バンテージ・ポイント CE [DVD]

監督 : ピート・トラヴィス 
出演 : デニス・クエイド  マシュー・フォックス  フォレスト・ウィッテカー 
  • ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (2011年10月17日発売)
3.62
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感想 : 137
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4547462050809

感想・レビュー・書評

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  • 大統領狙撃を狙うテロリストとSPの攻防という、
    ありがちな話ですが、
    構成が凝りにこっているので面白く見れる。

    色んな登場人物の視点がジャンプして、
    事件の謎が少しづつ明らかになっていくザッピング形式の展開。
    これで単純な話が凄く面白くなってる。

    ほんとに事件前後の数時間に絞っているのも思い切りが良くていい。
    登場人物の背景とか事件の背景とかすっぱり削って、
    展開と構成の面白さで勝負するっていうのが伝わってくる。

    3日後には観たことすら忘れてそうですが、
    スカッと見れるという意味ではいい映画なのでは。

  • 大統領が撃たれた暗殺事件を性別も国籍も立場も違う8人がそれぞれの場所で事件を目撃していた。それぞれの目線から見た事件を、それぞれのドラマを通じて描き、それが1つの真実に向かって収束してゆく見た事のない構成。クリフハンガーを巧みに利用し、真実になかなかたどり着けないが、クライマックスで一つに繋がって行くストーリー展開と、伏線が繋がっていくところは圧巻。何度も時間を巻き戻されるので、新しい映画だと思ってみるべし。

  • 脚本の妙とはまさにこの事ではないだろうか。
    その構成力含めて、文句無しの一品。

    スペインのサマランカ広場で開催されていたテロ撲滅の国際サミットにて、
    アメリカ大統領が何者かに狙撃される。
    現場は大混乱。そして混乱の中、繰り返される爆破騒ぎ。
    大統領の狙撃の瞬間とその前後を8人の登場人物たちの視点で
    どんどん切り替わっていく。

    要は大統領狙撃の瞬間が何度となく繰り返されていく。
    一人、そこまで行くと時間は巻き戻り昼の12時。
    そしてまた違う人物の視点で描かれていき……
    ただ、それを繰り返していくことによって、
    どんどんと真実が明らかになっていき、
    最後には見事に一つに繋がっていく。

    これは見事な手法であった。
    そして脚本・構成力の素晴らしさを更に味付けしているのが
    大がかりな撮影である。
    スペインの街中を大疾走するカーチェイスは見応え充分。
    久しぶりに映画を観て唸った作品であった。

  • 8人の視点で構成された見事なスピード展開は圧巻の一語!

    最後までぶれずに、観ている者の心を牽引していくテクニックは素晴らしい。

  • 見たことあったが、ついまた見てしまった。
    巻き込まれた黒人はただただよい人だった記憶しかなかったが、今回もその感想しか持てなかった。
    犯人の動機が明らかになる前に全員死亡で事件終了だし。
    次見てもそう思うんだろうな。

  • シークレット・サービスのバーンズは、スペインで開催されるテロ対策を目的とした首脳会談で、アメリカ大統領の警護に当たっていた。しかし、民衆を前に演説を始めた大統領が、何者かによって狙撃されてしまう。広場に仕掛けられた爆弾も次々に爆発し、集まった群衆は大混乱に陥る。事の次第を目撃していた立場の違う8人の視点を通して、この事件の真相が徐々に明らかになっていく。

    8人それぞれの視点から、その時何をしていたのかを時を遡って追っていく構成が面白い。真相は割とすぐに分かるが、キャストもなかなか豪華だし、観て損はない作品。

  • グランドホテル方式で8人の視点を組み合わせていき真相に至っていくタイプのサスペンス映画です。作り込みが凝っていて思わず中盤で「ここか!」と手を打つ方も多いのではないかと思います。

  • 構成が面白い。同じ時間軸を何度も繰り返すんだけど、展開の寸止め感、ストーリーのバラし方がちょうどよくて見入っちゃう。ストーリーに深堀り感がないのは否めないけど、90分で短いし、何も考えずスカッとする映画なのでそれはそれでよし。

    それにしても弟殺されちゃったお兄ちゃんがかわいそう。あんまりだ。

  • 【徒然】
     とにかく爽快!の一言に尽きます。テロリストの目的や関係などが一切明かされないにもかかわらず、最後まで画面に釘付けになるほど、終始スピード感に溢れていて、画面を追っている内にあっという間に映画が終わってしまう。
     この爽快さとアップテンポなストーリー運びは96時間やアンストッパブルが好きな方であれば、引き込まれるはず。バーンズの執念深さも96時間のお父さんにどこか似ているし…!
     ストーリーの詰めが甘かったのだ残念だけど、難しく考える思考の暇を与えないトリッキーな映画なので、見終わった後もずっと「面白かった!」の熱が冷めないところでカバーしている。
     個人的にはもうちょっとテレビ局のカメラを軸にストーリーが進んでもワクワクしたなぁと思った。ハワードのカメラ視点も、後半トリックに使われていたら良かったなぁ。
    【今回の車】
    オペル・アストラ:バーンズが街中を疾走した車。フォルクスワーゲンに見えたけど、違う車種だったらしい。パトカーを追跡できるほどの馬力にびっくり…!

  • 同じ場面を何度も見せられるのに特に飽きることもなく、むしろ見せられる度にスッキリしていきました。
    うまくつくってるんですね~。

    テレビ局の方々はフェードアウトしちゃいましたね。

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