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- / ISBN・EAN: 4534530024596
感想・レビュー・書評
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作品から伝わってくるメッセージに共感、ラストは号泣でした。
1点だけ、、、飼い犬の扱いが少し雑だったかな?とも思いましたが、ストーリーと作品自体のコンセプトが良かったので星5にしておきます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
出てくるキャラクターが全員ドライで似た性格という意味ではまとまりがあって安定感がある。
物語につながりや伏線の上手さ、構成の巧みさ、カタルシス等を求める人にはおすすめできない。
瞬間的なノスタルジーや感情描写が好きな人は楽しく見れると思います。
タイトルに騙されますが大人向けの作品です。 -
14歳映画ガイドから。本作について、圧倒的泣ける作品と紹介されていたから、そっち系に目が無い身としては、これは観とかないと、ってことで。対象が河童っていう物珍しさはあるにせよ、よくある出会いと別れの物語だな、と。2時間越えという、アニメにしては長い尺も、どちらかというとマイナス要素。まあ、ウルっとはしたけど。
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先日、息子がレンタルしてきていた『河童のクゥと夏休み』を、息子と一緒に観ました。
絵が好みではないし、少し雑な感じもしたので、そのイメージから、あまり期待していなかったのですが、、、
これがなかなか良かった。
子ども向けにしては138分と長めの作品なのですが、時間を感じさせなかったですねぇ。
生命の大切さや、自然環境の破壊、人間の嫌な部分等について改めて感じさせられるとともに、少年の成長物語として楽しめましたね。
印象に残ったシーンは、遠野で「康一」と「クゥ」が活き活きと楽しそうに泳ぐシーンと、別れる前夜の最後の夕食のシーン。
イチバン盛り上がるのは、「クゥ」が東京タワーに上るシーンなのかもしれないけど、それよりも印象に残っていますね。
-----story-------------
夏休みを心待ちにしていた小学生の「上原康一」は、学校帰りに不思議な石を拾う。
持ち帰って水で洗うと、なんと河童の子どもが姿を現わした。
康一によって「クゥ」と名付けられたその河童は、「康一」たちと同じ言葉を話し、何百年ものあいだ、地中に埋められていたのだという。
最初は驚いた家族も「クゥ」を受け入れ、周囲に気づかれないよう注意しながら一緒に暮し始める。
そんなある日、「康一」は「クゥ」を仲間のところに帰してあげようと、河童伝説の残る遠野へ、「クゥ」を連れてはじめての一人旅に向かうのだが…。
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エンディングは、少し物足りない感じがしましたが、、、
観た人それぞれが「クゥ」の将来を想像できるという意味では、このエンディングもありかな。
内容が良いだけに、絵がもう少し好みだったら、もっと好きになった映画ですね。
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監督: 原恵一
アニメーション制作: シンエイ動画
原作: 木暮正夫
脚本: 原恵一
撮影監督: 箭内光一
美術監督: 中村隆
編集: 小島俊彦
音楽: 若草恵
主題歌: 大山百合香 『夏のしずく』
キャラクターデザイン: 末吉裕一郎
音響監督: 大熊昭
作画監督: 末吉裕一郎
色彩設計: 野中幸子
題字: 武田双雲
声の出演:
田中直樹(ココリコ) 上原保雄
西田尚美 上原友佳里
なぎら健壱 クゥの父親
ゴリ(ガレッジセール) キジムナー
冨沢風斗 クゥ
横川貴大 上原康一
松元環季 上原瞳
植松夏希 菊池紗代子 -
2007年の、小学生に見せたいアニメ映画。
クゥが大変礼儀正しく、見習いたいと思いました。
オッサンがかっこいいね。
日本の小学生達、というか子供達の悪習として、男女を冷やかすってあるけど、あれも大人の模倣と思うと、なんとかならんもんかしら。大人自身が模範として気をつけていきたい。 -
全編を通じて大事なことを伝えようとしている良作です。
むしろ大人向けの作品なのかもしれません。様々なパターンの「人の悪意」が割と赤裸々に描いています。
ですが、小学校高学年であれば観て欲しい作品です。いじめを始めとする子どもの嫌な部分、それ以上に描かれる大人の傲慢さなどの嫌な部分を、変に重たく暗くせずに、さらりとシーンに溶け込ませているので、むしろ12才くらいの子たちに下地として観ておいて欲しいと思いました。 -
まあまあ。昭和オヤジやエコロジストが絶賛しそうな映画(笑)
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ジュブナイル映画。
河童と主人公との交流だけでなく、それウェお取り巻く親や友人関係、報道など、子供向け作品の割には現実的でシビアな内容もある。
特に、子供同士のナイーブな面での描写はリアル。子供ならではの残酷さと、それを助長する親や大人のあり方は、考えさせられる。自分がこの子供だったら、あるいはその親だったら、どうしただろう。また、どうするべきだっただろう。
子供や弱者への優しさとは何だろう。向き合い方、手の差し伸べ方はどうすればいいのだろう。相手の立場を想像することの大切さが描かれている。
音楽もよかった。 -
ありがちなストーリーではあったけど、子供が見るにはいい映画かな。
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良作。幅広い世代が見れて、そしていろいろ感じるものがあるはず。
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こういちが見つけたのはカッパ?!
