天使の宿り木 [DVD]

監督 : セルジュ・フリードマン 
出演 : ヴァネッサ・パラディ  ヴァンサン・ロティエ  エドゥアルド・ノリエガ 
  • CCRE
3.05
  • (1)
  • (5)
  • (10)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 41
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4560292513221

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 娼婦と少年。官能や背徳ではなく、純愛。透き通った少年の言葉が印象的で愛おしく感じました。現実のようで非現実のような。雨の音や映像が心地好い、流石はフランス映画。所々アメリカ映画みたいなところもあった様に思います。緊迫した空気に欠けるところはあるかもしれないけれど、ゆっくりした空気が好き。

  • 娼婦と、少年との心穏やかなラブストーリー?なのかな。パッケージからは予想がつかなかったんだけれども、これどうにも女の子向けの映画みたいだね。使われる音楽とか、二人の間に肉体交流がないことや(仄めかしはあったけれど)、一貫して流れる優しさみたいな感じとかね。もう少し、ハードなのを予想していたので少々物足りないかもしれないとは思いつつも、まあたまにはこういう優しいのもいいのかもしれないとは思うけれど、こういう優しさは少々苦手である。日本の映画なら、パコと魔法の絵本(タイトルあってるかな?)とか、あんな感じの優しさに包まれているといえばわかってもらえるだろうか。ティムバートンとかね。あんな雰囲気。心静かにお互いがひかれていく様なんかは丁寧につくられていていいとは思うんだけれどね、少年にひかれるということへの背徳感とか、甘い蜜とかね、そういうのがあんまり感じられなかったのは少々残念。まあ、娼婦が敢えて、そういうことをしないあたりが純愛チックでいーんだけれどね、どうにもそこには相手が少年だから、というのも見え隠れして、そのあたりは個人的にはマイナス因子かな。やらないなら、むしろ、娼婦と明らかに精力旺盛な男とかね、まあ、娼婦とインポとかね、くらいの方が響くかも。ちなみにストーリー展開としては、娼婦のヒロインに電話が。相手は商売仲間で、ようやく刑務所から出所できるから(薬物かな?)、息子を連れてきてくれとかいう話。結局、その商売仲間は殺されて、少年を連れてヒロインは逃れることとなる。ただ、このあたりどうにも緊迫感に欠ける。なんつーか、意外と相手がのんびりしてる感じだし、追撃もかなり緩い。多分、物語を通してかもし出したい雰囲気を優先したのかな?それでもって、ヒロインは少し頭の螺子が緩いのか、彼(恐らくは元恋人)に会いに行くのに、プレゼントとして子供を連れて行きたいから、とかいうかなり謎の理由で、顔を合わせる男たちに性交渉を求めようとする。多分、元恋人のことが忘れられなくて、それで精神的にけっこうきているといった設定なのだろう。少年に対して、刺々しいのも、そのあたりが関係しているのかな。そして、少年と一緒にいる間に心が解れていくみたいな?最終的に元恋人は勝手に幸せにやっていることを確認し、少年が母親が遺してくれた金で家を買い、二人で幸せに暮らしました、めでたし、めでたし、みたいな感じ。背徳的な情愛を期待した人には微妙だったのかもね、逆にこの作品を求めてるような人は、背徳的な感じだと思って敬遠してしまうのかもしれない。まあ、悪くない作品です。ただ、俺が色狂いしてるような映画が好きなだけです。

  • ヴァネッサ・パラディの長年のファンとしても、この映画は退屈だ~。

    ちょっと頭の足らない、男の人が放っておけない女の子ってキャラは『橋の上の娘』と全く同じで、映画としての質は『橋の上』の方が全然良かったので、観なくても良かったかも。

    この路線はもう止めたらいいのに。もっと違うヴァネッサ・パラディが観たい!

  • こういうほだされて捨てるに捨てられなくなったりいつの間にか守る守られるの立場が逆転してたりってものは大変ストライクです。
    男の子が主人公のことあるごとに邪魔をするのは、最初わざとやってんのかと思って、いや良く分かってないのねって思って、やっぱわざとやってんのかって良くわかんなくなった。
    ティーンエイジャーは分かるけど幾つくらいの設定なんだろう。

  • ヴァネッサ・パラディに対する酷評から覚悟して見始めたけれど、 導入部の立ちんぼストリートの怪しげな色彩に不安はどこへやら。 キレイ!!
    後半の15分は…。

  • 前半はわりと好きだったのですが・・・うーむ。

  • ジョニー・デップの奥さんが主演。
    飾り窓の娼婦役なんですけど…髪ぼっさぼっさで、ちょっとこわい。

    あと相手のぼうやが可愛くない。

  • 母親はフランスの映画はわけわからないと言ったことを思い出す。
    どうだろう。
    凡人はわからないだけかもしれない(笑)

    少年にひどくイラつくww
    ヒロインはジョニー・デップの奥様か……。

    物語ははっきり言って、自分と合わないのでつまらない…。
    でも撮影の仕方?が綺麗

    景色もよかった

  • 2009.1.10

    「同時に目を閉じたら同じ夢を見ると思う?」
    「一緒に眠りに落ちれば。」(←ちょっと忘れちゃったけどこんなニュアンス)

    全くチェックしていなかったけど、お店で表紙のヴァネッサ・パラディに心惹かれ思わず借りた。
    キュートでセクシーな格好の彼女は娼婦だった。

    はじめの"飾り窓"のシーンを観て、ベルギーでみた通りを思い出した。
    そしたら実際、あのシーンはベルギーで撮影したよう。
    駅のホームもなんとなく懐かしい。そこには行ったことはないのだけど。

    フランス映画らしい作品。
    娼婦と少年の距離感、心の距離感に気持ちがギュッとされる。
    孤独で冷たく寂しい感じがあるのに、人間らしさや優しさを感じる。
    映像や音の効果もあって作品の世界に引き込まれる。
    タクシーからみる雨のシーン、飾り窓のシーン、ひとつひとつが焼き付いてる。
    ふたりが歩く花畑、ふたりの家、とても素敵。

    「映画」としてとても印象的な作品。


  • フランス映画っぽさと、今風な演出のあいまった見やすく退屈しないフランス映画・・・・って、すごくつまらない説明ですね。とりあえず、禁断の純愛!と書かれていますが、それほど危ない感じではないです。

    一つ一つのカット、色、雨の音、海の音。
    透き通っていてとても美しい。
    少年と女の間で交わされる会話は、まるで演劇のセリフのよう。
    抽象的で綺麗で可愛くて、私は好き。

    それにしても、フランス映画に出てくる女の人っていつもなんだか理解できないのはなぜかしら?
    このヴァネッサ・パラディ。ジョニーデップのパートナーでデップの子供のお母さんってことにビックリ。(オセロの松嶋さんに似てる・・・とかおもってゴメンナサイ)


    最後の数分間がとってもアメリカ映画的。良くも悪くも。

    海辺の家がほんっとにステキvでした。

全12件中 1 - 10件を表示
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×