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- / ISBN・EAN: 4988006220423
感想・レビュー・書評
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椎名林檎が出ていたガムのテレビCMを見て、「キレイだなあ」と思った。これまでの彼女は「美人なのかブスなのか判断つかない」(失礼!)印象があったが、最近ははっきりと美人に見える。それにセクシー。本作のアートワークも、じつに色っぽい。
さて、このアルバム、久方ぶりのソロ名義作品だが、東京事変との違いはよくわからない。オープニングの「流行」など、事変の『大人(アダルト)』に入っていても違和感がないだろうし。
しいていえば、事変のほうが一貫してバンド・サウンドを追求しているのに対し、ソロは昭和歌謡路線の曲やジャズっぽい曲、エレクトロニカっぽい曲があったりして、バラエティに富んでいる点が違いか。しかも、いろんな曲が入っているのに、全体には不思議なほどの統一感がある。
椎名林檎風エレクトロニカといもうべき「0地点から」という曲が、すごく気に入った。これは、たしかに東京事変ではできない曲だ。『勝訴ストリップ』所収の傑作「浴室」を彷彿とさせるところもある。
衝撃のデビューアルバム『無罪モラトリアム』から10年以上を経て、椎名林檎も(よい意味で)大人になったなあ、という印象。オルタナっぽい荒々しさは薄れて、どの曲もすこぶる洗練されているのだ。
どこへ向かうかわからないような初期衝動のエネルギーは消え、細部まで完璧にコントロールされたゴージャスなロック・エンタテインメントになった感じ。
その変化を象徴するのが、アルバムのラストを飾る「丸の内サディスティック」の大人っぽい「EXPOヴァージョン」。原曲はもちろん『無罪モラトリアム』所収。個人的には椎名林檎でいちばん好きな曲だが、がらりと雰囲気が変わった今回のヴァージョンも大いに気に入った。
椎名林檎の才能はいまだ涸れていない。『無罪モラトリアム』と並ぶ代表作になり得るアルバムだと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
MM2009/07 9P
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5月27日発売のニューシングル『ありあまる富』のリリースに続き、待望のニューアルバム『三文ゴシップ』を6月24日に発売!椎名林檎ソロ名義としては約6年ぶり、全曲椎名林檎作曲のフル・オリジナル・アルバムとなる今作は、個性豊かな音楽家たちと多数共演。斎藤ネコ、服部隆之、SOIL&”PIMP”SESSIONS、J.A.M、池田貴史、中山信彦、名越由貴夫、coba、ヒイズミマサユ機、浮雲といった豪華な面々。配信のみでリリースされた「カリソメ乙女 DEATH JAZZ ver.」や新録の「丸の内サディスティック (EXPO Ver.)」を含む全14曲を収録。
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初期から歌い方が変わったのがはっきり分かるアルバムだから、あまり好きじゃない
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一番好きなのは『都合のいい身体』
やっぱり斉藤ネコさんなんだなあ。 -
久々に聴いた。
流行と、丸の内サディスティックが堪らなく好き。 -
ひとつひとつ、ドヤ!って感じが好きです。
流行すごい。 -
加爾基 精液 栗ノ花と同じ人がリリースしたアルバムとは思えないですね。私は好きなアルバムです。
椎名林檎という殻を破ったような、先進的な感じがします。
なんと言ってもジャケットの林檎さんが色っぽくて最高!
そして「旬」という曲をこの世に生み出してくれてありがとう。