静かに仲良く暮らしていたが、いつのまにか噂になり—。 -
風刺とも思える清々しいアニメの物語
江戸で地震に巻き込まれて化石化した河童を
ツマヅイて転んだことから出合いが起こり
現在に復帰した河童と少年の家族を巻き込んだお話
嘘の付けない河童と家族となった仲間に対して
現代社会が持ちかける駆け引きと暴力に依存する人間の
摩擦から生まれてくる新たな集うことへの意識
唯物的な欲の情と
お互いの幸せを応援し合う愛との違いを見せてくれる
最後に
「生きていくために必要なだけの魚を取らせてください」と
沖縄の川でクゥが土地の神に挨拶する所で
静かな感動を得られたことが印象深かった -
夏休み最終週、家族で映画を見に行った。全編、泣き通し、目をはらせたまま映画は終わった。印象に残ったシーンを中心に書き出していきます。最初は江戸時代、クゥのお父さんがお侍に切り殺される。自分たちの住んでいる池を守るためにお願いに行っただけなのに。その後、地震の地割れでクゥは生き埋めになってしまう。そして、いきなり現代。主人公康一くんはクゥがはさまれている石を見つける。家に持って帰って水につけると、生き返った。クゥと康一家族の生活が始まる。わき役としての妹の表情もおもしろい。どうもクゥのことが好きになれないらしい。たぶん、自分中心だった家族が、クゥ中心になっていくのが気に入らなかったのだろう。クゥと康一はなかまの河童を見つけるために、岩手県遠野市へ向かう。2人がいっしょに川で泳ぐシーンはとてもすがすがしい。とまった宿でクゥは座敷童子(ざしきわらし)と出会う。「遠野物語」を読んで遠野市に行ってみたいと思った。菊池さんという女の子との会話。康一が遠野市に行ったという話を聞いた菊池さんはすかさず、花巻にも行ったかと聞く。菊池さんは宮沢賢治が好きなのだ。康一はその後家に帰って、賢治の本を読んでいる。そういった細かな心情描写がうれしい。そのうち、河童が住んでいることはうわさになり、雑誌の取材などが押し寄せる。テレビにも出る。そこで、クゥはお父さんの切られた腕と出会う。気持ちが高ぶったクゥは神通力でスタジオを騒然とさせる。そして、犬のオッサンといっしょに逃げる。このオッサンという犬の存在も大きい。オッサンは人間がどういう生き物かをクゥに教えてくれた。オッサンが背中にクゥを乗せて逃げる中、車に引かれて死んでしまうシーンは衝撃的だ。クゥは追いかけてくる人間のいないところを目指す。それは東京タワーの上。力尽きて、お皿の水も乾いてしまって、あきらめようとしたその瞬間、空に雲そして龍が現れる。これが唐突でなく、とても自然に描写されている。助けられて家に帰ったクゥに一通のはがきが届く。こちらに来ていっしょに暮らそうという。誰からか、だまされているのではないか、冷や冷やする。段ボール箱に水といっしょに入れられて、クゥは宅配便のトラックで運ばれていく。康一との別れのシーン、心の中の言葉で会話するシーンも涙ぬきでは観られない。クゥが届けられた先。それは沖縄。誰のもとへ?人間?それはギジムナー。良かった。同じ妖怪のなかま。ほっとした。その村の川に入るときのクゥのセリフ。「この土地の神様、おれと父ちゃんがこの土地でしばらく暮らすことをお許しくだせえ。おれが生きていけるだけの魚をこの川で捕ることをお許しくだせえ。」そう、人々は昔からそうして生きてきた。アイヌの人たちも、南米のジャングルに住む人たちも。決して、無駄な狩猟はしなかった。農耕を始めたとき、人間は環境を破壊し始めたという人がいる。この映画を通して、人とその他の生き物が、いっしょにこの地球という星で暮らしていくために、私たちに何ができるのかをあらためて考えさせられた。
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康一の家族とクゥが心を通わせたことはもちろんだけど、菊池さんが転校前に康一に言った「話しかけてくれてありがと」の言葉に心が揺さぶられた。菊池さんが言葉にしなければふたりの想いはつながらなかったかも。夕方になるまでクゥが宅急便で運ばれるコンビニの前にいる康一の姿が夏休みの終わりを象徴するようで切なかった。子供の頃のちょっと残酷で意地悪なところから、康一が脱皮するする姿をクゥとの関わりから見ることができて、甘酸っぱい感じがした。
