黒い画集 あるサラリーマンの証言 [DVD]

監督 : 堀川弘通 
出演 : 小林桂樹  原知佐子  江原達怡  中丸忠雄  八色賢典  平田昭彦 
  • 東宝
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988104052452

感想・レビュー・書評

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  • 設定がジェットコースターみたいで面白かった。
    天網恢々疎にして漏らさず。

  • 日本映画専門チャネルで≪生誕100年 原作・松本清張 映像の世界≫という特集しており、興味のある作品を録画しています。
    その中にひとつ『黒い画集 あるサラリーマンの証言』を観ました。

    -----story-------------
    会社の課長「石野(小林桂樹)」は部下で愛人の「千恵子(原知佐子)」との情事の帰りに保険外交員の「杉山(織田政雄)」に会う。
    数日後、「杉山」は殺人容疑で逮捕されてしまった。
    「杉山」のアリバイを証言できる「石野」だったが「千恵子」との関係が発覚し、社会的地位を追われることを怖れ、証言を拒否する。
    そして、「石野」に平穏な日々が戻ったかに見えたが…。
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    「松本清張」の原作『黒い画集』の中の一篇『証言』を映像化した作品です。

    「石野」は、浮気が発覚することを避けるため、近所に住む「杉山」のアリバイについて偽証… その結果、無実の「杉山」が殺人犯として逮捕されるが、、、
    その偽証のせいで、「石野」は、別な殺人事件の容疑者にされてしまうという"自業自得"or"身から出た錆"系の物語。

    半世紀も前の映画ですが、現代に置き換えても充分に通用する内容でしたね。
    さすが「松本清張」原作作品。

    このシリーズ楽しめそうです。
    他の作品についても、追々、感想を掲載する予定です。

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    監督: 堀川弘通  
    製作: 三輪礼二  
    原作: 松本清張
        『証言』
    脚本: 橋本忍  
    撮影: 中井朝一  
    美術: 村木忍  
    編集: 黒岩義民  
    音楽: 池野成  
    助監督: 恩地日出夫  
    出演:
     小林桂樹 石野貞一郎 
     中北千枝子 石野邦子 
     平山瑛子 石野君子 
     依田宣 石野忠夫 
     原知佐子 梅谷千恵子 
     織田政雄 杉山孝三 
     菅井きん 杉山ミサエ 
     小西瑠美 岩本夏江 
     江原達怡 松崎 
     児玉清 森下 
     中村伸郎 竹田 
     小栗一也 田辺 
     佐田豊 古川 
     三津田健 岡崎 
     西村晃 奥平 
     平田昭彦 岸本 
     八色賢典 小松 
     小池朝雄 早川 
     佐々木孝丸 裁判官 
     一の宮あつ子 食料品店おかみ 
     中丸忠雄 戸山正太郎 
     家田佳子 ハイティーン 
     西条康彦 果物屋の店員 
     
     

  • 因果応報。
    一言、これに尽きる。

    悪いことをしてないつもりでも、
    神様は見てるってヤツです。

    同情はします。自分も同じ行動を取るかも。
    自分を守るか、正義を取るか。
    正義を取った場合の想像も、描かれてる。

    脚本が素晴らしい。

  • 松本清張の短編が原作。近所に住む男が殺人の容疑をかけられる。事件当日、愛人宅からの帰り道で彼と出くわし、アリバイを証明できる立場にいた主人公は、不倫の発覚を恐れ証言しないことに決めるのだが…。追う者、追われる者でなく、目撃者の立場から描くサスペンスは新鮮だった。
     
    60年代の映画のためモノクロだったが、上映時期に関わらずカラーにすべきではない作品がある。その要素として、時代性、暗鬱なテーマ、人間の二面性、があると考えるが、本作含め多くの清張作品は、これらを満たしている。2000年以降も「ゼロの焦点」などが映画化されているし、ドラマでもお目にかかることは多くそれなりに楽しめるが、どこか物足りないと感じるのは、モノクロでないのが理由の一つだと思う。

    80年以降モノクロで撮られている作品は、その意図を考えながら鑑賞すると、より楽しめると思う。時代に逆行することが良いときもある。

  • 日本映画専門CH。
    1960年東宝堀川監督橋本脚本。
    利己主義な人間に下される鉄槌。
    至極真っ当なラスト。
    非常に道徳的な作品であります。

  • まあまあ

  • 夫「原作をずいぶん昔に読んだけど、映像では初めて」
    妻「へえ〜。面白いといえば面白い。原作のほうが面白そうだね」
    夫「清張の作品はどれも時代の流れを感じるんだよね。この作品も例外なく。特に新大久保の昔の街並みは面白い」
    妻「確かに、今のサラリーマンで主人公のように将来が堅い人って少ないからね。街並みもそうだし、家の造りもそうだけど、いろんな意味で昭和の暮らしが見えてくるね」
    夫「清張の作品は映像でも素晴らしいものが多いけど、これは原作のほうがおすすめです」

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