった、本当に。

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著者プロフィール

映画監督・脚本家。1956年、シチリア生まれ。86年、『教授と呼ばれた男』で劇場映画の監督デビュー。『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)でアカデミー賞、『明日を夢見て』(95)『海の上のピアニスト』(99)『題名のない子守唄』(2006)『鑑定士と顔のない依頼人』(2013)でダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞受賞。2023年1月にモリコーネとのを組んだ『モリコーネ 映画が恋した音楽家』が日本公開。

「2022年 『エンニオ・モリコーネ 映画音楽術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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