プール [DVD]

監督 : 大森美香 
出演 : 小林聡美  加瀬亮  伽奈  もたいまさこ  シッティチャイ・コンピラ 
  • バップ
3.41
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本棚登録 : 1960
感想 : 283
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988021134293

感想・レビュー・書評

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  • 今回はタイのチェンマイ。美味しいものを食べること飲むこと。穏やかな人々。ゆっくりと流れる時間は永遠の憧れ。

  • タイの美しい風景、自然の中に佇むゲストハウス
    そこに集まる様々な事情を持つ人々、キラキラ光るプールに思いを込めたランタン。
    素敵なエッセンスがたくさんある映画なのですが内容的には美しくない。
    娘さんが自分の気持ちを打ち明けた場面でも
    母親は娘の気持ちが理解できないんですね。
    「あなたも自由にすればいいのに」と不思議に思ってる。
    最後に母が手縫いのストールを娘に渡しますが
    愛とはそういう事ではないのです。
    離れていてもなんて親子関係においては綺麗事です。
    とはいえ小林聡美さんの演技は好きだし、もたいまさこさんの
    只者ではない雰囲気は好きです。

  • やっぱり〇奈の棒とか雰囲気がダメだった。
    海外自体初めてと言ってたのだから、
    そのゲストハウスも初めてのはずなのに
    キッチンで迷わず目的の物を取り出すとか違和感満載。

  • よくわからんかった…
    かもめはかもめ、プールはプール

  • もたいまさこをペロンペロンに舐める子犬♡

  • プールでみんなで歌うところが、泣けた。
    ビー、愛おしいよ。

  • 流れる時間,音,光をきちんと描く.いくつかのストーリーがあるはずだけど,そのかすかな空気だけを拾って,無理に詰め込まない.
    母親に対する娘の反応は,自分の一部分を見ているみたい.人前でうまく立ち回れずに疲れること,それを悔やむこと,感情を冷め気味に出してしまうところもそう.一方で,母親が,娘に責められた時,自分の考えは言ったとしても,最終的にはかわすしかなかったところも,そうなるんだよなと思う.
    何かを得るとき,何かを失うことを受け入れるのもきっと寂しい.その失うものが怖くて,何かを得られない人はたくさんいる.気持ちが良くても,心のどこかに何かを抱えながら生きていくんだなと思う.その逆もあって,絶望的な気持ちになっても,いつかの景色や空気感が自分をふとすくいあげる.大人になったからといって,ひとは完全に近づくわけじゃなくて,そういう物をどちらも持っていく.そういう不完全な自分と向き合って不安定に生きていく.
    それから,一つ一つの選択によって,次第に自分が他人と離れていくこと,それを理解していくんだなと思う.意気投合するのは難しいし,かといって,お互いを尊重して,ぶつからない程度の距離を置いたとしても,心が通いきれない寂しさが残る.そういえば,自分と考えが違う他人とは,どうやって心を通わすんだっけ,と思った.
    東南アジアの日差しの強さや日陰を通り過ぎる風の気持ち良さを思い出した.空に飛ばすランタンのようなものは,盛大にお祭りで飛ばすものだと思っていたけど,ああやって小規模に飛ばすこともあるのかな.素敵だな.

  • アルファ波が出ている…眠くなった。

  • 心地いい映像。
    懐深く優しい、東南アジアの夏の空気が伝ってくる。それだけでいい、と思う作品。

  • チェンマイに、3ケ月ほど住んだことがあるので、
    その思い出にしたろうと見てみた。
    チェンマイの街を走るシーンが、いくつかの風景が蘇る。
    ゲストハウスが、実に優雅で立派。
    テラスが二つあり、そしてプールがある。
    そのプールは、誰も泳がない。
    昼は鳥の鳴き声、夜は虫の鳴き声。
    自然が、たっぷりと漂う。
    空が綺麗だねと言って、みんなが見上げるが、
    その空は、うつされない。
    想像力に任せる手法が、生きている。

    オーナーの菊子さんは、余命半年と言われて、
    3年も生き続けている。
    猫を拾ったり、犬を拾ったり、子供さえも拾ってくる。

    母である小林聡美は、全てを受け入れて、育てる。
    したいことをしたいと思って生きている母親。
    卒業間際の娘は、そんな母に会いにくる。
    一緒にくらいしたいと思っている娘の切なる思いと
    その距離感が、実に微妙である。
    親子は、離れていても、わかりあえると思っている母。
    小さな少年がいることで、反発する娘。
    想いを、ぶつけないで、距離を保つ。
    それでも、二人は徐々に理解をしていく。

    コムローイに、想いを寄せる。
    ゆったりした時間が流れていく。

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著者プロフィール

脚本家。福岡県出身。テレビ局勤務を経て、脚本家になる。2005年「不機嫌なジーン」で第23回向田邦子賞を史上最年少で受賞。脚本家のほか、映画監督や小説家としても活躍。
NHKでは、連続テレビ小説「風のハルカ」「あさが来た」のほか、多数の脚本を手がける。2016年「あさが来た」で第24回橋田賞を受賞。2017年「眩(くらら)~北斎の娘~」は文化庁芸術祭大賞や東京ドラマアウォードグランプリなどを受賞した。大河ドラマの執筆は初。

「2021年 『青天を衝け 四』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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