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特に感動も何もない。
河童のクゥは可愛かったけど、周りの人間(主人公の家族を含め)の身勝手さが目立つ。お父さんが理想的なことを言ってはいるが、結局は逃げているだけのような? -
カッパと少年の一夏の思い出。
主人公の家の東久留米や、青森での乗り換えの様子だったり、遠野のカッパ淵だったり、一つ一つの舞台が妙にリアル。「もしカッパがいたらこうだろうな」と違和感なく観ていられる。
すきだなあ -
実写で良さそうな…。
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心温まる少年と河童の夏休み。
音楽がニールヤング風なのはなんでだろ。
そこそこ面白かった。 -
タイトルとか絵的に子ども向けかと思いきや、内容はかなりの大人向けかなーと。
人間の汚い面が多い…取材受けるところとかもそうだけど。
とりあえず河童を拾ってきて、尚且つそのまま飼うというところから始まるのだけど
家族の絆ですごくほっこりかと思いきや、実はそうでもないという内容。
正直、子どもには刺激がだいぶ強いかもしれない…
最後は沖縄でのんびり暮らしたとさ、めでたしめでたし…か?という感じ。
やや長いけど、それもまぁいいのではないかな。
自由に泳いでる姿が印象的だったなぁ -
2007年138分
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前半少年と河童の交流を穏やかに見つめておりましたが、中盤のテレビ取材が来たとこから話がシリアスに。テレビに映す時は河童にパンツを履かせた方がいいとか、原監督の写実主義的な作り方が活かされていました。
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河童のクゥちゃんを通して、人間の自己中心的な考えと、野性動物の心の叫びを感じた。
ひとみちゃんのツンツンさが可愛かった。 -
涙してしまいました!が、
所々に学校の教科書的な言い回しがあって気になったので、☆みっつです。 -
河童のクゥが滂沱の涙するシーンでがっつり号泣してしまう。アニメーションで小さな子が力いっぱい泣いてるのって絶対もらい泣きしちゃうんだよね。一緒に観て良かった。結末もステキ。
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岩手の方言が聞こえた瞬間,涙が止まらなくなりその後10分くらい嗚咽した。母が遠野の出身で母や親戚の話す方言を思い起こさせた。彼らの発する音が僕の中に染み付いていたらしい。
人間の悪さが少し過剰に描かれすぎていて嫌気が差した。原恵一はクレしんのオトナ帝国とかから一貫してこういうのがやりたかったのだろう。原恵一にとってクレしんである必然性はなかった。オトナ帝国はクレしんの皮を被せられた純真な原恵一映画であってクレしんではなかったわけで,僕は原恵一によってクレしんは犯されたと思っている。それでもまあ何年も立っているしこの河童のクゥと夏休みをみて,原恵一を許そうと思った。
原恵一の笑いがまったくわからない,薄気味悪い。その薄気味悪さが原恵一者の味になってはいるとおもう。全編を通してずっと薄気味悪さが続く。ファミリー層にこびた不自然な笑いを切り捨てた,がちんこにダウナーな原恵一のアニメがみたい。 -
テレビでやっていたので見てみました。キャスト見ると結構豪華だったりします。ありがちだけどほっこりする作品。楽しかったです、うん。
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この夏に観ようと思ってやっとみた
笑えるところとかあって面白かったし、感動して泣けた。