サイダーハウス・ルール [DVD]

監督 : ラッセ・ハルストレム 
出演 : トビー・マグワイア  シャーリーズ・セロン  マイケル・ケイン 
  • 角川映画
3.84
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本棚登録 : 212
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988126208011

感想・レビュー・書評

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  • 2022/07/14

  • 1943年、メイン州の孤児院で生まれ育った青年ホーマーは、父親のような存在のラーチ医師のもとで「特別な子」として医術を学び、孤児院で女性たちの出産を手伝うと同時に外の世界への憧れを持ち、また、中絶手術を行うラーチ医師を受け止めきれずにいた。

    1944年、中絶のために陸軍中尉ウォリーとその恋人キャンディが孤児院を訪れる。ホーマーは二人のとともに孤児院を離れ、生活のためウォリーの実家のサイダーハウス(リンゴ農園)で働き始める。黒人労働者たちに混じって寝泊まりし暮らすホーマーは、新しい生活に満ち足りた幸せを感じるようになる。やがてウォリーは出征し、キャンディとホーマーは恋愛関係になる。ホーマーとラーチは手紙を交わし、ホーマーは医療の道を頑なに拒みラーチはホーマーが帰ってこないと悟る。

    時は巡り、黒人労働者たちの唯一の女性であるMr. ローズの娘ローズが実の父親の子を妊娠したことが判明。さらにウォリーが半身不随となって帰還することになる。ホーマーは「自分は医者だ」と告げてローズ親子を説得し、堕胎手術を行う。数日後、ローズがMr. ローズを刺して失踪し、瀕死のMr. ローズは、自分は自殺したと告げるよう言い残して絶命した。Mr. ローズの葬儀の日、ホーマーは手紙でラーチの死を知り、キャンディと別れ、サイダーハウスを去る。孤児院に戻ったホーマーは、ラーチの愛情を再確認しその仕事を引き継ぐことを決意するのだった。

    孤児院の子ども達がいきいきとして、それを包むラーチ医師や看護師の深い愛情が尊い。できるだけ感情を動かさないホーマー、深い愛情を持つラーチ医師、どちらも名演技で心揺さぶられる。
    ラーチ医師はヒーローではなかったが、女性を子ども達を愛情深く包み身を削って尽くした。人の役に立つことをせよ、という教え。マイケル・ケインの温かい演技が素晴らしい。対する「特別な子」ホーマー。心臓の病気のため出来るだけ感情を動かさないようにして生きてきた、彼の繊細な感情の揺れを巧みに表現している。正しいことを行うためには時には規則を破れ、新しい規則を作れ、サイダーハウスで学んだことはきっとこれからの彼の支えになるはず。
    オリジナルスコアも美しい。



  • mmsn01-

    【要約】


    【ノート】

  • ひさしぶりに映画を見た。中絶を扱った映画。といっても、中心は青春恋愛映画。メイン州の美しさと、自分たちの規則は自分たちで作るという話が印象的。ちょっと長いが楽しめた。B。

  • トビー・マグワイアがよい。
    良心的な孤児院だけど経験値は低くなるのだな。

    ジョン・アーヴィング原作のを3本発表制作順にみてこれで終わり。本だとまた少し違う感覚なんだろう。

    原作は1985発表。脚本もジョン・アーヴィング。監督は「ギルバート・グレイプ」などのラッセル・ハルストレム(スウェーデン人)

    1999アメリカ
    2018.8.2レンタル

  • 親子愛と成長の物語。

  • 音楽に惹かれて映画を観てみたら とても後味のよい映画だった。思わずすぐに 二度目をみてしまった。
    孤児とか中絶とか 重たいテーマではあるが、登場者たちの温かな人間性が光り、それを抑えている。
    ドクター兼寮長のラーチ先生が とても良い。

  • はぁ〜すごくよかった。

    自分の仕事は何か
    役に立つこと
    筋を通すためなら、規則も破る

    規則を破ることについては、自分も反感を持って観てしまっていたけれど、だんだんその意味が染みてきた。

    嘘、良くないのだろうけど、具体的に役に立てるのに経歴がないだけで認められないのは残念だ。

    でもそうすることが危険を防ぐ、ましな方法だとも思う。

    すごく考えさせられた、いい映画でした。

  • とても良い。自分探しがテーマのお話。
    孤児院の子供たちが激カワイイ。シャーリーズ・セロンがきれい。

  • 正しい行動をとるためには、規則も破る。その場所、時代ごとの“正しい”は違ってくる。規則がその場所に合わなかったり、時代に追いつかないことは多々あると思う。そこで自分は何を基準にして判断するのか。
    よく考えてみるということができるようになりたい。安易に流されたり、闇雲に決めつけたりはしたくない。

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